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TV初放送!「喜劇 右向けぇ左!」ザ・タイガース出演

2017年01月04日 | TV・ラジオ・CM・映画

何とTV初放送だったそうです!貴重ですね。 昨日のCS放送「喜劇 右向けぇ左!」 ザ・タイガース出演 犬塚弘、堺正章主演。残念ながらお知らせするには時間がなく、録画だけして今日観てみました。(今後の再放送もあります。)

※粗筋 堺正章となべおさみコンビの主演シリーズ一作目。下着メーカーの係長と部下たちが体験入隊させられた自衛隊の図書資料室で、旧日本軍の埋蔵金の手掛りを発見したことから起こるドタバタ喜劇。当時人気タレントを独占していた渡辺プロの製作であるためスターが総出演しており、タイガースがなんと本物の戦車の上で演奏するシーンも!

という事で、タイガースにしか興味はないので早送りして見ました。マチャアキやクレイジーキャッツの犬塚博さんらが出てきて、ナベプロ所属俳優の総出演ムービーです。他には布施さんらも。

ぶっ飛ばして見るので、筋はわからないながらも、映像を見る限りは正直に言って、タイガースが出なければ絶対に観ない類の映画よね~(-_-;) 何故って、自衛隊の勇ましい映像が延々出てくるんだもん。喜ぶのは、男子の軍事オタクだわ。タイガースファンの若い女の子なら見ないタイプの映画です、間違いなく。

(といいながら、姫路城上空にブルーインパルスが飛んだ時は超嬉しかった)

ジュリーが突如、戦車の上に乗って登場。何ですか?この状況は・・

自衛隊20周年記念の祝賀会の歌謡ショーで歌うタイガースなのでした。

歌うは「素晴らしい旅行」 どこかにいいことあるよ~♪ いつでも自由に暮らしたい♪ 

1970年のタイガースの面々は、デビュー当時のまだ少年の幼さや初初しさを残した表情から、5人ともがすっかり青年に大人になった印象です。揃いも揃って品の有る清々しいようなメンバーのハンサムぶりには、うっとりしました。 サリーが要潤さんみたい

トッポは69年に脱退していて、シローにメンバーチェンジしています。シローのギターは弾いているフリをしているだけだと思います。

映画の公開は1970年12月31日。すでにタイガースの解散が公に発表された後で、そのせいか歌うジュリー以外のメンバーの表情には、明るさが見えず硬い印象が残ります。

中身はまるきり自衛隊の宣伝映画やな!と思いました、なんでナベプロが?自衛隊の宣伝を??

これを読んで合点がいきました。よくわかる解説 →http://www.etcrec.co.jp/tigers/movie06.htm

※抜粋 トーリーとは関係なく、この映画の主な舞台である自衛隊基地での一般解放日? に開催された歌謡ショーのゲストとして唄うという設定。

歌の冒頭では、まず威風堂々たる自衛隊行進の実写フィルムが映し出された後、突如カット・インしてタイガース登場。 青空の下、何と本物(のはず)の戦車の上にメンバーが登って演奏しながら唄うショットだ(さすがにドラムスだけは戦車の前)。 当然に、ビートルズの主演映画第2作 『ヘルプ!』でのシーンを彷彿させるが、この日本においてはシュールと言ってもいい程の、ちょっと信じられない絵柄。 おそらく、渡辺晋社長と当時の防衛庁長官であった自民党の中曽根康弘(後の首相)の深い交流の中で実現したものと思われるが(もっとも、この映画の企画自体がその辺りから生まれたのだろう)、このショットを撮ることは前田陽一監督の希望によるものであろうか(ちなみに、作家の三島由紀夫が東京・市ヶ谷の陸上自衛隊の総監室で、自衛隊に幻滅して割腹自殺したのは、この年の11月25日だ)。

画面では続けて自衛隊の海や空での雄姿も映され、それらがタイガースの映像とカット・バック。 いつしかタイガースもステージ上で演奏しており、メンバー5人それぞれのフル・ショットもある。

1970年は、まだまだ(戦後25年たっていたが)戦争を引きずっていたのだという事がわかりました。万博のあったのも1970年、当時は中学生の私には戦争の影などを微塵も感じたことはありませんが、まだまだ色濃く残っていたのだなと感じました。 いや、思い起こせばH市の街中で 義足の傷痍軍人のおもらいさんが、お金を貰うために地べたに頭をつけて這いつくばっていたっけ・・・何年もその姿を見ました。あれは間違いなく戦争の生き証人でした。 三島由紀夫の割腹自殺もこの年です。 


まだ首相ではなかった頃から中曽根康弘が、渡辺晋さんと交流があった話は聞いたことがあります。

中曽根さんの別荘でのパーティーに呼ばれたザ・タイガースのメンバーが、中曽根氏に名前を聴かれて・・

「ジュリーで~す♥」と答えたところ

「君たちには親につけられた名前はないのか?」と叱られたとか・・・

これが嘘かホントかは知りません。これを読んだ40年以上前には、本当の話しかと思っていましたが、当時からジュリーは沢田研二という本名には愛着と誇りがあったはずだし、賢い常識の有る人だと思うし。今から思えば、タイガースの面々を子供っぽく面白おかしく、記事を脚色したのかも?と思えてきました。記事の真実はわかりません。

中曽根さんは1918年生まれ、今年99歳になるそうです。

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