都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

大晦日の過ごし方

2021-12-31 15:00:59 | 京都

 29日に蕪6個で作った菊花蕪は丁度食べごろに。葉と茎は漬物にすると野沢菜風でちょっといける。

 30日は白味噌の買出しや蕗の筋取りなど孫守をしながらゆったり。埃が気になっていた飾り棚のワイン・グラスなどを洗い、棚を拭く。横の飾り棚にあるコンコードで買ったねずみたち( https://weeforestfolk.com/ )や水族館関連の水族や海獣、ディズニー関連などを並べなおしながら棚を掃除する。荊妻はお節の煮しめ、黒豆、叩き牛蒡などを作る。孫は暖かなベランタ゛の人工芝ではいはいの練習やボール遊びがお気に入り。

 

 久々に大晦日には下の子供の帰洛。朝はヨーグルトのみにした2年ぶりに田中鶏卵の出汁巻きに歩いて行って並ぶ。錦の下がったとこが、上がった西側の駐車場にディズニー方式でならぶ。7:28に並ぶと7番目、8:25に整理券配布、8:45から販売。前は一人3本までだったが無制限になった、三密回避のためだろうか。2本購い、2,060円(2年前と同じ値段)

 出汁巻きを置いて、出町柳のふたばに餅の受取り。雪が舞い寒い。小餅1Kg2,700円、黍なども買おうとしたが品薄で買えなかった。来年は注文時に頼んでおこう。

 Suinaのモリタ屋で10時開店と同時に、ロースト・ビーフや牛肉・豚肉を買う。

 昼は、恒例の年越し蕎麦を三条尾張屋で食べる。孫がいるため五月雨で訪問。お腹が空いて11時開店に行くが混雑している。お昼の定食を千円で楽しむ。

 冷えた体に、お酒で温まり昼寝しながら探偵ナイトスクープで笑う。横で荊妻がお重を詰めている。

 孫を見ながら、紅白歌合戦を横目で見て寝る予定。

 よいお年を

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丸長中華そば店(東京 荻窪):チャーシューワンタンメンはチャーシューがうまく、ワンタンが山ほど入る

2021-12-30 02:12:02 | 食べ歩き

 10時から並んで口開け。11:05開店で、チャーシューワンタンメン(1,050円)にする。目の前には豚足などがぐらぐら炊かれている寸胴鍋。おじいさんがゆったり動き、2人の若い女性が補佐する。常連はビールを飲んでくつろいでいる。

 20年ほど前、つけめんがうまいと聞いて訪問したが、あまり感心しなかった。チャーシューが一杯だった覚えがある。

 チャーシューは醤油味が濃い。厚いロースは噛みしめがありうまい。これが2枚程。バラのチャーシューも4枚入って脂が甘い。底から肉ちょっぴりに皮がうまい大型のワンタンが10個くらい入っている。

 麵は太目でしなやか、うまい。メンマが変化として楽しめるお味と歯ごたえだ。

 スープは炊いているのに澄んでいる。あまりうまいと思わなかった。辣油は向かない。胡椒が合い、最後は酢を入れて楽しんだ。

 ちょっと期待外れだった

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モーツアルトを聴く、そしてクリスマスの曲を

2021-12-29 02:14:33 | 趣味

 明るいうちは、初期の四重奏をイタリア・カルテットで聴くのが一番多い。次はグルーミオ―の3重奏、そしてL’Archbudelliの古楽器が多い。

 Klemperer 指揮の交響曲は、ジュピター、パリ、リンツなど後期を夜にしみじみと聴く。

 そして、クリスマスでもあり昔集めたクリスマスの曲を聴く。92年から新浦安に転居し新しい同僚を集めてシャンパン呑み放題の例会を繰り返した。その当時のCDを聴く。Time Life の2枚ものは名作を集めて聴き応えがある

 音楽から想い出が忽然とよみがえる、あれから29年か、一世代だ

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そばよし 京橋店(東京):天ぷらそばがなくかき揚げは重かった

