Caril（カリル）@池尻大橋 ★★☆☆☆

遠い遠い神話の時代、ギリシャの森にエコーというニンフが住んでおりました。



エコーは快活な子で皆をお喋りで楽しませるのが得意でしたが、そのお喋りが災いして大神ゼウスの妻・ヘラの逆鱗に触れ、「他人の言ったコトを繰り返すコトしかできなくなる呪い」をかけられます。



可愛そうなエコー。そんな折り、エコーは絶世の美少年ナルキッソスに恋をします。



しかし、彼女には呪いがかかっています。ナルキソスに「なんだお前？」と言われれば、エコーは「なんだお前？」としか話せず、ナルキソスが「変な奴だな」と言えば、エコーは「変な奴だな」としか返せません。



エコーはとうとう失意に耐え切れず山の奥深くに姿を隠してしまい、それ以降誰も姿を見た者はおりません。




ただ、今でも山に向かって「ヤッホー」と叫びますと、「ヤッホー」と返ってきます。コレはまだエコー（こだまの由来）が山にいる証拠なのです。それでは私めもお山のエコーに叫んでみましょう。




日本人の作る「本格カレー」の味の差が分からないぞーーーー！！！





カリル
あの店もこの店もあっちの店もこっちの店もスパイスやら手間やらを惜まず丁寧に作られたコトは分かるのですが、正直じゃあ他店に比べてズバ抜けて美味いか？と問われると「うーん」と唸ってしまいます。




そんな違いの分からない私がやって来ましたのは、今流行りの業態・間借りカレー屋さんのこちら。



折角なので2種盛りでお願いしました。



んで、それがこちら




2種盛り（チキンキーマカレー&ポークカレー）
何とも見目麗しい女子のような鮮やかなご様子。




まずはチキンキーマカレーから。




うーん★★☆☆☆
ヨーグルトベースを謳っているだけあってほのかな酸味を感じ、また鶏胸肉のキーマも相まって非常にサッパリいただけます。が、カレーに求めてしまうパンチに欠け、何か物足りない感じ。。




ポークカレーはどうかしら。




うーむ★★☆☆☆
小さな器にも関わらず柔らかく煮込まれた豚バラ肉がゴロゴロ入っていて、お店側の愛を感じます。が、スパイス使いに迷いを感じ、味に決定打というか主題というか軸が無いように思われフワフワした印象。。。




やっぱり違いが分からないよーーー！！！
エコーは返してくれないのでした。。私めの舌が未熟な様です。。。




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