都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

ゴッホの耳(バーナディット・マーフィー):入念な調査で実証しているのはアメリカ的

2018-01-31 03:44:16 | 芸術

Van Gogh’s Ear The True Story 

 アメリカ人素人がフランスの地元で色々な資料をあたり、ファン・ゴッホ(これで苗字、ゴッホだけでは特にアメリカでは理解してもらえない)の耳は全部切り取られたという証明をしている。送り先は娼婦でなく娼館で働く掃除婦「ラシェル」ことガブリエルと新事実を明らかにした。

 ファン・ゴッホのアルルでの精神異常と、コミュニティとの相克、自己中心的ゴーギャンとの離反という不安定な精神環境。加えて1886年(パリのアカデミーの時代)に歯を10本失い、独特の歩き方など写実的な人物描写。ゴッホの肉体的苦悩も感じた。                                                                                                          

 ファン・ゴッホは、アルル時代に 後期印象派として位置づけられる「意図的な色の使い方」をしていると分かった。色と形態が抽象化に向かうのはセザンヌとともに印象派後期の特徴だ。5年前、見に行った「烏のいる麦畑」はアルル近くのサン=レミ(Saint-Rémy-de-Provence)の病院を経て、オーヴェル=シュル=オワーズ( Auvers-sur-Oise)の病院の時代だ。この間、4年間で主な作品を描いているのは驚きだ。

 ファン・ゴッホの親族に精神に問題を抱えるものが多いというのも独自の指摘だ。アブサン説を、アルルにはなかったと実証の上、否定している。

 ファン・ゴッホの生涯と精神状態、関係する環境歴史を理解するのに好適。

 ファン・ゴッホの跳ね橋の絵に、小学生時代影響を受けて、書簡集を読んだ。対比して同じく後期印象派のセザンヌに絵画は影響を受けた。情熱と分析くらい違うが両方好きだ

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はふう本店(京都 御所南):お昼の定食のチキン南蛮はうまい

2018-01-30 03:37:20 | 食べ歩き

 師走の28日、12時過ぎに伺うと長蛇の列。マスターも後で聞くとこんなはずではなかったとの忙しさ。

 定食はチキン南蛮(995円)、こってり甘辛いタレに、竜田揚げのもも肉、タルタル・ソース(卵白は除いた)で冷え切ったテニスのあとうまい。ご飯がどんどんなくなる。

タレとタルタル・ソースを白スパゲティに絡めて食べる。

 なぜか味噌汁が煮詰まったように濃い。漬物は市販品でしょぼいのが難点、切り干し大根のたいたんが付く。

 外に出ると、氷雨、大晦も間近

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潮屋(大阪 新梅田食道街):朝のかけそばは230円、葱大目がうまい

2018-01-30 03:33:54 | 食べ歩き

 朝は長蛇の列。かけそばは30円値上がり230円だが、安い。葱大目の注文が多く、卓上入れ放題の揚げ玉に良く合う。1枚の薄い蒲鉾が大阪らしい。

一味をたんまり入れると二日酔いの胃に良い刺激となる。お汁は関西のあっさりお味で軽い。麺は細めでつるつる。

時々食べたくなる

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YONEX EZONE 98 LG:DRから2年で買い換え

2018-01-29 03:42:18 | 趣味

 Lafinoで買い、無料ガットは柔らかの場合お勧めのBabolat Addiction(マルチ・ファイバーは常用の850Xと同じ、但し形状はBrioが近い)を54lb.(冬仕様)で850Xよりちょっと固めでニュアンスは乏しい。

 

 重量は286.5gDR291)、バランス328㎜(327)、スイングウエイト283278kgcm2のため、軽いが、頭が重いのが分かる。実際、上と下が直線に近くなり、角が角張り、Babolat Aero Drive似からヨネックス伝統の「弁当箱」型に先祖回帰した。

 

 今回はBabolat WooferのようにRの付いたグロメットで通し方も上下左右で決まっている。ガットの動きを滑らかにして力を増している。まずは試しにスライス・サーブを打つと、速く、しかも回転が掛かっている。

 

