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必殺シリーズ 備忘録

主に各回の名シーンまとめ
※『新仕舞人』『仕置屋稼業』をまとめ中!

第04作 暗闇仕留人 第15話「過去ありて候」

2016年05月26日 | 第04作 暗闇仕留人



【ストーリー】
ある日、石屋に届いた墓石の注文-それは大吉自身の墓石の注文だった。
走り去る怪しい影を追った大吉は、呉服問屋の森田屋の女将・お浜と出会う。
ところが何故か、それ以来大吉は家に閉じこもってしまった。
心配する妙心尼に泣きつかれた主水は、半次に様子を見に行かせると、訪れた半次を相手に大吉は己の過去を語る-。
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若き日の大吉は、世話になっていた和尚の嫁・お浜と恋仲になるが、それを和尚に知られ揉み合いの末、誤って和尚を殺してしまった。
村から逃げ出そうと約束した大吉とお浜であったが、お浜は約束の場所に現れず、結局大吉のみ捕まり島流しになってしまう。
やがて島から戻った大吉は、殺しの元締・惣兵衛の配下となった。
ある晩、惣兵衛からある大店(おおだな)の主人の殺しを頼まれるが、その主人の横で寝ていた女房はなんとお浜!
お浜は大吉と別れた後、森田屋の女房となったが、やがて森田屋の跡取り息子と恋仲になった-その跡取り息子こそ惣兵衛だったのだ。
惣兵衛とお浜は森田屋を乗っ取るため大吉に殺しを依頼し、依頼通り森田屋を始末した大吉であったが(惣兵衛は森田屋を継ぎ、義母であるお浜と夫婦になる)、その仕事に嫌気が差し黙って足抜けしてしまう。
しかしそれは掟破りの行為であり、惣兵衛とお浜の恨みを買った大吉はいつか彼らに殺されると覚悟することになる。
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家に閉じこもる大吉だったが、訪ねて来たおみつが争いに巻き込まれ惣兵衛配下の亥之吉に殺されてしまう。
ここに至って大吉は惣兵衛一味との戦いを決意し、主水たちも大吉を加勢するため立ち上がる。

【知ってるゲスト】
天津敏、石橋蓮司

【名シーン】
①おみつの最期
    大吉の様子を見に行ったおみつは亥之吉に人質にされ、小刀を受けてしまう。
    手当てを受けたおみつであったが、最期の時が近づいていた。
おみつ「あたいが悪ふざけしたもんだからバチが当たっちゃった…。
    だけど…だけどあたい治るよね…糸井さんがいるんだもんね」
    おみつは仕留人たちの顔を一人一人見回す。
おみつ「どうしたの、みんな変な顔して…どこ行くの?…遠くなってく…捕まえてあたいを…捕ま…」
    見守る仕留人を捕まえるように手を虚空に伸ばしたおみつであったが、やがて力尽きる。

↑最近出番のなかったおみつ。久しぶりに出てきたらこんなことに。

↑そこまでひどい怪我には見えないけど、毒でも塗ってあったのか?

↑仕留人メンバーではなかったけど、全員と仲良しだったおみつの最期。

②大吉&貢殺しシーン
    石屋に攻めこんで来た惣兵衛だが、そこには自分の墓石があった。
 大吉「元締、間に合いましたぜ、あんたの墓の注文が」
惣兵衛「なにぃ!?」
 大吉「そこにちゃんと彫ってある…あんたの命日は今夜だ!」
惣兵衛「野郎!」
    殺し合いになる二人。大吉はスキを見せた惣兵衛を井戸に吊るし、心臓を止める。
    そこにお浜が現れる。
 お浜「大吉さん…あたし何にも知らなかったんだ、本当だよぉ。
    ねぇ、あたしゃずっとあれからあんたのこと忘れたことなかった…ずっと今まで…。
    ねぇ、昔のようにあたしを抱いておくれ…あたしは今だってあんたの…」
    大吉の背を抱き誘惑するお浜。
    しかし彼女は大吉を殺そうとかんざしに手を掛ける。
    それを外から見ていた貢の撥が空を切り、お浜の首筋に刺さる。

↑因縁の相手・惣兵衛との決着!

↑地味な顔して好色なお浜の最期。なかなかえぐい死に様。