ヤフオクでゲットした「400MHz帯妨害波除去ろ波器」の周波数特性を測定してみました。まず100MHzから1000MHzにおけるS11, S21の周波数特性を以下に示します。
大域的にみればLPFのような周波数特性を示していますが、431MHzあたりに共振点があります。900MHzあたりでS21が最小になっていて、430MHzのλ/4ショートスタブの周波数特性に類似しています。400~500MHzの部分を掃引した時の画像を以下に示します。
447MHzあたりにS21のディップ点があり、-6.23dBという値を示しています。妨害波除去ろ波器という名称なのですが、BRF(Band Reject Filter)として440MHz近傍のキャリアを除去するには減衰量が小さすぎるような気がします。
八木アンテナ株式会社の銘板が付いているので、アマチュア局用に作られたものではないと思うのですが、どの周波数帯の妨害波を阻止するための製品なのか良く分かりません。
さて・・・これを改造して432MHzを通過帯域とするBPFにすることはできるでしょうか?