必殺シリーズ 備忘録

主に各回の名シーンまとめ
※『新仕舞人』『仕置屋稼業』をまとめ中!

第12作 江戸P・必殺商売人 第01話「女房妊娠 主水慌てる」

2016年02月21日 | 第12作 江戸P・必殺商売人



【ストーリー】

りつが妊娠し、せんとりつの主水への風当たりはますます強くなりつつあった。
そんな時、正八は二人の仕置人の姿を目撃する。
その二人の仕置人‐踊りの師匠・おせいと髪結いの新次の周辺を探る主水に、二人も警戒を強める。
一方その頃、興行師の不忍の政五郎が江戸に帰ってきた。
政五郎は金太という黒人を騙して連れてきており、彼を見せ物にしようとしていたのだ。
金太を哀れに思った角兵衛獅子の少女・美代は金太を奉行所で保護するよう主水に頼む。
手筈通り金太は奉行所に保護されるが、先手を打った政五郎によって連れ去られ、ついに殺されてしまう。
「金太さんはおじさんが殺したんだ」と怒る美代を見て主水は仕置人に復帰することを決意し「根津権現にお賽銭を持って来れば、権現様が仇を討ってくれる」と美代に言いくるめる。
この一件を知ったおせいと新次は、主水が美代からお金を騙し取ろうとしていると勘違いし、まずは主水を仕置に掛けるべく根津権現に向かう。

【知ってるゲスト】
斎藤こず恵、小松方正、北見唯一、田中弘史

【名シーン】
①女房妊娠、主水慌てる
   突然奉行所にやってくるせん。
主水「何かあったんですか?」
せん「りつが懐妊いたしました」
主水「懐妊?」
せん「身籠ったのです」
主水「え…」
   喜ぶせんであったが、主水には今後のことを考えて注文をつける。
せん「婿殿、これからは色々と物入り。お手柄を立てて、ご褒美を頂くように心がけてくだされ…頼みましたぞ」
主水「えれぇことになりやがったな、こらぁ…フグの白子が効きすぎたんだ…」

↑ついに種無しカボチャがパパに!

②おせいと新次
おせい「ねぇ、今考えたんだけど、仕置人の足を洗ったのはひょっとしたら間違いだったのかもしれないね…」
 新次「どうして?」
おせい「なんだか急に気が弱くなったみたいでさ、お前さんと夫婦で仕事をしてた時、こんなことなかったもの。
    あの頃は毎日に弾みがあって、生き生きとしてたっけ…泊まっていくかい?いいんだよ、泊まっても…」
 新次「…」
おせい「…」
 新次「いや、帰る」

↑相変わらず色っぽいおせいさん。僕なら間違いなく泊まりますね(笑)

③美代の訴え

美代「だからあたし、金太さんを助けようと思っておじさんに頼んだんです」
   何の力にもなれなかった主水は黙り込む。
美代「おじさんが悪いんだ!おじさんが親方に金太さんを渡すから!だから殺されたんだ!
   金太さんはおじさんが殺したんだ!」

↑ずいぶん芸達者な子供だと思ったら山口さん家のツトムくんの人であったか。

④おせいと新次、仕置人へ復帰
 新次「中村主水って奴はひでえ奴だで。その女の子にこう言いやがった。
    根津権現にお賽銭上げろ、そうすれば権現様が仇を討って下さるって」

おせい「で、承知したのかい、その子?」
 新次「なんてったってまだ子供だ。
    うめえこと言いくるめられて、仲間と貯めた金をそっくり吐き出す約束をさせられちまったよ」

おせい「畜生…どいつもこいつもなんて奴らだい!」
 新次「おせい、おめえが何と言おうと…」

おせい「何にも言いやしないよ!あたしも同じことを考えてたのさ…」
 新次「どっちを先に殺る?」
おせい「中村主水…」

↑主水を仕置するため、復帰を決意する二人。

↑おせいさんも主水にご立腹だ。相変わらず主水さんは敵を作るのが上手だなぁ。

④主水vsおせい&新次
    根津権現にお賽銭(仕置料)を取りに来た主水と正八。正八がお金を取りに行くが…。
 正八「ねえ、ないよ!」
???「旦那…」

    謎の女の声が響く。声の方に向かう主水と正八。
おせい「お賽銭ならここにお預かりしときましたよ…
    権現様の上前をはねようなんざ、悪い了見でございますねぇ。ふふふ…」
 主水「う~ん、こりゃやられたな」
おせい「権現様のバチが当たりますよ」
 主水「どんなバチが当たるんでい、後学のために聞かしてもらおうじゃねえか」
おせい「お望みなら…」
    主水と新次の戦いが始まる。腕は互角だ。隙をぬって正八が割って入る。
 正八「やめろ~!やめてくれよ!
    俺たちよ、これから政五郎って奴殺りに行くんだ!その金仕置料なんだからけえしてくれ!」
 主水「正八!つまらねえこと口走りやがって!」
 正八「だってよぉ!」
 主水「やめろ!来い…」
 正八「けえしてくれったら!」
 新次「そうはいかねえな!」
 正八「けえせよなぁ…」
    撤退する主水と正八…。

↑美人なのでいちいちキャプりたくなるのです、ハイ。

↑主水が同じ仕置人と知るおせいたち。誤解はとけたが、仕事は取られてしまう。

小松方正さんの熊ちゃんプレイ

↑おせいさんとの熊ちゃんプレイに胸高鳴るこの笑顔(笑)

⑥仕事がすんで…
   仕事を取られた主水は夜道を帰っていた。そこに小銭が飛んでくる。
新次「分け前だ…」

主水「…」

↑一応仲間だと認めてもらったようですが、まだまだ距離感がありそうです。

⑦ラスト
秀英尼「人を殺すのはよしましょう。人を殺せば憎しみが深まるだけ…それは愚か者のすることです。
    みなさん、今からでも遅くはありませぬ。心を入れ替え、いつも他人を愛するように努めましょう」

↑主水さんだけに、馬の耳に念仏だこりゃ。