2021-12-28 02:11:01 | 食べ歩き

 ホテルの近くで便利。天ぷらが無く、やむなくかき揚げそば(440円)にしたが結構油こい。麵は細目で腰があり、出汁も上品、座ってゆったり。

 東京の立ち食いソバはうまい

 

二日酔いにもり蕎麦が良い

 次の朝もこちらに。二日酔い。もり蕎麦320円にする。

 蕎麦がしっかり腰とエッジが建っており香りもある。汁は嫌味がない。葱の切り方が乱雑だが大盛で満足。

 二日酔いの朝に最適、安い

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「強欲」のアベノミクスの裏側:2013年からの国交省統計書き換え

2021-12-27 02:13:16 | マクロ経済

 アベノミクスとは、2012年12月26日からの第2次安倍政権に伴う。これと整合するように国交省の統計データが書き換えられ、「ゲタ」をはいていた。(金額やGDPへの影響の詳細説明はない)これはGDPという経済統計を愚弄するものであり「誰の指示か」は推察できる。

 モリカケ桜など安倍政権の胡散臭い利権問題の解明を期待する。

 なお、アベノミクスとは日銀を「打ち出の小槌」として使ったまやかしだ。低金利は金利の個人から国への贈与であり、円安はインバウンド・ツーリズムとホテル・旅館のオーヴァー・ルームを残した。GDP、生産性や給与は伸びていないのがその証で、利権政治だった。

 民主党政権は無知蒙昧な「悪夢」なら、安倍政権は利権と恫喝の「強欲」だ

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煉瓦亭(東京 銀座):カキフライがうまい、別キャベツが値上がった

2021-12-26 02:37:01 | 食べ歩き

 宇ち多゛の後、4時半の開店に合わせ入る。5代目店主の木田浩一郎さんに挨拶して、還暦の時に作った五山送り火と柿の絵葉書を差し上げる。

 2階に案内され、サッポロビールを飲み、カキフライと別キャベツ(裏メニュー50円が300円に値上がり)を楽しむ。

 牡蠣は長細くからりと揚っており、香りも歯ごたえも良い秀逸なものだった。

 友人とゆったり話して徒歩で京橋のホテルに帰る、便利だ

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日の出が遅くなる、日の入りは最も早い

2021-12-25 02:47:47 | 京都

 気が付くと師走であわただしい。京都では、中旬頃(冬至の1週間ほど前 https://www.nao.ac.jp/faq/a0104.html )日の入りは最も早くなり16:47( http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/ )、日の出の最も遅いのは冬至の1週間後に7:05になる。夏は日の出の早い日と日の入りの遅い日が夏至のそれぞれ1週間前と後になる。これは、夏至、冬至とも南中時刻が遅れていく時期だからだ。( http://tma.main.jp/sunrise/index.php#scroll )

 夏は朝日と暑さで目が覚めるが、冬は窓も閉めてカーテンもあり早起きしないと東山と朝日、雲や霞を楽しめない。朝焼けは夕焼けよりも明るく色が薄いように思う。空気が澄んでいる

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宇ち多゛(東京 京成立石):常連の店、元気なシルバーが皿を重ねる、会話なく食べる

2021-12-24 02:34:34 | 食べ歩き

 14時半開店になっていて、栄寿司の前に40分前に並ぶと丁度最後の席になった。常連が仕切る。

 一発で初回の客と分かったようで親父さんは親切。生のテッポウ(うまい)とシロから始め、ビールで乾杯。煮込み、レバータレ、アブラ塩、白タレ良く焼き(これがうまかった)、御新香お酢だけを2つ

 焼酎あわせて5杯、日本酒2杯などで4,400円。みんなもくもくと食べて、話をして声が大きくなるとご主人の注意が入る。それにしても常連のシルバーは毎日ならんでいるのか同じルーティンで10皿は平らげている。焼酎もぐいぐい。夕食は要らないと思う。

