4月4日~5月4日まで 気学上の辰四月 旧三月
全体運
天の気・十干(宇宙全体のエネルギー)は【甲・木の兄(木性/陽)】で、「種が硬い殻をバキッと割って芽を出す」という意味から、何かから割って出てくるものがある。地の気・十二支(地球のエネルギー)は【辰・しん(土性/陽)】で「震えながら伸びる・茂る」という意味があるから、軋轢(あつれき)は相当強まっていく。消費税引き上げを受けて、維新の会が強引に伸びていくだろう。とにかく4月はポイントとなる月で、東の【卯】に暗剣殺がかかっているからマスコミの論調は正しい情報を出しづらいし、一体どの声(意見)を聞いたらいいのかわからない。そんな中で今月は反対を押し破って一歩前に出た者、また苦労の多い道をあえて選択している者は正しい道を歩んでいると思って良い。何より人間関係はいつも以上に大事にしたい。景気は悪く、3月決算の苦労が4月に及ぶが、この時期に利益優先はうまくない。とくに調子のよい話には必ず裏があるから、縁故関係や信頼する人間からビジネス性のある話が来ても乗らないこと。また今月は小さなこだわり(見栄・体裁・プライド・不満)を捨てられずにいると、将来的な行き先に向けて調整したり変化したりすることができない。ビジョンを貫き、色々なしがらみを捨てて、これまでを終わらせて新しく始める人は目標に手が届くようになるし、ビジョンを声に出していく人は割れない殻を割っていく。これまでのものを止めたり、止めて変化したりすること、改革することは苦しいが、それを覚悟でやれば巨大な人脈を形成してくことになる。人の気・九星(生命のエネルギー)は【三碧木星・さんぺきもくせい(木性/陽)】で、明るさのある人はツキとチャンスに恵まれる。一方、触られたくないものは隠しても言葉に出るから、そういう意味では心の処理をするにはとても良い月といえる。心は誠実に、積極的に変革していくこと。先が見えず苦を感じるが、人生の基盤作りだと考えて、明るく積極的に地固め・反復をしながら心を磨こう。地味なこと、裏方のこと、面倒なことはとくに一所懸命にやりたい。ここへ来て、東電は一つ区切りを迎えそう。地震はもし日本で起きるなら千葉沖で、水害も。三碧には「震える」という意味から、軋(きし)み方、軋轢が激しくなる。倒産件数は増加傾向にある中、中国もロシアも経済的な局面を迎える。いろんな意味で緊張感のある1ヶ月だ。今月遊び歩くのはうまくないし、油断は禁物。
一白水星
(S20、29、38、47、56、H2、11、20年の2/4~翌年2/3生まれの人)
70点。東で必ず暗剣を背負う一白。元々持っている調子の良さが問題となり、この時期は相手の言葉や思いをくみ取れず、誤解を生んだり冤罪になったりする。しかしそうなるだけの理由があり、自分の世界に浸ってしまうと周りが見えず、横柄な感を与えてしまう。軽い調子で出た言葉がトラブルにつながってしまったり、孤独星ゆえに人との触れ方が面倒そうな印象を相手に与えてしまったり、一白本人に悪気はないからこそ、今月は意識して人の思いをくみ取りたい。そのためには今月、3呼吸置いてから話し始めると良い。来たものにすぐ反応せず、間を置いて返事をすると恵方【甲】となり、これまでの自分の殻を割る難儀はあっても、トラブルは避けることができる。誠意を持っていても言いがかりをつけられることがある一白だから、ここはゆっくり歩くことでミスを避けたい。一白が本来持っている、ふれあいの優しさや人を元気にする力を発揮するためには、一旦間を置いてみること。その間があることで、相手を本当に喜ばせることができるし、調和が保たれる。
ニ黒土星
(S19、28、37、46、55、H1、10、19年の2/4~翌年2/3生まれの人)
