今月の頭だったか渋谷のタワレコのクラシック売り場の試聴コーナーで見つけたCDが「アルフォンシーナと海」である。波多野睦美(うた)、つのだたかし(ギター、リュート)の実に静かな作品ばかりを集めたCDで、ピアソラ、ヒナステラ、ヴィラ=ロボスといったラテン系作曲家からフランス、イギリスそして日本の作曲家の作品までがならぶオムニバス的な選曲である。
買った直後は、試聴コーナーのマジックにはめられたと後悔したのであるが、このところ、この手の癒し系CDで言うなれば「癒されて」いるのである。特にピアソラの《オブリヴィオン》は、ギドン・クレーメルのヴァイオリンで演奏されたCDで聞いて以来、大好きな一曲である。
この手のCDが必要なくなって、研究室でツェッペリンを大声で歌えるようになったとき、ぼくはまた元通りの「ぼく」に戻るってわけだ。このCDを聞いているばかりじゃ何も変わらないもの。さあ前を向いて進もう!
買った直後は、試聴コーナーのマジックにはめられたと後悔したのであるが、このところ、この手の癒し系CDで言うなれば「癒されて」いるのである。特にピアソラの《オブリヴィオン》は、ギドン・クレーメルのヴァイオリンで演奏されたCDで聞いて以来、大好きな一曲である。
この手のCDが必要なくなって、研究室でツェッペリンを大声で歌えるようになったとき、ぼくはまた元通りの「ぼく」に戻るってわけだ。このCDを聞いているばかりじゃ何も変わらないもの。さあ前を向いて進もう!