都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。論文や講演も。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

東寺にお参り、小子房を拝観

2021-03-22 01:42:33 | 京都

 桜が咲いたとの情報もあり、久々にお参りを。すませて、小子房( https://toji.or.jp/guide/shoshibo/ )の特別拝観(800円)があり参加する。

 1933年の再建で、もとは西院にあり、南北朝光剛上皇の御所としても使われたとある。西側には弘法大師空海が高野山に出立した折に出た蓮花門(れんげもん)があり不開になっている。

 手前には七代目小川治兵衛(植治)の庭がある。この庭は、勾玉のような心字池に滝(ポンプ・アップ循環とのこと)と岩が1つ池面に突き出る。亀島鶴島も、三尊石もない。ただ滝がある。

 建物は、3間四方(但し、スパンは3間、奥行きは3.5間と特殊)の6室、但し、畳割り(21畳)と襖の割があっていない。

 堂本印象(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A0%82%E6%9C%AC%E5%8D%B0%E8%B1%A1 )作の襖絵などが楽しめる。初期のものは水墨画で大人しい画風だ、別のサインもあり興味深い。奥の勅使の間は、正面菊の御紋のある門から玄関を経て、南西奥にある。入ってすぐには鷲の間の鷲がはじめ一羽、次にもう一羽が見えるしかけだ。手前と奥の部屋の間には欄間があり下三分の一のみで上はない。透かしが入っている。このあたりはさお縁天井。勅使の間は、折上げ格天井で床にも段がついている。奥には棚もあるが、周りは派手な絵と金張りでちょっと異界。奥にある印象の「日輪山嶽」は太陽と重なる山並みはどこの風景か興味がある。

 「京の冬の旅」イヴェントの最終日の手前でたまたま拝見できて良かった。


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