都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

大晦日(おおつごもり)の景色

2008-12-31 20:48:53 | 都市生活

 朝8時から錦の田中鶏卵に並ぶ。前の4人の奥様方は大阪から1時間かけてこられたらしいが、「女3人よったらかしまし(姦)娘」といったが4人だと更にというのがありました。無事に出汁巻きを。その次には寒い中自転車で出町のふたばに御餅を。30分並ぶ。前に並んだ方は宇治からタクシーで、なんと豆餅6個(960円です)のみ。観光の方が多く「豆餅は漉し餡だから、粒餡を買おう」とか、そういう買い方もあるのだな。海老餅がきれていて、待つ間は商店街で鱧板、山葵など購う。その後、ついでに松原商店街の「きむら」や「まるき製パン所」もやっていたので覗くなど下京を自転車で楽しむ。<o:p></o:p>

 大晦日は車も自転車も人も忙しそう。そのなかゆったりと楽しんであとはお蕎麦かな。<o:p></o:p>

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レバレッジ(Leverage)について:果実は変わらない、リファイナンスが問題(追記)

2008-12-29 19:52:40 | マクロ経済

 不動産投資をはじめ、「レバレッジ」が金融の基本で、投資利回りが低くなったため、利回りが大幅にマイナスになったから投資銀行などが破綻しているとの記事をよく見る。半分くらいしか正しくない。<o:p></o:p>

レバレッジの意味は「借入金による投資や投機」とある。要は低い金利のOPMother people's money :他人からの(借入)金の利用)を投資に使い、投資物件の利回りとの鞘を抜くところにある。<o:p></o:p>

事例で100億円の投資で年間5億円の利益があると5%の利回りである。これに80億円を2.5%で借りて(Debt)くると利払いは2億円だから、収益は残りの3億円で残りの投資額(エクイティ Equity20億円(=100-20)に対し15%iの利回りとなる。(と書くと、なら借入金を100%にするといいじゃないかと思うだろうが、Equityが0になり、理論がたたない:でも日本では。。)これは、見かけの利回りであり、あくまで5億円の「果実」を借入金と投資額で分け合っているだけである。このような仕組みで借入金を活用すると、見かけは高い利回りで、OPM利用により投資額の数倍(この場合は5倍)の投資が出来る旨味がある。<o:p></o:p>

しかし、この投資で利益が1億円と「果実」が少なくなる場合を考えよう。<o:p></o:p>

     投資額の利回りがマイナスに:借入金の金利に1億円の不足(=1-2)、投資額20億円に対し▲5%となる。<o:p></o:p>

     借入れの困難さと金利上昇:利回り低下によりリスクが大きいとみなされ借入金の金利も上がり、金利が3.5%となると金利だけで2.8億円となり1.8億円の不足、▲9%と赤字が拡大するか、リファイナンスできないので動けなくなるか、<o:p></o:p>

     損失の拡大:利回りの低くなった、投資額の5倍にあたる投資案件の面倒も見る必要がある。<o:p></o:p>

つまりはレバレッジによるマイナスの利回りより怖いのはOPMのリファイナンスと金利上昇、その結果の更なる損失拡大の進行である。(低利資金がだぶついているときは良いが、リスク・アドヴァースになると一気に反対になる。一種の「オセロ」と同じ効果である。) <o:p></o:p>

レバレッジとはなんと言うことはない一種の信用取引であり「魔法の杖」ではない。巨視的にみると果実が増える訳でもなんでもない、ゼロサムである。これはデリバティヴも同じだ。<o:p></o:p>

 

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利用からの発想:iPod

2008-12-28 13:54:02 | 趣味

電車でiPhoneを見た。音楽を聴くのにも使えるようだ。iPodも多く見る。どちらも耳に関係するもので、方やウオークマンのデジタル版で、もうひとつは電話もできるパームトップか。おかげでソニーのウオークマンとシャープのザウルス(新規は生産見合わせ)となった。<o:p></o:p>

