猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

雨の日のものがたりなき散歩かな 今朝9時過ぎに広瀬川に水の流れが戻ってきます

2019-03-05 06:31:47 | あんじゃあない毎日

目覚めたときからあ雨は降っていました。久しぶりに、しっかりと降ってました。
城東町4丁目の路地にも雨、水溜りには電信柱が映ってます。いつもならば朝の見回りに忙しい猫の姿も見られません。

 水止めが続く広瀬川、川底はからからに乾いてたんですけど、降る雨と薄い排水路から流れ込む少しの水で川底にs小さな流れができていました。
広瀬川の春の水止めは今朝(5日朝)まで、9時過ぎには流れが戻ってきます。

  朝食後、JAファーマーズへ野菜を買いに行きました。工事が続いていた広瀬川の護岸工事も終わって、川岸の遊歩道が使えるようになりました。護岸も見るからにしっかりしたし、歩道も広く、川岸の転落防止柵も立派になりました。「安心」で「便利」です。
でもね、このあたりの広瀬川の川底で暮らしていた梅花藻は全滅しました。川底の土砂が工事の都合で入れ替えられましたから。ヒトの「安全」と「便利」のために、梅花藻が犠牲になったんです。
良いとか悪いとか言いたいのではありません。事実を受け止めるだけです。

 

 「ねえ、雛ずしまだ作れる? 作れるのなら2人分欲しいな…」、ユキ子さんです。昼間、舞踊会のことで打ち合わせする人と一緒に食べたいっていうんです。
そいで、材料を見たら、4人前は出来そう、器はわっぱが四つあるから…、卵と牛肉のそぼろを追加製造すれば良さそうでした。「できますよ!」って、作ったのが写真のかわいいお弁当仕立です。

雨は降り続いてました。
ユキ子さんとは別にまちへ出かけました。毎日一定の運動をしておかないといけないって思い込んでいるので、昨日は歩くことにしたんです。
水止めの広瀬川、この風景は昨日で見納めでした。川岸の石積に生えていたヤブマオウやイタドリなんかの枯草はきれいに取り払われています。水止めの間に水路はきれいに手入れをされました。

  塀の上にはスズメです。間もなく営巣の季節、まちにスズメが戻ってきています。
住家の前に並べられた鉢では、モクレンのつぼみが大きく膨らんでいました。

 通りに出ると、雨の中を傘を差さずに走ってくる自転車がありました。歩道上を結構な速度でやってきます。わきに除けてやり過ごしました。怖いです。

中心市街地を一回りしてから、あおい食堂でお昼をしました。昨日はコロッケとメンチをあげてもらいました。そういや、2週間の病院食、揚げ物は出なかったいね、どうしてかな…、コロッケぐらい大丈夫だろうにね…。

 

   道端の植物です。花壇のチューリップ、こんなに葉っぱが伸びてきていました。次のはセリの花みたいです。
そしてヤブツバキ、濡れた葉っぱが光ってました。
スズランデパートにも寄ってみました。小さなセラミック製の生姜おろしを一つ買いました。地下に出店していた金沢の「十字屋」が撤退したみたい、後に別な鮮魚加工品の店が出展準備を始めてました。「かぶらずし」食べておいてよかった…

 千代田町5丁目、昔「萱町」って呼ばれていたまちにある小さなお稲荷さん、「萱町出世稲荷」です。幟が雨に濡れてました。
このまちのお稲荷さんのほとんどは、三河からやってきた藩主とその家来たちと縁のあるものだと聞いています。このお稲荷さんもそうかな…。

二本差しの藩士がお参りする姿を見て、「出世を祈願してるんだな…」って思い込んだ地元の皆さんが「出生稲荷」って呼んだとすれば、面白い話です。まちの人たちの目には、よそからやってきた武士の姿は、タダの「出世亡者」にしか見えなかったのかもしれません。武士とはいえ、タダの雇われ奉公人、お役人だったのかもしれません。
最近のニュースを騒がせている、厚生労働省や文化庁のお役人、事実を曲げてまで「お仕え」しているみたいな気がします。昔もそうだったのかな。
私はね、決してお参りしたことのないお社です。

 

帰りに抜けた三河町の路地、大きな水溜まりができていました。

 電信柱が映っています。石ころを拾って投げ込んでみました。電信柱は大きく揺れました…、でもしばらくすると、元の姿に戻っちゃいました。
雨降りの散歩です。

  春雨やものがたり行く蓑と傘

蕪村の「名句」と呼ばれている春雨の句です。
よく分かりませんが、この句は二人連れの姿を描いている気がします。昨日の私は独り、物語はありませんでした。

 

   夕食は中華料理風のにしました。
鶏の手羽先のスープ、鍋仕立、豆腐とカキ菜、カブ、シイタケに付き合ってもらいました。
白菜のミルク煮は、乾し海老の味にしました。
それと、蓮根のはさみ揚げ甘酢餡かけです。雛ずし用に買い込んだ蓮根が少し残っていたものですから。

 それと、ごはん代わりにワンタンの皮の素揚げ、それとトマトとレタスのサラダでした。このワンタンの皮だけの素揚げ、吉駒伯母さんの大好物だったんです。テーブルに出すとニコニコで、ぱりぱりした食感をしっかり楽しんでいたものです。

  雨の日のものがたりなき散歩かな ヒゲおじさん

 

 直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。
祖母の初代若柳吉駒、そして伯母の吉啓、二代目吉駒と昭和12年から続けてまいりました美登利会を引き継ぎまして二年目を迎えました。
本年の美登利会は4月7日(日)に昌賢学園前橋ホール(前橋市民文化会館)大ホールで、二代目吉駒の三回忌追善舞踊会として開催いたします。
二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。

4月8日の第75回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれます。
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください

 

 「おばあちゃんのほっこりごはん 野村たかあき展」が1月26日(土)から4月7日(日)まで、会場は、前橋文学館の3階オープンギャラリーで開催されています。