和庵

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2010年3月の運勢

2010-03-02 | 九星気学
2010年3月の運勢 (3月6日~4月5日)

天の気【己(つちのと/土性・陰)】は「見えないところ」を表し、道筋が明らかになる、示す・記す、倒れたものが立ち上がる、己を主張する……などの意味を持つ。昨年8月、「自分たち」を明確に主張した民主党が政権を獲り、主張しなかった自民党は大敗した。春の気が沸き立つ3月、天の気は倒れているものを起こそうとしているのだから、過去にあきらめたことがあれば「もう一度やるぞ」「私はこうする!」と主張し、そこに整然と筋道を立てていきたい。筋道がつくから記されていくし、必ず見えてくるものがある。まだひょろっとして弱いその決心だが、「私はこうする!」と声に出し、春の気に合わせてしっかり主張しよう。すると、ものすごい勢いで倒れていたものが一気に立ち上がる。2010年は全体的に金融は良いが、3月は株価が一気に下がるし、3月の決算を越せず、4月に生き残れない企業も多い。ビジネスをしている者は毎日帳簿をつけ、数字をきちんと把握すること。3月の決算はとくに大事で、これまでのあり方ではダメだと筋道をつけることができる。一方、すでに倒れてしまった人はここで再生・再起をかけること。反省と刷新に向けて取り組もう。周囲の反対や自己イメージに囚われず、「己」という殻を割って新しい自分を始めよう。するとそこに天の恵み(ツキとチャンス)がある。

地の気【卯(木性・陰)】は双葉を表すから、自分で殻を割って出てきた人は必ずそこに居場所を見つけられるし、今後何をやっていくべきかが決まる。その勢いはとても速くて強いが、真っ直ぐ進まず、必ず右往左往しながら進んでいく。また双葉が開くわけだから、「私はこうです」「私はこうする」と宣誓することが大切。言った者勝ちで、グズグズしているとチャンスを逃す。元気に声を出して、どんどん進んでいこう。また今月は金融が下火になり、見込んでいた収入がなかなか入ってこないから、見込みを当てにするのはやめたい。見通しも立たない、入金もない中で重要なことは「それでも目標が見えているか」ということ。自分の中にある自分の目標はどこへも消えない。どんな状況でも心の中に目標の種を宿し、見えない未来を見ようする人、どんな状況でも元気な人は強い。今月、浮いた儲け話は全部怪しいと見て間違いない。

人の気【一白水星/水性・陽】は「人間関係」「(苦に)陥入する」という意味があり、今月苦しくても目標を持ち、未来をちゃんと見て「やるぞ!」「大丈夫!」と希望の種を持っている人はしっかり声が出でいるし、間違いなく自分の心を立て直している。さらに、そこに筋道がちゃんと立っている。それを天も地も応援してくれるし、その苦労は後で補填されるから安心しよう。人間の苦しみは「今」が苦しいわけでなく、未来を想定して苦しいのであり、それは過去の記憶に起因しているから、メンターに相談して3月中に処理したい。苦労の中で心を整え、切り替えていく作業を一白中宮のときにやらず、いつやるのか。またこのときの苦労は稼ぐために必要な心も作ってくれる。智慧がなく前向きでなく、恨みばかり持っている者は人間関係のトラブルが絶えず、どんどん「貧」となる。一方、財布の中身にとらわれず、明るく元気に従順に、楽しんで歩いている者は心の調和が取れているし、必ず引き上げてもらえる。キツいときほど地道 に、その歩みを貫きたい。


一白水星(S20、29、38、47、56、H2、11、20年の2/4~翌年2/3生まれの人)

