【ストーリー】
江戸城内の御茶所で盗難事件が発生した。
犯人は盗癖のある高崎公・松平右京亮広正であったが、その罪は茶坊主の高山三山に擦り付けられた。
無実を訴える三山であったが彼はついに斬首され、それを恨んだ茶坊主仲間の河内山宗俊は”切り餅四個”の報酬で、おせいに右京亮の始末を依頼する。
【知ってるゲスト】
芦屋雁之助、小坂一也、須藤健
【名シーン】
①雁之助さん登場
↑第二話、三話とおせいたちの過去が語られる重要エピソードが続きましたが、今回は一息ついてギャグ回です。
メインゲストにはからくり人や仕切人でおなじみの雁之助さん。
この佇まい…一癖も二癖もありそうですねぇ。
②主水&新次の謎コント
今回の事件について話し合う主水と新次(新次は魚釣り中)。
ふと主水が話題を変える。
主水「おい、釣れねえな」
新次「ああ、釣れねえ…」
主水「どうしてだ?」
新次「針が付いてねえ…」
ジャ~ン!SEが入り主水はずっこける(笑)
↑突如シュールなギャグをかます新次。スタッフはどういうつもりでこのシーンを入れたんだろう(笑)
③秀英尼の新商売
秀英尼「皆様方のご家庭で御不用になった品物を、こちらのちり紙と交換いたしまして、
その品物を権現様の御縁日で売りたてたいと思います」
↑秀英尼ってやってることが守銭奴の加代と大して変わらん気が。
④切り餅四個の大仕事!
おせいは宗俊から請け負った仕事を仲間に伝える。
新次「師匠、正直言ってこいつは命がけの商売だ。一体いくらで請け負ってきた?」
おせい「切り餅四個!」
新次「四個?」
正八「百両!」
主水「百両…」
正八「一人あたま25両…」
おせい「命を元手に…どうだい新さん、乗ってみる気になんないかい?」
新次「ああ…」
↑必殺シリーズでもたくさんの隠語が登場する。
「山吹色」とか「毛まんじゅう」とかね。
切り餅と言えばよく目にする25両の小判の束と同じ大きさ!それが四個だから百両だ!
⑤新次&正八のコスプレ
おせいに化粧をされる正八。
おせい「はい、これで出来上がり。わ~きれいきれい!」
正八「ねえ、師匠。一体どうなっちゃってんのよ」
おせい「こうなっちゃってんのよ」
鏡を見せられる正八。そこには白塗りの若侍に仕立て上げられた正八が映る。
正八「ぎゃ~!あ、でも俺意外といい男じゃない!」
おせい「ふふん、どうでもいい男!」
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高僧に変装して高崎藩の屋敷に乗り込んだ新次は、右京亮にこの度の一件を問いただす。
新次「世情の噂によれば、茶坊主衆、御当家に火をかけても辞せずと言う不穏なる雲行き…
不穏なる雲行き…不穏なる雲行き…?」
台詞を忘れてしまったので扇子に書いたカンペを見て喋る新次。
↑だんだん新次のキャラが崩壊しはじめてるような(笑)
⑥おせいのコスプレ
大奥におびき出される右京亮。そこには御中臈(おちゅうろう)に扮したおせいが待っていた。
右京亮を厳しく責めるおせいは突然態度を変える。
おせい「ねぇ、顔見せてぇ~」
面を上げる右京亮。
おせい「うきょうのすけぇ」
右京亮「はっ!」
おせい「噂のごとくいい男」
↑草笛さん綺麗なんだけど、その年でぶりっ子演技はちと無理がある(笑)
⑦右京亮、辞世の句
右京亮は将軍の母君に夜這いをかけるように仕向けられ、切腹を命ぜられる。
右京亮「風誘う 花よりもなお 我はまた 春の名残を いかにとやせん - 広正」
↑浅野内匠頭の辞世の句も盗むアホな殿様。今回はこの人もいい味を出してました。
⑧報酬の切り餅四個!
報酬を受け取るため集まる四人。みんなうきうきして、ついに箱を開ける。
しかし出てきたのは、本当に切り餅四個!!
怒るやら嘆くやら悲しむやら、大騒ぎでエンディング。
↑大金を目の前にすっかり打ち解けた様子の四人。
↑なんというベタなオチ(笑)
↑大金が報酬の時はだいたいこういうオチ!
分かっちゃいるけど面白かったです。