一昨日、電話があり出ると「○○、今日行こうと思うんだが午後にいる？」（○○は同居していない息子の名）。声の年ごろは息子ぐらいか、しかし違う声だ（まったく、違うというほどではない）。「うん、たぶんいるよ」と答えておくと「じゃ行くから」と息子のようにそっけなく切れた。ピンと来たので、息子に電話して確かめると案の定そうではないという。まったく偶然（たぶん）なのだが、遠くに住んでいる息子が出張で東京に来る前日にあたるので凄いなとも思った。杉並の高井戸警察に電話し犯罪予防係の女性係り員に伝える。名前と歳を聞かれる。「やってきたらどうしましょうかね」「だまされた振りしてまた電話してください」などとやり取り。係さんは、ちょっと待ってくださいと言って、向こうで上司らしいのと相談している。「しっかりしているようですよ」なんて言っているので、「はいはい私はしっかりしていますよ」などと笑って答える。また、向こう側でごちゃごちゃ相談をして、ではパトカーでそれとなく気をつけます、とのこと。もしやってくるとしたら、どうするのかなと考える。「息子さんが会社の大金を落としちゃったので、立て替えてくれるよう頼まれました」とか同僚の振りをしてくるのだろうか。いや、こんな電話で在不在を確かめて、空き巣に入るのだろうか。で、夜まで待ったけどニセ息子は現れなかった。息子を名乗る電話は一年ほど前にもあった。うむうむ。警察さんも大変だがよろしくお願いしたい。