70点。中宮にいて運気は強く、その勢いは止まらない。何をしても言っても通るから陰に隠れた人の思いや真心が見えず、つい調子に乗ったり傲慢さが出てしまう。労せず功を得る一方で、批判・戒め・指摘が飛んできたらしっかり受け止めること。これまで心を作ってこなかった一白はそうした批判・戒め・指摘が飛んできていることすら見えないし、来月以降一気に崩れていく。一方、謙虚に努める一白ほど周囲の期待は大きく、責任が重く苦しいが、苦しさがあることが大切。そこに一白本来の力が顕現し、爆発的な人間関係を築いていく。ただし、衰運期にそれが一斉に敵となることがあるから、調子に乗らず、極力身を引きたい。そうやって自分を作り直していく中で金銭的ゆとりやリーダーシップ、意志の固さが生まれてくる。


ニ黒土星(S19、28、37、46、55、H1、10、19年の2/4~翌年2/3生まれの人)

90点。今月はやたらと依頼事が多く、矛盾を感じる二黒土星。二黒はできることだけやっていたいから、依頼されたら拒みたくなるが、そこはひとつ殻を割って「任せてください!」「大丈夫!」といって盛り上げ、楽しませていくこと。従順に後ろをついていきたいタイプの二黒が立場を逆転させ、「ついておいで!」「私がいるから大丈夫!」と言えたら大したもの。たとえ言葉に信憑性がないとしても、口に出すことで人に喜びを与えることができる。言ったらやらなきゃと思う二黒だが、このときばかりは口から出まかせでも構わない。相手を安心させ、ストレスを取ってやりたいのだ。そうすることで数珠繋ぎに人が集まってくるし、人がたまり始める。わかっているけどできないことに、ぜひ率先してチャレンジするのも◎。


三碧木星(S18、27、36、45、54、63、H9、18年の2/4~翌年2/3生まれの人)

50点。3月はガス欠状態でやりたいことが止められるように感じるが、それは今月だけだから、意識的に外へ出て飲んで騒ぎたい。お金はない、人と話すのも億劫、かといって家事するのも嫌……だからこそ自分から進んで楽しみに手を伸ばそう。また家族団らんの時間も大切で、外食でもいいから家族と一緒に過ごしたい。また思いつきで動く木星の三碧は、自分の伸ばしたい方向に行けなければすぐに枝がカクンと折れて諦めを持つ。責任から逃げたい心がそれを助長する。そうした自分を改めるべく、止められたときは「選定してもらっている」と思うこと。すると自分より権威のある人が自分をずっとリードしてくれていたことがわかるし、わかるからこそ、人との距離の持ち方や関わ
り方も見えてくる。


四緑木星(S17、26、35、44、53、H8、17年の2/4~翌年2/3生まれの人)

60点。変化が苦手なわりに気分で方向性が変わるから、周囲からは宇宙人と言われる四緑。人から「できない」と思われることを嫌い、できないのに「やります」と言って、最後に責任を放り出すことがあるが、それでは周囲が迷惑する。できないことをできるようにするためには自分を変える努力が必要だし、まずはできないという思いや不安(=本音)を吐き出す必要がある。また四緑の「お願い」には心がなく、本人は精一杯頼んでいても「できれば頼みたくない」という本音が露骨に表れる。そんな四緑が自分の影(=本音)をきちんと吐けるようになれば、自分がついていくべきリーダーやメンターが見つかる。自分がリーダーをするのではなく、リーダーについて行けばいいとわかるようになる。


五黄土星(S16、25、34、43、52、H7、16年の2/4~翌年2/3生まれの人)

20点。今月南に廻座する五黄は、持ち前の傲慢さが出て止まらない。人の粗がよく見えるから指摘したくなるし、説教癖が重なるから周りはたまらない。口から出る言葉は全部毒となる。もともと五黄は親分、番頭、参謀とあるが、廻座する九紫(南)にはサブリーダー、二番手という意味があるから、今月は智慧の目で、親分のため、自分の仕えるリーダーのためにその能力を発揮したい。謙虚に影役をこなし、親分のために苦労を背負う覚悟ができたら、五黄の人生は一気に花開く。だから目立ちたい、責任から逃げたい心をいったん全部捨ててみよう。それができている五黄は強運で、金銭も人も集まってくるし、座っているだけで安心感がある。3月調子に乗ると4月はきついから、ここでぐっと引いて誰かのために自分を使おう。


