Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

爆睡した朝

2016年04月24日 | 家・わたくしごと

 とにかくよく寝た。こんなに寝るなんてまず自分じゃありえないくらい眠った。学生がよく「寝貯め」なんて言葉を使うが、この分だと数か月は睡眠時間が少なくてもやっていけるような気がする。ただ、爆睡とはいうものの、もう夜中の2時半くらからは、眠りが浅くなって何度も目が覚めたし、不思議な夢も山のようにみた。バリなのか日本なのかオランダなのか、時代もいつなのかもうはっきりしない。自分自身だって子どもになったり大学生になったり、もう夢の中で時間を旅し続けた。そういう意味では「疲れた」感もいなめない。やっぱり睡眠というのは、適当な時間が一番なのである。
 朝5時半、もう眠れないとあきらめてベランダに出てみた。ちょうど家の近くのDJイベントを行う会場からにぎやかにお客さんが出てきている。終わったばかりなんだろう。これからおうちに帰って「おやすみ」かな。一日のはじまり、それとも終わり?笑い声が遠くできこえる。起きたばかりの元気のないカラスの鳴き声がそれに混じって、さらには時々通過する車のエンジン音と不思議と調和する。朝の耳はなぜか鋭敏だ。
 急ぎでやらなきゃいけない仕事のことを考えてみた。でもすぐにどうでもよくなった。今日は何をやるんだっけ、と思いだそうとしたが、やっぱりうまく思い出せなかった。すべては寝すぎたせいかもしれない。まだ遠くで若者たちの笑い声が聞こえる…。