Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

鍋とほうきとヴァイオリン作りのおじいちゃん

2013年02月16日 | 

 ロンボックでゴングの調査をしているときに出会ったおじいちゃん。普段は、アルミ製の鍋やほうきを作っていますが、楽器も作ってます。彼の一押しはヴァイオリン。結構作るがたいへんらしい(そりゃ、あたりまえだろう)。しかもおじいちゃん、ヴァイオリン上手。くわえタバコで弾いてくれました。
 ロンボックの伝統音楽のアンサンブルのいくつかにはヴァイオリンが入っているものがあり、西洋楽器がいつの間にか加わっていったようです。ちなみにこのおじちゃん、演奏家でもあり、自分の演奏グループを持っています。
 ゴングの調査で行ったのに、このおじいちゃんからは何らゴングの情報は得られなかったけれど、最後は鍋とほうき(写真の後ろに写っているのはほぼ彼の「作品群」)をくれたし、ヴァイオリンも弾いてくれたので得した気分でした。ちなみに鍋とほうきは大きすぎて日本に持って帰るのがたいへんなので、運転してくれたロンボックのおじさんにあげました。すごく嬉しそうだったし、とっても感謝されました。