猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

わが家の正月料理をご覧いただきます。父と眺めた勢多農林のカヤノキにも会ってきました。

2019-01-02 06:53:40 | あんじゃあない毎日

元旦の朝は、二年参りやら除夜の鐘で寝不足でした。
でも、二男が土産に持ってきてくれた京都の一保堂の「大福茶」をいただいて、二人の息子と一緒に正月料理となりました。
まずは祝い肴、田作り、黒豆、数の子です。

   

そいで、正月料理です。使っている器は、もう35,6年になるのかな、正月料理を作り始めてお重が欲しくなったんです。それで、高崎高島屋で買った会津塗の重ねなんです。
一の重には、金柑、花豆、伊達巻、鬼ガラ焼き、昆布締め、蒸し鮑、小松菜の醤油漬け、イカ人参、叩きゴボウが詰めてあります。紅白かまぼこだけは市販品、後は手づくりです。
二の重は、ローストビーフ、鈴家の赤大根、紅白なます、海老のマリネ、身欠きにしん、鶏チャーシュー、はりはり漬けです。
三の重は、野菜の煮ものの吹き寄せです。12種の煮ものが盛り込まれました。

 雑煮はシンプルです。赤大根、三浦大根、鶏肉、三つ葉です。もちはタケちゃんにいただいた越後は十日町の餅です。

 

 のんびりと10時近くまでおしゃべりしながら食べてました。4人がそろって食事をするのは年に一度のことですから。
それから、朝日町で暮らす、ユキ子さんの両親のところへご挨拶です。

 こちらは、31日に届けた両親用のです。いつもの年だとユキ子さんの弟の家族が帰省していますのでもっとたくさんなのですけど、今年は帰ってこれないというので、二人分、ほんの少量です。
同じようなのを、二人の友人へもお裾分けしました。

 それから、息子たちは日吉町で暮らす私の姉のところへ挨拶へ。これは、姉のところへお裾分けした正月料理です。娘の家族3人が来てますんで、4人前です。みんなで食べてくれたはずです。みんなが、私の正月料理で元旦を祝ってくれてます。

 息子たちが朝日町に戻ってきて、昼食をすませて家へ戻ると、青空に爆音です。
ヘリコプターが頭上でホバリングをはじめました。元旦駅伝がゴールの時間を迎えているんです。

 

赤城山がきれいに見えるだろうなって思って、よく見えるところへ行こうとしたら、勢多農林高校の正門が開いていました。ちょっとだけ邪魔して、正面玄関前のカヤノキを見せてもらいました。
私が子どものころからここにある木なんです。っこで仕事をしていた父と一緒に眺めた木です。

   根方にはカヤの実がいっぱい落ちていました。この木の実も昔は食用にしてたんです。
力強い幹です。美しい葉です。しばらく一緒させてもらいました。

 

   

もちろん赤城山も眺めました。鈴が岳は雪化粧、越後との国境の山脈も真っ白い姿を見せてくれていました。風のない、穏やかな冬の日でした。

 

 勢多農前を流れる佐久間川です。
今年も毎日眺める前橋の風景です。日が傾き始めてました。

 

 路地の正月は静かです。松飾りをつけている家はほとんどありません。晴れ着姿を見ることもないです。羽根つきや、コマ回しをする子どもの姿もないです。
静かな正月なんです。現代の正月です。

夜は、長男がユキ子さんの両親を車で連れてきてくれました。6人ですき焼をいただきました。
息子の家族と一緒に食べる予定で買い込んでおいた食材が無駄にしたくないっていうので、わが家で一緒にいただくことにしたんです。

家族の正月です。今年もみんな元気であんじゃあないとうれしいです。

 

 新年あけましておめでとうございます
直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。

祖母の初代若柳吉駒、そして伯母の吉啓、二代目吉駒と昭和12年から続けてまいりました美登利会を引き継がせていただきました。
二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。

4月8日の第75回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれます。
お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください