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京の文化財特別公開

2017年10月07日 | 紀行(建築・桜)

夏の初めに見た「京の夏の旅」京都の文化財特別公開という、JRにおかれていたチラシの写真に惹かれました。※「近代の名建築」や「眺望」「庭園の美」などをテーマに、通常非公開の建築、庭園などの文化財が、期間限定で特別公開されます。

京都といえば寺院や、意外にたくさん残されている近代建築ですが、およそ京都らしくもない この白い丸いドーム屋根の可愛い建物は何?!京都大学花山天文台とチラシには書いてあった。灯台にも似ているような、愛らしくもエキゾチックなこれは天文台・・見たい!と思いながら、夏の限定公開は9月30日まで。9月の終わる直前の先週、ギリギリに行ってきた。公開文化財の全部は回れそうにないので、目指すは「眺望」で行きます!見たいと思っていたところも偶然に観られて良かった(^-^)

まずは丸山公園へ。近くの八坂神社の赤色が華やいだ雰囲気ですが、目的地はこの先にある。

行く途中でホテルのような立派な凝った意匠の近代建築を見つけ、前からずっと中を見たかった明治時代に建てられた長楽館だった。タバコ王が建てたという、ヨーロッパ風のお城のような豪華な長楽館。今はホテルとレストランになっているらしい。中に入りたかったが、この日は中のお店が休みで入れず残念・・詳しくはこちら

       

長楽館のその先に存在を初めて知った、特別公開中の祇園閣があった。塔の屋根は祇園祭の鉾のデザインになっている。

     

祇園閣の中の壁には敦煌の莫高窟の色鮮やかな壁画が全面に描かれていて、とてもエキゾチックだった。お寺の境内には織田信長親子の墓に石川五右衛門の墓もあり、歴史上の人物を身近に感じてしまう、日本の歴史を振り返らせる寺院だった。こちらのサイトで、写メNGだった 祇園閣の中が見られます。

その次はロームシアター京都に行くときに降りる東山駅の隣の、蹴上(けあげ)まで。いつも劇場にいく道の見慣れた風景が見えて、嬉しかったわ。目的地に行く途中にどこかで観たような煉瓦建築が現れて、蹴上という場所だからピンときた。これは関西電力が放送中の佐々木蔵之介さんとCMに一緒に出ていた「蹴上発電所」に違いない。CMを見る度に、立派だないいなぁと思っていたので嬉しい(^-^) でも一般公開はしていないので、外側から見るのみです。

発電所の先にある、東山ドライブウェイの山を上がると目的地が見えた。

花山(かざん)天文台

チラシ写真をみて是非見たいと思った天文台は、山科区を見降ろす山の上に、静かにひっそりと建っていた。今回が初めての公開だったそうです。

アポロ計画の役にもたったという天文台は、山の下の山科に人家が増えて明るくなってしまい星の観測が難しくなって、天文台としての役目は終えた。下の右は天文台の隣に建つ歴史館。

天文台から、はるか遠くに大阪の風景が見えた。↑木々の間のはるか向うに見える風景が大阪です。

歴史館は、かつて河島英五さんのアルバムジャケットにもなっている。長らく修理もせずにほっとかれていたそうで、今の真白で美しいな歴史館の姿よりも、以前はずっと侘しくボロイ姿だけど・・・

1977年ごろなら、河島英五さんも「いくつかの場面」を歌っているのだろうか・・・

 

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