スパゲッティーのパンチョ@渋谷 ★★★☆☆

海外に参りますと驚くコトが多くございます。



ニューヨークで買った緑茶は砂糖入りでしたし、



パリのスーパーではその名も「ミカド」とご大層なお名前の冷凍寿司（！）が売られてましたし、



ウィーンのオペラ座近くの駅のトイレには素敵な音楽を楽しみながらお花摘みができる「オペラトイレ」なる珍奇なトイレがありましたし、



上海の博物館では手荷物検査でペットボトルの水を見咎められ、「危険物じゃないなら飲んで証明してみろ」と警備員に凄まれている方をお見かけしました。



しかし、それはまた逆も然りで、きっとイタリアの方が日本に来てこちらのお店を見ましたら、帰国後必ずネタにするコトでしょう。




パンチョ
そう、イタリアではお目にかかれない、つか日本にしかない珍妙なスパゲッティ「ナポリタン」の専門店であります。




食券を買い求めカウンター席へ。押入れの乾燥剤もかくやな粉チーズに目を奪われ待つコト15分




旨辛ナポリタン（並）＋スープ&サラダ




並で400g。すんげー量です。早速いただきます。




あら、Buono★★★☆☆
もっとケチャップケチャップしたコッテリギトギトなヤツを想像していたら、ドッコイさっぱりとした爽やかなトマトの酸味と甘みで美味しいです。旨辛の名に恥じずピンと尖った辛みが後を引きます。そして、イタリア人も腰を抜かすアルデンテどころか予め茹でられていたブヨブヨ太麺はソースとの辛みが良く、この場合はとっても適切です。




また、粉チーズをぶっかけますとグンと深みが出ますし



味変用の玉ねぎベースのタレを振りかけますと、風味が増して軽やかになります。




うーん、侮りがたしナポリタン。きっと日本人から見た時のカリフォルニアロールみたいに本場の方が見たら邪道なのでしょうが、いつの世も道を外れたところにニーズが発生するものなのかもしれません。。




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