六白金星(S15、24、33、42、51、60、H6、15年の2/4~翌年2/3生まれの人)

70点。六白も北に落ちて衰運となるとなかなか辛い。天の星である六白が今月は全く表に出られないし、自ら進んで何かやれば後ろから斬られる。これを「物事が裏目に出る」というが、こんなときは自分から何もしないのが大事。下がっても、周囲から望まれてやるべきことが山ほどあって忙しい。だから腹を括ること。苦労を選び、人の望みに応えていこう。見えないところに、大海に出るための運河を作ってくれる人がいる。しんどくても「楽しいね」と言葉にしてみよう。人と一緒に飲んで食べて楽しもう。また今月はこれまでのことを一旦捨てなければならない。捨てて、次のステージに上がるための決意をしよう。ああしたい、こうしたいという思いは苦労の中で生まれてくる。今すぐ実行に移す必要はない。見えたものがあれば、来月から準備を始めよう。


七赤金星(S14、23、32、41、50、59、H5、14年の2/4~翌年2/3生まれの人)

60点だが、天道を背負い勢いがある。ビジョンを持っている七赤は+20点、ビジョンのない七赤は60点のままだから、ビジョンのない七赤はしっかり準備をすること。一方、ビジョンのある七赤は準備が勝手に整っていく。だが、倒れるかと思うほど忙しい。なかなか明るい顔ができないし、しんどくて寝不足気味だが、そんなときほど元気に声を出そう。とくに朝一番の挨拶は爽やかに。スタートは4月からで十分間に合う。今月、準備は勝手に整っていくから、焦ってなんでもやらないこと。しんどくても、そこから逃げようとか、休もうとか思わなくていい。体力も蓄えも十分あるし、決心も固まった。リーダーとして周囲がちゃんと認めているのだから、周囲の状況に合わせていきながら、忙しくて疲れても声を出していこう。


八白土星(S13、22、31、40、49、58、H4、13年の2/4~翌年2/3生まれの人)

40点(+20点)。八白は一つ理解したら強いが応用が利かず、ワンパターンになりやすい。一つ問題を乗り越えても次の問題が出てきて、全然明るくなれないし、体調もよくない。進むかと思えば進まず、進まないかと思えば見えないところで勝手に進む。思い通りにならないことに参ってしまう。だが実は、普段自分がそうやって人の歩みを止めていることに気付きたい。八白は意外と人に規制をかけるし、囲うように枠を作る。そう教わってきたから、というのは正しいが、時と場合があるし、周りは息が詰まる。3月はそこのコツをつかみたい。八白(山)は普段は凝り固まっていて、行き詰ったときに初めて出せる(噴火)。また山は回りに押し上げられて山となるから、八白は周囲との軋轢で変わることができる。だから成長が遅く見えるが、誰も八白を見捨てない。その陰に隠れた人の思いがわかれば+20%。


九紫火星(S12、21、30、39、48、57、H3、12年の2/4~翌年2/3生まれの人)

70点。内弁慶の九紫は能力が高くスタンドプレーが多いから、どうしても周囲と調和を取りにくいし、孤立しやすい。それはそれでいいが、腐らないこと。周りと歩調を合わせるのではなく、周りのことをちゃんと考えたい。考える余裕が出てくると、家でぶちまけることはない。家で待つ家族がいるからこそ、仕事ができる。それがわかればいい。それがわからないから「自分ばっかり」と腐りたくなるし、ストレスを身内に吐いて毒となる。とくに今月は何かあると「九紫のせいだ」と言われる。それが嫌で、チームではなく自分一人でやりたくなる。また九紫は親分が決まると、その人さえ見てくれたら後はどうでもよくなる。だがここは一つ、全体を動かす器量を身につけたい。そのためには自分が責任を取ると決心すればいい。みんなの責任を私が取る。九紫は責任感が強いのでその苦労を背負えるし、そこには必ず新しい発見があるはず.


 (監修/藤井康夫)

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