Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

生活の知恵

2019年04月02日 | 

   バリのホテルの部屋はたいがいオシャレを演出するせいかどこも暗くて、年齢的に小さい文字が見にくくなっている私にはきついのだが、最近、日本のわが家よりも部屋が明るく、安いホテルを見つけて、そこを定宿にするようになった。かつては、冷蔵庫、クーラー、お湯、がホテルの三種の神器だと思っていたが、今はなんといっても「明るさ」である。
  ところがこのホテル、椅子が私の体に合わないのだ。昨日、三時間程度、机に向かってノートにいろいろ書き込んでいただけで、夕方にはひどい腰痛になってしまった。これは明らかに椅子と机のせいである。ということで、今朝から枕を二つ使って仮設ソファーにしてみたのだった。ところが、これが「いい」のである。とにかく楽なのだ。いつの間にか痛みがなくなっている。
   昔の作家が旅館の一部屋を借り切って小説を書いた話はよく聞くが、たぶん、作家は部屋の明るさ、そして快適な椅子と机があったからこそ、名作が執筆できたのだと思う(当然、黙っていても三食出てくる食事もだろうが)。ちなみにこのホテルの部屋には冷蔵庫はないが、まったく困ったことはない。椅子さえ体に合ったものがあれば、もう完璧なのであるが、そうなると、自身で椅子を買って使うしかないのだが、そんなことをするまでもなく、どこかの快適なカフェで仕事をした方がいいに決まっているのだ。

   ちなみに写真は昨日の朝食。このホテルは朝食もなし。しかし、えらい作家と違う私は、食事は自分で調達する。その方が人様に用意していただくよりずっと気が楽である。とにかく人に気を遣うのはなるべく少なくしたいものだ。


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