構造はグリップから太いシャフトがフェイスにつながるのがBabolat Aero Drive に似ている。今回、形状は丸ではなく角ばり、そこを補強した感触のフレーム(DRはこの部分が薄い)、面で跳ね返すのから押す力が伝わるのを感じる。ブリッジは8本通しで好きな仕様。

 

一度受け止める打感、回転が掛けやすいのは変わらず。面の安定はあるが、反発は少なく 押してつぶすタイプ。VCOREを混ぜたような感覚で粘りがある。しかし、食い込まれても面で返せる。回転量は多めでドライヴがすとんと落ちる。

 

 受け止める打感はボールとの接触時間が長く、前後・左右の打ち分けと距離のコントロールに加え、今回のモデル・チェンジには「力が伝わる」リニアな感じと体重が乗る弾の飛びがあり技と力の両立となっている。

 

しかも柔らかい打感と、より振動が少ない親切設計、柔らかいガットならより体に優しい。

 

 DREZONEの違いは:

 

 

 

・弾道は回転で更に落ちる、フレームは重みを感じ粘り感があり力が伝わる

 

 

 

・フォアは威力のある速さにドライヴの回転があり、しかもコントロールできる

 

 

 

・バックのドライヴはあっけなく簡単、フォアより面白い、スライスも簡単

 

・サービスは振り切ると速く、回転がかかる

 

・ボレーはスライスを十分かけないと飛んでしまい、地を這うボレーにならない、踏込みで押すと効果的で足元に決まる

 

 全体にDRは丸い面の反発と薄目のシャフトで最後にパーンと飛ばしたが、今回のEZONEは面の安定(スイート・スポットの広さ)に粘りのシャフトとヨネックスのお家芸復活で更に進化した。更なる振動の無さも特筆できる。

 

 コントロール系で飛ばす技巧派だったが、更に力で押せる武闘派の振れるラケットに変身した。しかし、振って重みが増したのも感じる。この辺りは、人を選ぶかもしれない。

 

 3か月後に850Xにガットを替えると、受け止める柔らかさ、反発力(飛び)、ニュアンス(正確なロブ)など、圧倒的にこちらが良い。また、楽しい。

 

 なお、Babolat Aero Drive は固く肘に負担を感じたが、YONEX EZONE 98 LG850Xでは全く感じなかった。

 

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洋食家 ふじ家(大阪 堺筋本町):友人はカキフライにウスター・ソース

2018-01-28 03:39:29 | 食べ歩き

 好評のカキフライ(1,400円)に今度は男性友人をお連れする。なんと、ウスター・ソースを頼むと、小さな入れ物に出てきた。

ちょっと、試すと重めのお味でカキフライには醤油が良いと思った。

但し、マシッシュド・ポテトには良く合う。男2人で、「ポテサラにはとんかつソースかウスター・ソースか」で盛り上がる。

しっかりした牡蠣のお味と歯ごたえが好評

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古潭 サン広場(大阪 梅田):野菜ラーメンは実質値上げ

2018-01-28 03:38:47 | 食べ歩き

 久々に、醤油ラーメン(650円)に茹で野菜(160円)と思ったら、茹で野菜がなくなり、もやし(50円)か葱(50円)のみ。野菜ラーメンは910円が870円になったので、餃子3個(130円)を追加し1,000円。

 野菜ラーメンは南瓜や大振りなキャベツ、セロリや小松菜などがなくなり、キャベツのあら切りともやしのみ。前は大きな烏賊と海老が入っていたのが、今度は5ミリ角位の小さな海老と貝が一応入っている。チャーシューはない。

 前より、満足度と満腹度が劣る。スープの出汁も野菜のうまみがいまひとつ。ニラをもらって、胡麻を大量に入れて誤魔化す。

 実質値上げと思う、野菜ならちゃんぽんのお店が良いかもしれない

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愛と狂瀾のメリークリスマス(堀井憲一郎):アメリカのクリスマスの商業化も調べるといいのでは

