J友さんから、教えて頂きました。吉田拓郎さんの12日のオールナイトニッポンで、ジュリーが9月30日の大阪フェスのライブMCで、「拓郎さんのアルバム制作のコーラスに誘いがない」と話していたという投稿を読んでいたそうです。
私はコーラスもだけど、拓郎さんに新曲を書いていただきたいな~!希望します✨✨
昨日は京都で、先日開催をお知らせした
「SURVIVE - EIKO ISHIOKA /石岡瑛子 デザインはサバイブできるか 」を見てきました。会場は太秦天神川の、京都dddギャラリー。大日本印刷がやっているギャラリーです。
展示室の入り口
春に東京の美術館で開催されていたものより、かなり規模は小さく、石岡瑛子さんのデザインの衣装や映画(MISHIMA)のセットなど、大掛かりな展示はありません。パルコや資生堂のポスターや、書籍デザイン、雑誌デザインなどが中心です。一部を除き、写メは可能でした。
ポスターに文字なんて書いてありましたっけ。なんと書いてあるのか気になります。
「時代の心臓を鳴らすのは誰だ」
「時代の心臓を鳴らすのは誰だ」化粧したジュリーのヌードと、このコピー。1979年当時の私には非常にショッキングで有りながらも、時代をジュリーが動かしている、揺さぶるのはジュリーだと思わせました。
このポスターが出る前に、森本マネから「ジュリーは今売れていますから仕事がいっぱい、今度パルコのCMに出ます。」と、大阪のナベプロ公認ファンクラブである、リクエストサークルの集会で聴かされていました。聴かされてはいたけれど、実際に目の当りにすると、どこまでやるの?ジュリーと、大いに気持ちがざわつきました。同級生たちからはオ〇マと言われて、男性が化粧すると、オ〇マの一言で一括りにされた時代でした。
「男たちについて語りあう日がやってきた」
会場にいると、パルコや資生堂の女性モデルたちの、強い視線に見すえられているような気持ちになりました。キレイなだけの女性じゃない、ポスターの強い意志を持った女性たちから「あなたはどう感じている?」と聞かれているようです。ポスターの彼女たちの挑むような視線は、例え何十年たとうが、見るものに問いかける力を失わない作品群だと思いました。
その中でジュリーのポスターは、男とか女とか区別する方が不自然。ただ一人の一糸まとわぬ人間がそこにいて、確かにジュリーはこの時代の象徴だったんだと思います。2021年の今の時代に生きるジュリーを、石岡さんが存命なら、どう表現しようと思ったのでしょうか。ジュリーは73歳になり、若く美しい時代から遠くなったけれど、あの頃よりも もっと自由で、もっと解き放されているような気がします。
書籍デザイン等、他の展示もパワフルで興味深いものでした。J友さんと懐かしいと意見が大いに一致したのが、石岡さんの資生堂の化粧石鹸「ホネケーキ」の広告です。亡くなった母が30代40代の頃に使っていて、まだ若かった母の、精いっぱいの美容はホネケーキでした。
いつも思い出すのは白髪の晩年の母の姿ばかりなのに、ホネケーキは若かった母を思い出させてくれて、石岡さんにお礼をいいたいです。当時としては高級なホネケーキの石鹸らしからぬ透明感と、鮮烈な赤い色の記憶は、私の心の中の母の記憶と固く結びついていて、懐かしくセンチメンタルな気分になりました。
個人的にとても興味があったのは、石岡さんと映画監督のレニ・リーフェンシュタールとの仕事でした。大河ドラマ「いだてん」の劇中では、彼女が監督したベルリン・オリンピック「民族の祭典」の映像が流れました。
※dddギャラリーは、日・月・祝日はお休みです。
続く・・・