Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

カレーを食べた「あつい」夜

2011年06月12日 | 東京
 昨日の練習の後は、「飲み会」ではなく「食べ会」になった。国分寺の駅前でインド系のおにいさんが配る10パーセントOFFのチラシを使って、夏だ!インドカレーを食べよう!ということに変更になったのである(正直、沖縄のように暑いとカレーを食べる食欲もわかないが、そこは梅雨の東京である)。
 北口から歩いて数分のところにPANASなる名前の店がある。インドでは何という意味かわからないが、インドネシア語では「暑い」、「熱い」。たぶん相当に辛くて、汗をダラダラかくのだろうと覚悟して店に入る。こじんまりしているが、結構、客が多い。ちょっと安心である。しかも店の中は節電のご時世の中、若干とはいえ冷房が利いている。きっと食べ物が辛いので、冷房は必要不可欠な条件なのだと一人納得する。
 サラダ、揚げ物系つまみ、など「ビールの友人」をいくつか注文するが「PANAS」になる食べ物は登場しない。きっと最後のカレーでどっと汗が出るんだろうと心の準備をする。そして最後に頼んだカレー。おもわずPANASという名前のせいで、全員、中辛を注文。辛口なんて頼んだら汗が噴き出して、脱水症になる恐怖が頭に浮かんだのである。
 さて、ここからが本日の本題である(といってももう終わりじゃないか!)。実のところ、中辛のカレーは、とても美味しいのであるが、インドネシア大好きのメンバーにはほとんど「辛さ」を感じることはなく、辛みという点からいえば、ぜんぜん「PANAS」になれず、ハズレであった。要するに汗がでる「暑さ」はなんら感じられなかったということだ。しかしである。カレーと一緒に頼んだナンが、「ナンだこれ?」というほどでかいのである。こんなナンはこれまで見たことがない。「苦しい」といいながらも完食。食事会がこのナンのおかげで盛り上がったという点からいえば、クールではなく、十分にホットな「あつい」夜を過ごせたのであった。PANASの意味がようわかったで。ということで、この店は「合格」である。