2018-01-27 03:42:32 | マクロ経済

 キリスト教とクリスマス、サンタクロースは、八坂神社と祇園祭みたいな関係で派生したと考えられる位置付けではないだろうか。しかもサンタクロースは北欧やロシアとの関連もある。サンタクロースは日本では1906年に広告に登場、1931年アメリカでコカ・コーラのクリスマス広告の名物になり「赤」が定着した。1952年の日本の主権回復以降もアメリカの影響で商業化したクリスマスになったのでは。

 知見は:

・第二次世界大戦前と後は乱痴気騒ぎのクリスマス(というより忘年会か)

60年代子供のクリスマスケーキ

70年代は転換期

80年代ヤングは街へ、パパは我が家へ、83年アンノンでクリスマス特集「男と女のクリスマス」、4年後に男性誌も追いつく、バブルのレストラン・ホテルへ

90年代はクリスマス・ファシズム(恋人たちの日)は消滅

・最近:ハロウィンが流行

 結論として日本はキリスト教を受け入れないとあるが、これは違う。我が国は色々な流行を移入しれ楽しむめる多様性と移り気としたほうが良いと思う。

 クリスマスは商業主義の匂いがする、盛り上げて、習慣にして、様式をつくり、毎年売ろうというものだ

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春日井(京都 五条大宮):天ぷらうどんもうまい

2018-01-26 03:37:59 | 食べ歩き

 愚妻が珍しく「カレーうどんが食べたい!」で再訪。11:202番目。

 今日はカレーうどん(780円)と天ぷらうどん(1,000円)で、かやくご飯(300円)を二人で分ける。

 天ぷらうどんは、太い海老、南瓜、大葉、椎茸、榎茸の5品が別添え。お出しに柚子が一へぎ、葱は浅葱の小口切りに水菜の葉と芸が細かい。

 うまいお出汁だ。椎茸と榎茸は愚妻に。この出汁とカレー出汁のどちらも楽しめるとのこと。やはりうどんは普通のお出しが旨いと思った流石のお味。

 太い海老天は圧巻でなんとも楽しめる。油が入ったお出汁はさらにうまく、かやくご飯とべったら漬けでしみじみ味わう

 うどんならここだ。民家の一軒家は、大阪は江戸堀の木田に似ている

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はふう(京都 御所南):日替わり定食のポークにカレー・ソースはお得

2018-01-26 03:36:42 | 食べ歩き

 平日テニスのあと、12時半頃。すぐに座れた。

 日替わりはポークのカレー・ソース(995円)とお得。ポークはグリルでカレー・ソースに玉葱とゆで卵の繊切(卵白はアレルギーのため丁寧に除いた)。あっさりお肉にソースがうまい。小鉢はあらめ(ひじき)の炊いたん。いつもの冷やしたぱりぱりサラダがうまい。

 ご飯とお汁は普通。漬物はキューちゃん漬けとはりはり漬けの市販品でどうにかならないかな。

 食後のデミタス・コーヒーがうまい

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キーケースに付けていた30年来のヴィクトリノックスを無くしたと思っていたが出てきた

2018-01-25 03:41:08 | 趣味

 キーケースに30年間愛用のヴィクトリノックスのClassic SD (Eddie Bauerで  https://www.victorinox.com/jp/ja///Small-Pocket-Knives/SD/p/0.6223 )が無くなった。ピンセットが子供の刺抜きに役立った思い出の品だ。飛行機では搭乗前に別送になる難物でもあった。

代替に、20年前札幌東急ハンズの開店祝い(今度は退店らしい)に頂いたLeatherman Micra に付け替えた。重く大きいが機能は多い( https://www.leatherman.com/micra-20.html )

と思っていたら、スーツの上着ポケットからヴィクトリノックスが出てきた。

今後は、お出かけに応じて付け替えよう。普段はヴィクトリノックスでトレッキングやサイクリングならLeatherman Micra に、楽しみが増えた

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麺や輝 中津店(大阪):チャーシューメンは嫌味が無く楽しめる