 立石の呑兵衛はシルバーでも元気だ、なぜか、京都は千本の江畑に雰囲気が似ている。駅の南北は再開発予定のようだが、お惣菜やフライ屋など多く、しかも安いのには驚いた。

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30年経っても日経はエクイティ・ファイナンスが割安との記事:株価誘導のバイアスか

2021-12-23 02:40:13 | マクロ経済

 一般的に、エクイティ・ファイナンス(株式)は、デット・ファイナンス(社債)より割高になるのは投資家が負うリスクからして当然だ。89年ごろ、MIT Sloanで学んでいた頃、近くにリクルート運営の日本人サロンがあり日経新聞があった。記事に「エクイティ・大ナンスは0コストの資金で、社債は利払いがあり不利だ」とあった。MIT Sloan に帰って学友に話すと「それが日本のQuality Paperか!無知が信じられない!」との当然の返答だった。

 2021年12月14日 Deep Insight(オピニオンhttps://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD0838Z0Y1A201C2000000/ )に中山敦史( https://school.nikkei.co.jp/lecturer/article?tid=NBS62Z )が「80年代~高金利~日本企業は高い株価を背景にエクイティ・ファイナンスで調達した安い資金」とまたまた間違っている。大体、上智大外国語学部卒という経歴の社員にファイナンスを語らせるのは如何なものかと思う。

 エクイティ・ファイナンスは株価上昇や配当込みのリターンであり一概に「高い株価」だと安いというのは間違いだ。しかもバブル前の80年代は円高対策のため低金利( https://www.iecon.jp/loan/loan_kinri.html )でバブルの要因になったのは周知の事実で、当時は「高金利」ではなかった。また、バブル(株価暴騰)が顕在化してから90年以降政策金利が上がったのは「プラザ合意以降の日本経済とバブル」として分析した書籍・論文も多い。お読みになっておられないのだろうか。

 その後の記事にある「金融敗戦」とあるが、デフレ時代、日本での実質金利(Real Interest)の低さは、円調達での日本不動産投資の多さを見ても分かる。つまり、不動産利回りと調達金利の鞘取り(Spread)が大きいからだ。金融の常識を疑う。しかも、また聞きのような記事でもある。

 ファイナンスも経済史も知らない人間に日経は記事を書かせるのかと呆れる。しかも、エクイティ・ファイナンスについて30年前の間違いを繰り返している。

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栄寿司(東京 京成立石):江戸前の仕事がある寿司、立ち食いだが高い

2021-12-22 02:33:59 | 食べ歩き

 11時過ぎに行くと行列で7番目、20分ほど待ってカウンターでお茶。鮪と小肌は江戸の味。穴子と蝦蛄も仕事がよく、とろけるうまさの煮穴子と歯ざわりがよく卵を持った蝦蛄はやはり東京に限る。蛤も良かった。煮ツメがうまく身が厚い。最後に再び穴子を堪能する。

 親切で楽しい、但し12貫で2,820円と立ち食いにしては高い

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帰洛でゆったり、テニスで活力

2021-12-21 02:37:53 | 京都

 一日2万歩近く歩いて、5日間。呑み続けもあり帰洛後は一日孫と遊ぶ。

 翌日は元気に朝からテニス。午後は溜まった本を読み、まとめる。鹿島茂のパリ万博をまとめていると2時間。ゆっくり、ブラームスのピアノ協奏曲2番をポリーニ、ウイーン、アバドで聴く。

 たまの旅行は面白かったがあっという間に感じた。年齢の逆数が時間の体感に近い(年齢に比例して時間速度が速くなる)のをひしひしと感じる。小学校1年生の夏休み1ヵ月と少しが今の1年に相当する。

 テニスは馴染みが多く楽しかった。久々に同業の方ともお会いできた。やはり、テニスは楽しい

 

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誠養軒(京都 北野天満宮):入るのに勇気がいるが、餃子や麵はなんともうまい

2021-12-20 02:31:24 | 食べ歩き

 千本から北野商店街( http://kyotokitano.com/ )を上がり、妖怪ストリート( http://kyoto-taisyogun.com/ )の入口北にある古い長屋に店はある。20年位前を通っていたが12時開店のためずっと閉店だと思っていた。

