脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

老健への転院。

2014年11月08日 20時48分45秒 | 近況
今週、精神病院に入院中の母親を、一泊だけ自宅に引き取り、面倒を
看た。食事の用意と薬の管理以外は、下の世話等の煩いは未だない状
態なので、たいして手はかからないのだが、歯茎が痛いと言い出して
近所の歯科医に連れて行った。

診察してくれた歯医者は、どこも異状なし、いつもの心身症・心気症
の症状でしょうという。痛む箇所に麻酔を掛けて貰い、歯石の掃除を
して貰ったが、帰宅してから余計に歯茎が痛み出したという。鎮痛剤
を飲ませたが、あまり効き目がない。この症状だけは、どうしようも
ない。

以前にも記したが母は、頭とか歯に思念が固着しているかのようで、
時折ひどく頭痛や歯痛を訴えるのである。思念又は気掛かりをうまく
散らせないと、そのためにも、体を動かす等日常動作を増やすことで、
余計な気掛かりから離れさせる以外に、治療の方途はないと思ってい
る。(精神科医からは、電気ショック療法の話もあるのだが。)

精神科の病院からは、今月の20日で入院三ヶ月となるので、そろそ
ろ転院先を探して欲しいと言われている。そこで地域包括支援センター
に相談を持ちかけた処、自宅近辺に二箇所、「老健」と略称される病
院付属のリハビリ施設があることが判った。区内で老健は三ヶ所しか
ないが、うまい具合にその内の二施設が徒歩10分圏内であった。

地域センターで問合わせて貰った処、入所の費用は月額12万~17
万円。現在の精神病院が月7万円台なので、少し割高である。勿論、
入所するには空きがなければ転院出来ないが、問題は、母が服用して
いる精神科処方薬が多すぎるので、もう少し薬が減らせないと、受け
入れが困難だということである。

老健は老人ホームではないので、入所許容期間は数ヶ月であるらしい。
何となく在宅介護の実際というのが少し判ってきた。在宅で家族が付
きっ切りで介護をし続けることは、様々な意味で困難である。家族の
介護倒れを抑止するためにも、一時的であれ、患者の面倒見を外部に
委託する仕組みが必要である。

病院や老健、ショートステイ等を利用しながら、家と外部施設とを交
互に行き来しながら、特養ホームの順番待ちをするというのが現代の
介護事情・介護図式のようである。

消費税を値上げして福祉に廻すだの言っているが、老健施設も特養ホ
ームも需要に対して数が少な過ぎる。家庭や家族から介護の負担をい
かに減らせるか、介護退職などしないでも済むよう福祉の充実を図っ
て貰いたい。そのためなら、消費税20~30%(但し、生鮮食料品は非課
税)でも、わたし的には可であるけど。


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