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院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

インドネシアからの帰国歓迎会

2008-04-07 08:29:01 | Weblog
 大学の後輩が3年ぶりにインドネシアから帰国した。それで、帰国歓迎会をうちわでやった。

 後輩はインドネシアにカルチャーショックを受けたようだった。現地人は悩むことがないという。どんなに不幸があっても、それは「神の思し召し」ですんでしまう。病気になっても、まず医者に行かない。医者に高い金を払うくらいなら、死ぬのも「神の思し召し」だという。

 イスラム社会の特徴なのだろうか?すべてを「神の思し召し」ですませてしまうのは、かえって幸せなのではないかと思える。

 後輩は運転手付きメイド付きで暮らしていた。外出はすべて車。そうでないと、治安が悪くて危ないのだという。

 給料は手取りで年3000万円。日本の医者より高い。結構、蓄財できただろう。インドネシアは税金が低いから、そのようになるのだという。

 ところが、インドネシア人の収入は、月1万円もあるのは良いほうで、月1000円なんていう庶民がごろごろいるのだそうだ。特に離れ島では、住民はほとんど自給自足で、服も着ないような生活をしている。

 わが国で「格差社会」と言われているが、どこが「格差」かと後輩は言っていた。「格差」といっても、わが国では何10%の単位であるが、インドネシアでは10万倍、100万倍の格差なんだそうである。

 海外生活をしたことのない私には、とても新鮮な話だった。歓迎会場の料理もよく、久々においしい酒を呑んだ。