80点。不変運の二黒は高運期ゆえに3・4・5月は何となく悶々とするが、今月は二黒の持っている潜在能力「ボソッと言ったひと言で相手に理解させる力」を引き出すのに良い月となる。そのためには反復と、先を読んで物事を考えることが重要で、いつも苦手で逃げてしまうその2つを、今月は何とかクリアしたい。そのためには赤や紫のグッズをそばに置くこと。課題は人によって違うが、全体の意見のまとめ役として全員に連絡を取ったり、声をかけていったりするようなことかもしれない。幹事を頼まれたり、町内会費の徴収に回ったり…苦手なことを何度もやらざるを得ない立場に置かれてしまう。できれば引きこもり、やるべきことも後回しにしたい二黒だが、面倒な役割をいくつも抱えたときには新しい人脈ができており、その人脈は表現の下手な二黒の気持ちを上手く代弁し、理解してくれる人物なのだ。年上なら男性、年下なら女性。また自分自身で改善したいものがあれば、4月はそれを変えるチャンスとなる。
三碧木星
(S18、27、36、45、54、63、H9、18年の2/4~翌年2/3生まれの人)
80点。三碧は南東という高運期の時に実はあまり良くないのだが、今月は恵方のおかげでいつもより過ごしやすいし、ちょうど良い感じ。最大の特徴は中宮(中央)に位置して「八方塞がり」なのだが、本当は「八方広がり」の意味がある。この運期の強い時に調子を出し過ぎると八方塞がりになってしまい、人間関係上のトラブル……とくに金銭にまつわる事でだまされる事があるかもしれない。それはすべて三碧が上ずっていることに原因がある。周りが見えておらず、思慮深さに欠けてしまう。それを回避する唯一の手は何かというと、率先して能動的に建設的に他人の面倒を見るということ。中宮にいて勢いがあるから、どうしても人に関わることが面倒くさいと感じてしまう。しかし本来三碧は世話が上手いから、面倒くさがらずにやってみる。そこに三碧の三碧らしさが生まれ、窮地に陥ったとしても打開策が見えてくる。そのときは1つではなく、いくつも道筋が見えるのだが、正解の道筋は「華やかさ」がキーワード。つまり普段から華やかな物・世界に触れておくことが重要。
四緑木星
(S17、26、35、44、53、H8、17年の2/4~翌年2/3生まれの人)
60点。年の運勢(今年の運勢)上は全般的に強い四緑だが、月の運勢で衰運期を乗り切れるかどうかがカギとなる。責任から逃げない心を身に付けて、最後の一枚余分なものを取り切ることができれば争いは避けられるし、誰かに導いてもらえる。経営者であれば足元が固まるし 事業をしてない人であれば家庭の中が安定する。未婚の人であれば人生の軸が固まってくる。 四緑は地味なことができる星だが、それが気分によるから困るのであって、もしその気分に左右されずに地道なことができれば、きっとそれは苦労の道だろうけれど 大きく脱皮できる。できなければまた、争いの中に身を置くことになる。四緑の橋下徹がここで脱皮できるかどうか。 彼は運が強いので、全面的対決という道を取るというよりも、これまでの過激な発言を捨てて、どこかで話し合って折り合いをつけるかもしれない。やっていることは正しいのだから言い方を変えれば・・・と思うが、しかしあの物の言い方だから衆望を集めるわけだ。ただ人の気は集めたのだからわざわざ敵を作らず、ちょっと落ち着いてもいいかもしれない。
五黄土星
(S16、25、34、43、52、H7、16年の2/4~翌年2/3生まれの人)
20点。今月は五黄にとって少々痛い月で、身ぐるみはがされる感じがするかもしれない。高運期に調子に乗ってしまうと、衰運の入り口で本当にきつくなってしまうから、いかに高運期を調子に乗らず、謙虚に過ごすかがカギとなる。そのために、いかに衰運期で心を作り直したか。 直していないと高運期の陽気に触れて上ずってしまうのだ。自分の心をコントロールできる五黄は高運期を上手く抜けられるし、できない五黄は調子に乗り過ぎて、とくに言葉のミスがすべての根源となって、全部失くしてしまう。また勘違いで「これはいいものだ」ととらえている自分に気づくまで時間がかかるから、スタートを切り、不安から焦る五黄はなかなか自分の価値観を変えることができない。そうした悪い癖が今月、火を噴く可能性がある。五黄は器用だから重宝されるのだが 重宝されるのと上手く使われるのは違うし、運の強い五黄は自分を理解する人が多い。また西にいるときは、どんなに忙しくても、家族と食事を一緒にとりたい。
六白金星
(S15、24、33、42、51、60、H6、15年の2/4~翌年2/3生まれの人