2018-01-24 03:35:45 | 食べ歩き

 寒風の中、口開けで入る。チャーシューメン(880円)はレア風が1枚、他は厚いバラ1枚、厚い肩ロース2枚で脂が溶けきっており軽めのお味で歯ごたえと肉の旨みがある。

麺が中くらいの太さで歯切れの良いものに替わった。前の太目の全粒粉みたいなのが好きだ。

食べていると細めのモヤシの食感が面白い。小口切りの葱も混ざって嫌味のない白湯スープが楽しい。

胡椒や一味をたんまり入れてもあっさりこってり甘目のスープは動じない。どんどんスープを飲んでしまうお味だ。

しかも食後に嫌味がなく清涼感がある

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上海楼 横堀店(大阪 淀屋橋):タンメンは野菜が多く、麺が弱い

2018-01-24 03:35:05 | 食べ歩き

 野菜をとるべくタンメン(650円)に。前はよく通るが奥まった店で歴史がある。ホールの女性も年輪を重ねている。友人は五目麺大盛でこちらは卵を散らしている。

細いもやしが多く、スープも塩味で、酢と胡椒たんまりでうまい。しかし、麺が細くタンメンの感じがしない。

 セットも多く、麺の大盛は巨大でお得。弁当もあり人気がある。構えは立派だが中身は大衆中華。13時からの101番の焼きビーフンが有名らしい。辣油があうと友人から聞く。

 関西にも太麺でしゃきしゃき野菜のタンメンが欲しい

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ロンドン大火(橋竜太):論旨が分かりにくく、整理がない

2018-01-23 03:40:21 | 都市計画

 論文のまとめの転用だろうか、ロンドンの研究を概論としてまとめている。しかし、何のために日本でロンドン研究という目的がはっきりしないうえ、結論もない。最近、このような「新分野を調べました」といいうのが多い。

 しかも、本著ではロンドン大火の後での都市計画の内容の分析がはっきりしていない。前のとおり再築を基本とし、建築規制や、一部エリア改良を加えたのが結論の様だが、その理由、審議がはっきりしていない。何やらずるずる決まったように感じる。都市計画の立場から言うともどかしい。

  つまりは文章のみならず、章立てと結論があいまいだ。また、本文では「一」とあるのが、図では「1」となり分かりにくい。

 さらに、論拠の明確化のため図版、歴史の図表・体系化が必要だ必要だ。

 また、大火後の測量、評価、委員会、立法、火災法廷なども災害の復興としての機能分類の上、仕訳けと論旨・論拠を明確にすべきだ。

 読んでいて何を書いているのかよくわからない著作で、今年読んだ本のなかでも問題だと感じた。ロンドンに関係される研究者と災害復興の関係者以外はまったくお薦めしません

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梅蘭 イオン京都:サンマーメンは五目麺

2018-01-22 03:33:12 | 食べ歩き

 テニスのあと温かい汁蕎麦と思い訪問。寒いからか人出が多い。

 サンマーメンは810円(税別)。もやしが少なく五目麺の様。スープにMSGを感じる。全体にはまとまっているお味。ちょっと太めの麺が良い。もやしより、木耳やキャベツが目立っていた。

 量は少なめで風邪気味で丁度良い。

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わがまま食堂きぃぼう(京都 烏丸):ピントのずれた資本系か

2018-01-22 03:30:44 | 食べ歩き

 一部で評判が良いため訪問。鮪丼の中(1,200円+税)は結構高い。

 青森の大間の鮪が熱いご飯の上にのっかる。山葵があるが少量。鮪は軽くずけにしてあるらしいが、醤油は軽め、まったくうま味の無い鮪だ。鮪は切り目が小さく、端を使っているのだろうか。おまけのとろろをかけても印象は変わらない           

 ご飯は普通で冷ましているのか、酢飯の方が好みだ

 豚汁はお代わりができるが、脂の変化を感じた。大きな鍋に保温している。七味唐辛子を頼むと、金箔入り(奈良産かな)だったが今一つ。凝るなら上七軒の長分屋でも取り寄せるべきで、脂っこいだけ。大体、鮪丼と豚汁というのが理解しかねる。ここまで脂を感じない鮪なら、赤出汁位が良い。

 唯一、良かったのが蕪の漬物。

 店員の愛想は良いが、一食の楽しみを失った

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