 近くの長文屋に七味などを買いに出かけた折、12時に入ると、先客にシルバーのご夫婦が。中はテーブル2脚、カウンター2席と狭い。おじさん一人で切盛り。カウンターあたりにナショナル・ジオグラフィクスや京都案内本など積まれ親戚のおじいさんの居間みたいな感じだ。カスターもあまりきれいではない。

中華そば(660円)と餃子(8個 390円)にする。水は右奥のサーバーにコップもあり自分で入れる。

 餃子を包み鉄板で焼く、焼き上がりが早い。卓上の酢と醤油(辣油はない)で食べる。皮が薄くしなやか、野菜が細かく、ニラとニンニクが効いてうまい。京都の餃子のなかでの白眉というべきものだ、驚いた。

 中華そばは、古典的な澄んだスープはあっさり、胡椒がかかっている葱とモヤシがしゃきしゃき、モモのチャーシュー2枚は固いが味わいがある。メンマもくきくきと味がある。

 麵はしなやかで粉のうま味があるが柔らかめで京都らしい。何故か卓上には胡椒はない。一味などはあるが。

 常連のお店で観光客向けではない。常連には味噌ラーメンや焼きそばも人気だった、餃子はまた食べたい

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災害リスクの心理学 ダチョウのパラドックス(ハワード・クンレイター 、ロバート・マイヤー):災害の保険から、行動経済学、誘導策、政策まで幅広い

2021-12-19 02:50:12 | 都市計画

 なぜ、災害の起こるところに、災害の後でも住むのか。また、個人での対策費用の出し惜しみはなぜか。誘導策や政策としての規制はどうあるべきかを分析している。

 わが国でも、宮古市の1933年地震の碑が「~此処より下に家を建てるな」とあったが守られなかった。遊水地を宅地化し洪水の頻発や造成の課題での土砂崩れなど、都市計画的にはこのようなエリアは安い地価(危険性があるから)でスプロールの発生と住宅化という問題がある。

 本著は都市計画ではなく経済学だが、災害防止の方策として卓越した見識だ。今後の都市計画は経済学との連携が必要だと切に感じた。

 知見は:

・6つの被害を生む心理的バイアス→行動経済学で言われている項目だ

①近視眼的思考壁:遠くの災害から守る便益と、目先のコストや労働、双曲割引に似る

②忘却癖:災害の教訓を忘れる

③楽観壁:将来の災害を過小評価する

④惰性癖:不確かな災害対策なら現状維持

⑤単純化癖:リスクの一部分だけを取り出し、関係する諸要因に注意を向けない

⑥同調癖:他の人に合わせ自分の行動を決める

・時間解釈レベル理論:時間が近づくと楽しみにしていた旅行でも準備が面倒になり嫌気がさす

・災害の後、買い上げをしても、空き地は「安い出物」とみなされ建築ラッシュになり災害のサイクルが動き始める

・初期設定→ナッジ( https://en.wikipedia.org/wiki/Nudge_theory )に近い、損害保険加入や災害対策への誘導政策

・確率論:100年に一度の洪水なら、25年で22%以上起こる(1-(99/100)25)と具体的に示すのが良い

・極性化効果:オピニオン・リーダーが群れを率いる、群れは賢明さにかける、つまりはパンデミックの噂の拡大やワクチン接種の危険性のデマなど広がる

・行動リスクの管理

①バイアスのリスト・アッフ゜:なぜ災害リスクの備えをおろそかにするのか

②リスク認知への影響:バイアスがリスク過小評価とどうつながるか

③災害準備への影響:歪んだリスク認知が災害準備計画に与えるマイナス効果の評価

④対応策の設計:③におけるエラーを克服すとため誘導できるインセンティヴと説得の計画

・行動リスク監査:上記6つのバイアス別にリスク認知に対する影響、災害準備への影響、対応策のマトリクス(表)を作る

・政策のデザイン

①実効性の高い規制と基準:建築について

②区分け事業:再建の要求のあるなかでの建築制限エリアを区分け

③住宅移転のための土地買い上げ:引越にまつわる、経済・コミュニティへの補助・インセンティヴ

④長期節税効果:減税(あるいは上乗せ)で誘導

 