20点。衰運で六白の体が重くなり、体力が落ちて「気」が出にくい。なのに頭が凝り固まっているから、変化したがらない。「剛」(動かない)の意味を持つ六白が動くから、余計にくたびれる。休めばよいのに素直に聞けず、つい無理をする。高運期では気を抜くことができても、衰運気では本来の臆病さが出てしまい、気を抜くことは危険に感じてしまうのだ。今はなるべく自分の意見を通さない。自分が頑張ってしまうのは体裁や不安があるからで、不安からくる主観を通そうとするから疲れてしまうし、「やってあげている」と不満が出る。今月は心の調和が取りづらく、変化しなければならないことがたくさん出てくるから、休めといわれたら休めばよい。そんなに結果は変わらないし、届く距離は同じだから、休んでから歩いたほうが楽なのだ。自分の主観を一度捨てて合わせてみる。合わせられない心を止める。無理に動かず、こじ開けず、裏に引っ込み不満を抑える。休むことを受け入れられない心に問題がある。ズレのひどい六白になると、そうした状況すら現れない。リーダーは表に立たず、ゆっくり花見でもしたい。
七赤金星
(S14、23、32、41、50、59、H5、14年の2/4~翌年2/3生まれの人)
30点。南に廻座するため、「直感」や「パワースポット」など見えない世界やスピリチュアルの世界に傾倒する七赤はちょっとまずいことになるかもしれない。世の中は政局を迎えるかもしれないという時勢において、そうしたものに依存するということは現実を見ることができていないし、人生の軌道から脱線していることに気づきたい。自身の人生に後悔が多いのか、はたまた親に対する恨みが強いのか。どちらにせよ目が曇っているので、理性的になるためには本を読み、学びに行くことを始めたい。一方、学ぶことのできない七赤は仮想敵を作るなどして争いに身を投じていく。どちらにせよ、じっくり自分の心を省みるチャンスなのだ。ビジョンのある人は本を読みたい。経済書や成功本、啓発本ではなく、文学を読んでいる人は豊かな心と表現力を身につけていく。サスペンスやファンタジーもおすすめだ。
八白土星
(S13、22、31、40、49、58、H4、13年の2/4~翌年2/3生まれの人)
60点。北に落ちて八白は、鉄砲水で山がどんどん崩されていく感じ。雨の中で、泥のブロックを積んでいる感じ。体は重いし、仕事は寝られないような内容の事が多いため、日中眠くなり仕事の効率も悪い。今月は同じ過ちを繰り返さないことが大事。八白は、ビビリ癖から周辺状況を整えることだけして、本分と違うことに逃げる。物事をちゃんと直視せず、他の要因を引っ張ってきて、あたかもやっているようにみえるが、重要度が高ければ高いほど、ズレているので結果も出ない。しかも、本分とちがうことをやっているにも関わらず、今を保身するために、論理的言い訳をする。今月は北に天道を背負っているから、この八白の最も弱い部分を作り直すチャンスがきている。だから、ズレてしまうことのないよう、やらなければいけないことをきちんとやること。冒険をするなら、もっと従順に律儀に正確にすることがポイントとなる。
九紫火星
(S12、21、30、39、48、57、H3、12年の2/4~翌年2/3生まれの人)
60点(70点)。三合がかかっているため70点と言ってもよくて、運気は少し上がり始める。ただ年盤上は衰運なので、差し引くと-20点だから、実質は40点程度と思っておいたほうがいい。なぜなら今月の運気の強さに乗って、また横暴ぶりを炸裂してしまうからであり、九紫の一番気をつけないといけないところなのだ。だから今は、裏方に回って人を喜ばせよう。しかし九紫はそこが苦手で、裏方にはなんとか回れるが、裏に回って言葉の問題から毒を吐き、暴君になってしまう。だからここが九紫の正念場、裏方に回って、人の褒めるところをじーっと探すこと。もしくは、歯が浮くような褒め言葉で良いから言ってみることが大事。ここ最近やりたいと思ったことや、これまでやってみようかなと思いつつ諦めていた事を、今月は始めると良い。そうすると、高運気に花開く可能性がある。1つだけでなく、いくつもあると思われるから、それを全部やってみるといい。
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