Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

東大門デザインプラザ(DDP)

2016年12月25日 | 

 ソウルの東大門の近くに2014年3月に誕生した巨大な文化施設が、東大門デザインプラザ(DDP)である。このデザインは、日本の国立競技場のデザインで話題になった故ザハ氏によるもので、その曲線美、機能性、なかなか見ごたえのある建築だ。もしも日本の国立競技場がザハ氏案のままで進んでいれば、この東大門デザインプラザとともに東アジアの二大ザハ・デザインの建物となっていただろう。
 この一見、宇宙基地のような建築物だが、アート、観光、憩いという三つのキーワードから楽しめるようになっている。博物館、イベントホール(この日は終日DJイベントだった)、デザイン・ラボ、デザイナーショップなどなど。また家族連れ、デートなどでも楽しめるような仕掛けや施設が充実している。私たちのような観光客も楽しめるわけで、かなりコンセプトが明確なのだ。今回、ここでは博物館で世界的に有名な韓国のアーティスト、ナム・ジュン・ぺク(パイク)のインスタレーションの特別展をじっくりと鑑賞できた。なかなか彼の作品をまとめてみる機会がなかったので、韓国に来てよかったと思えた展示だった。
 内部は完璧に西洋なのだが、外に一歩でると、屋台と市場が並ぶこの周辺。日本も同じだと思うが、このアジアと西洋の不思議な共存が、まさに今の東アジアの大都市に共通して言えることなのだろう。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。