 都市計画関係者は一読に値する

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とんかつ おくだ 仮店舗(京都 元田中):しょうが焼きで満腹、学生で賑わう

2021-12-18 02:44:36 | 食べ歩き

 建て替え中のため、その前にある仮店舗に訪問。狭いがカウンターとテーブルは前と同じ構成。塩も多種類置いてある。(とんかつはドゥミグラス・ソースが基本のため、これを断らないと塩が使えない)

 しょうが焼き定食(980円)は、大きな肉、8切れに甘いタレにからむニンニクと玉葱がのり、さらに小口切り葱がたんまり飾られる。付け合わせはキャベツとポテト・サラダ、芥子が横に。大盛なごはん(更に大盛も無料)、赤出汁、黄色いタクワン2切れ。

 肉に芥子を塗り、甘目のタレで対比する。ご飯がすすむ。赤出汁も今日のは出汁が効いている。最後はタクワン2枚で〆る。

 お腹一杯になる。前はご飯大盛だったのだが。烏賊京の学生が多く、カツ丼の大盛(上はカツ2枚)が人気で元気を感じる。近くのハイライト食堂や、東京の早稲田あたりより値段は高いが、おいしく丁寧だ。

 夕食が要らないくらい満腹になった

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堀川新文化ビルヂングを見る:西陣の観光を丸太町から北野白梅町で考え拠点としてはどうか

2021-12-17 02:49:12 | 都市開発

 堀川通は第二次世界大戦末期に防火帯として建物移転の上、整備された(建物疎開 https://www.jstage.jst.go.jp/article/aija/76/666/76_666_1509/_pdf )。その後、西側に鉄筋3階建ての堀川団地が整備された( https://kyoto-juko.jp/horikawa/html/page1.html https://www.horikawa-shotengai.com/%E7%89%A9%E8%AA%9E )

 バブルの頃には古びた団地だと思ったくらいだから、それより30年経ち再生の動きがある。この堀川新文化ビルヂング( https://horikawa-shinbunkabldg.jp/ )は堀川団地再生事業の公募型プロポーザル( http://www.pref.kyoto.jp/jutaku/documents/horikawavision.pdf )の結果、「京都府が実施した堀川団地再生事業の公募型プロポーザルにおいて、2017年4月に(株)大垣書店が事業受託者の選定を受け」、借地の上で、建物建設と運営を行うスキーム( https://www.constnews.com/?p=33539 )で開業となった。なお、南側の堀川団地についても整備の上テナント募集がなされ今時のテナントが入り、旧来のお店と混在しながら商店街として変貌している。

 

 堀川新文化ビルヂングは2階建て、1階は大垣書店とカフェ。一乗寺の恵文社( https://www.keibunsha-books.com/ )程の趣味性がないが明るい本屋で良い。このあたりには本屋がないから貴重だ。2階はギャラリー、誰もいなかった。駐輪場もあり便利だ。但し、公共交通機関はバス頼みだ。

 西陣は路地や長屋も多く歩くか自転車で楽しめる街だ。このビルを拠点に観光が進むと良いと思う。織成舘( https://orinasukan.com/ )や千本釈迦堂、北野天満宮まで観光マップ( http://www.kyotokanko.co.jp/kyoto/nishijin/map.html )でも「穴場観光」として街の発展と観光客の分散が図れると思う。桜の名所なども多く、近くの美齢や福住など中華もうまい。

 不便を逆手に取って、丸太町から北野白梅町まで歩いて楽しめるコースの用意とデジタル案内があると人気になると思う。このビルで一休みできると良い。

 流通の下京は人で一杯、生産の上京・西陣に光をあててはどうかと願う

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