(移転しました)Saoの猫日和/old

saoの猫日和のURLが変わりました。
⇒ https://blog.goo.ne.jp/saoneko0224

②福井フェニックスプラザ

2017年08月28日 | ライブ・公演・舞台

福井県には、もう随分前に行ったきりです。初めて行ったのは80年代初め、社内旅行でした。途中、敦賀の原発施設に寄りましたが、原発は観光資源なの?と不思議に思いました。あれは民間人に原発の理解を広めるための活動だったんでしょうね。福井県は、原発銀座と呼ばれているほどです。その後は永平寺や自殺の名所の東尋坊に行きましたが、もう数十年も前の事です。

J友さんの車で瀬戸内側から、日本海側を目指します。途中、車窓から見る色づき始めた田畑の緑のグラディエーションが実りを迎えて豊かに美しい。若狭湾がその向うに見える。

福井市内に入り、おそらく市の目ぬき通りと思われる道の 車量の意外な少なさに、地方都市であると感じました。車窓から見えた近代建築の、窓を囲む縦の垂直線の連なりと、塔が上に何段も積み上がる 重厚で堅ろうな建築美に 身を乗り出して写メしました。福井地裁だそうです。これだけで福井 フンコー!

戦災、地震と相次いだ惨禍からの福井市復興のシンボルとして,1954年 国内屈指の規模の堅牢なる庁舎建築として建設されたものである。当建築は戦後の裁判所庁舎建築のはじまりとされ、機能面においても当時代最も斬新な裁判所庁舎であるという評価を得ているのだそうです。

昼食は、福井まで来たんだから名物の越前蕎麦を食しますおろし天蕎麦めんつゆに、たっぷりの大根おろしが入っていて、大根の辛みが濃厚で 揚げたての天ぷらと一緒に 美味しくいただきました。

せっかく福井まで来たので、コンサートホール近くの名勝地に寄りました。養浩館庭園、江戸時代につくられた庭園で、かつては福井藩主松平家の別邸でした。数寄屋造りの御屋敷が広い池に映って、暑い夏の日に一服の涼を感じました。

始まるまでにだいぶん時間があるので 会館前の喫茶店に入ったら、混んでいるせいか お水すらなかなか持ってこない。やっと20分もしてから水を持ってきたかな。注文の品は結局30分も経ってから来たんじゃないだろうか。混んでいるので、持ってくるのが遅いんだ、そう思っていました。ところが、福井在住のJ友さんによると、福井はどこの店でも注文が来るのが遅いんだそうです。これで 当たり前なんですと、へ~~ 県民性と言うものがあるのね。お店ではジュリーのヒット曲をずっと流してくれて、そこは良かったです。

会館の駐車場に車を止めたら、目の前の外の駐車場に赤トラが停まっていました。赤トラの上に広がる空の広さが印象的で、これが福井だな。雲の形が、もう秋の雲になっています

一句読みました

赤トラの 上に広がる 青い空 

言外に空が広いのは都会じゃないという意味を込めております・・ 

 

いや、季節感を入れてやり直します

赤トラの 上には広し 秋の空

福井フェニックスプラザという名称は、何かわけがあるのか?と思ったら、福井は水害、戦災、震災と言う災禍を乗り越えてきたんだそうです。日本中どこの自治体も大変な目にあっていて、そこから復興の努力をしてきたんだなと、しみじみ思います。

入り口

多くの観客でロビーはいっぱいでした。溢れる熱気に今日のコンサートへの期待を感じました。結局、10分速く開場したそうです。

聴けば、ジュリーさまは 黒い帽子に 黒いシャツ、黒いリュックを背負い、会場に入ったそうです。

立派な大きなホールにもかかわらず、入ってみれば まさかのパイプ椅子! その意外さにビックリしました。もしかしたら ここで椅子を取り払って、ダンス等の催しをするのかもしれない。会場いっぱいに、キチキチに椅子が並べてありました。お蔭で通路が狭かったです。

続く

コメント