立川です。
わたくしこの度ちょっとした用で
3日間だけですが、香港に行っておりました。
香港の空港で
4時間ぐらいのフライトで時差も一時間だけ
なので、たいして疲れてはおりません。
それどころか香港パワーに自分も呼応して
すごく元気になって戻ってきました。
香港は超近代的な部分と、まだまだ昔ながら
の雑多な雰囲気が混在していて、人間も超
エリートもいれば、白人も黒人もインド系も
日本人もいろんな国籍の人々が入り混ざり
人相も悪く、いかにも犯罪者って感じの人も
たくさん見かけました。
ウォーターフロントから見た香港の夜景
いろんな雑貨が大量に安く購入できますよ。
2日目に香港ですごく有名な弁護士で俳優
でもあり、レギュラーでキャスターもしている
イケメンの金持ちの男性を知人から紹介いただき
一緒に食事をしました。
名前をケリーさんといい、日本語も堪能でした。
ケリーさんが連載している新聞のコラム。 イケメンだと思いません?
彼の話は面白かったのですが、胸の痛い話も
ありました。
彼には15歳の息子さんが一人いて、その
お子さんはイギリスに留学しているそうです。
香港では教育の競争率が激しく、子供がお腹に
いる時から教育がはじまり、生まれてすぐに
いろんな事を習わせ、小学校では家庭教師が
各教科ごとにいて、その家庭教師が一流の
中学校、高校、大学へと導くそうです。
その競争の波に乗りそこなうと、香港では
オ・シ・マ・イ!ですって。
もちろんケリーさんご自身も上流家庭の教育を受け
そのように育ててもらったそうです。
そんなに家庭教師とかいれば学校なんて行く
必要があるの?って聞いたら、学校はブランド
で、有名校を卒業することは、その子たちの
ステイタスだから、行くんだって。
でもケリーさんは、香港のそんな教育の風潮は
間違っているともおっしゃっていました。
本当は子供はのびのび育てたほうがいいに
決まっている。でも、多くの香港人は分っては
いても、もはや後戻りはできなくて、ケリーさんは
そのことにとても危機感を持っているようです。
出生率は日本より低いそうで、世界一の少子化だそうです。
知らなかったですねえ。
実際、同席していた秘書的な30才代の女性は
未婚だったけど、結婚に対して全く夢を持って
いなくて、結婚なんて馬鹿げているって言って
いました。
だって結婚して子供が産まれたらもう最後。
自分も夫も身を粉にして我が子の教育の為だけに
いくつもの仕事を掛け持ちして学費を稼がなく
ではいけないから。ですって。
中流家庭で子供一人に最低10万円はかかるらしいです。
まあ、日本でもそれくらいかけている人もけっこう
いますけど。
ふう!聞いていて苦しくなりました。
それに比べ同じ15歳の我が子のなんとお気楽な事!
私が香港に行っていた3日間なんて、毎日カラオケ
に行ったとか、女の子達と映画見て鬼ごっこ
してその後はプリクラで遊んだとか・・・・・
鬼ごっこ・・・・・って小学生か?
受験生です。一応これで・・・・・
これはこれで・・・・はあ!って感じです。
香港の光と影の部分を見て感じることもたくさん
ありました。
それでも香港はすばらしい場所です。
中国の影響もそんなに受けていなく、とても自由を
感じ、もっと滞在して刺激を受けたいって思いました。
ただ、地震がない国なので、山の中腹や山頂にも高層ビルが
ニョキニョキ立っていますが、万が一神様の気まぐれで
地震が来たらと思うとぞっとしました。