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ナジャハウス スタッフブログ

フラメンコ衣装制作・レンタルの「ナジャハウス」のスタッフブログです。

贅沢な瞬間

2010年12月02日 | 立川

立川です。

バタバタだった11月も終わりいよいよ今年最後の月を迎えました。

毎年11月は戦闘モードなのです。

やはり公演が多いからで、中でも小島章司さんの公演は半端ではありません。
毎年、全てはスペイン人達が来日してから本格的に始まります。
一流アーティストが集まり、やっと色々な打ち合わせができます。

私の場合は最初に打ち合わせをしてから、
彼らの衣裳と舞踊団の衣裳を作るのに2週間しかありません。

しかも、衣裳の構成を考えるのに、最低3日間はかかります。

そして各シーンで使う衣裳のデザイン画を描き上げ、
再度小島さんやスペイン人達と協議してOKが出てやっと制作に入れます。
ですから実質制作日数は10日しかありません。(本番5日前には仕上がってないといけません)

普通のオーダーの衣裳でも1着4日から1週間かかるんですよ。

昨年の作品「セレスティーナ」は振付構成は今スペインでもっとも人気高いのハビエル・ラトーレでした。

ダンサーの数も多く、いろんなシーンがあり、衣裳の数も当然かなりの枚数が必要になり、
結局10日間で大小合わせて50枚近く作ったり、リフォームしたりしました。

どうやってやり遂げたのか今となっては記憶喪失状態です。
火事場の馬鹿力。ってとこですかね。

ハビエルとは2度目の仕事だったため、感覚は理解できたので全てのシーンのデザインは、
ほぼ一発OKでした。(考え直す時間もないので、ほとんど気迫で押し通した感はありますが・・・・)

その10日間の制作期間の間は全て他の仕事は入れず、スタッフも毎日残業で全員ロボットの
ように動きまわり、じっとしている時間なんて全くありません。
縫製もやり直している時間なんてないので、スタッフも必死ですよ

何とか仕上がった頃には、私もスタッフもヨレヨレで目もうつろ状態になります。

ダンサー全員が出来立てほやほやの衣裳を身につけて、全てのシーンを通して踊るときは
何と言っても一番緊張します。
不具合は見つかれば、何枚でも持ち帰って直さねばなりません。

そのような作業を経て、全て終わって、放心状態で彼らの練習風景を見ているとき
私はとても幸せで贅沢な気分になります。

ミュージシャンもダンサーも必死で本番さながらの練習はすごい迫力で、
それを見ているだけで感動です。
しかも観客は私一人なので、なおさら贅沢な瞬間なのです

本番は本当に素晴らしい出来で、観客席の一番後ろに美術の堀越さんとハビエルと私は並んで
見ていたのですが、3人ともヨッシャーって感じでした

後で聞いたところによると、ハビエルの50本近い作品のなかで
5本の指に入る作品だったとのことです

今年は小島さんの公演がなかったので気持ち的には少しは楽でしたが、
他の公演が重なりやっぱり大変でした

あ~~怒涛の11月が終わるともう一気にクリスマスとお正月です。
今年はどんなクリスマスにしようかな
コメント
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