 デジタルは世の中を変える。Macは相変わらず利用者の「行動」からの発想があり流石である。(但しMac本体はDosに押されているが)<o:p></o:p>

 お洒落なiPodと高性能なイヤフォンで5万円くらいと聞く。聞いてみたがどうも音が頭の中に定位するので鬱淘しい。昔のテクニクスのアンビエンス・コントローラー(イヤフォンでも頭の前に定位する)みたいな機能は無いのかな。それと圧縮をかけてあるのでどうも不自然な感じがする。圧縮なしでかつ、クロックも変えたのが良いかもしれない。(それなら古いCDウオークマンのクロックを替えてみるか)だが、高音質のHDオーディオは売れないだろうな。オーディオ・マニアは大型装置に向かう。マーケティングの隙間である。<o:p></o:p>

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産業育成と教育問題:大学「法人化」以後 中井浩一 池田信夫Blogを参考に

2008-12-28 12:45:23 | 教育

さて、教育と雇用問題ですが階層間の問題は「教育格差が日本を没落させる」に詳しい。(ここではアメリカとの比較のため大学・大学院を事例とします)<o:p></o:p>

教育問題には格差に加え、大学教育と企業での教育の両方に問題があると考えて、大学「法人化」以後 中井浩一 と池田信夫Blogから知識を得て考えた。<o:p></o:p>

中井さんの指摘に「会社教」、「終身雇用」、「護送船団方式」、「閉鎖的ムラ社会」の肯定、意義の動きもある。もちろん公立大学の独立行政法人化にともなう変革も書かれている。<o:p></o:p>

アメリカのビジネスの大学院教育では、専門の大学を卒業し、数年の経験のあと、個人の資質を高めるのはMBAなどがある。内容はコア(ファイナンス、マーケティング、オーガニゼイショナル・マネージメント 等)があり、経営の基礎と考え方の様式を学ぶ。その上で、ケースタディやディベートで「どう問題を解決するのか」を実践的に(あくまで模擬であるが)学ぶ。また企業に入っても、研修や相互の教育プログラムが用意されている。あくまで、個人の能力を高め、組織を引っ張っていくやり方である。<o:p></o:p>

今までの日本は企業が大学の教育を補完した。大学で遊んできた新人を、長い目で、先輩と一緒にOJTで育ててきた。しかし、今はサービスのマニュアル化に倣い、マニュアルを求めそれに沿って仕事をするという、ルーティン・ワークの手法がとられ、しかも短期に結果を要求されるので、新人の教育には手が回らない状況である。まさしく「米の作り方(物事の考え方の基本)を教えようとすると、自分がデスマーチになる」。それならどうすればよいだろうか。<o:p></o:p>

また、池田さんは「すりあわせ型」産業(ようは製造工程管理でトヨタの看板方式のようなもの)は「モジュール化」すると言う。ますます「マニュアル化」が進みそうだ。(つまりは産業の転換だろう)<o:p></o:p>

大学ついては、専門能力の育成と起業の育成が課題だ。専門の能力の育成はまずは大学だ。特にビジネスの実地として、ケーススタディや都市計画ならワークショップなど「実際の場の体験と教訓」を学び、「自分の判断」をできるようにすべきだ。(大学生を大人として労働力として考えるべきだ)<o:p></o:p>

次に、起業にはなにが必要なのか、なにがリスクなのかを教える、MOT(製造業のマネージメント)などの教科も更に積極的に取り入れてはどうか。また、交友の実体験談も良いだろう。大体、眠い、出ないは面白くないか役に立たないからであろう。実地に自分のためになる授業なら盛況となるはずだ。<o:p></o:p>

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企業の対応方策として企業内教育と新分野開拓がある。第一に、経験と体験のフィードバックのある職場をつくることだ。企業内教育のため、当初の12年間は政府が「見習い試用期間」として補助を出してはどうか。または、大学生のインターンシップを受け入れるのも一策だ。そこで初めは、少ない専門知識だけで「まねと度胸」で学べる。さらに、同僚(ピア)との意見交換と経験者からの実地教育がある。こうなれば、企業と人の両方が伸びる、このような企業が選ばれ、伸びるだろう。(オフィスの中でも気取らない会話(Informal Communication)が大切なのは、トム・アレンにより解明されている。むしろがやがやしているかつてのホンダは偉大であったのだ) アメリカの真似ではなく、アメリカの教育手法(なんと言っても大学生はアメリカのほうがよく学ぶ:自分に対する投資と思っている)、とかつての日本企業の社内教育を合体してはどうだろう。<o:p></o:p>

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さらに今までの「管理」、「改良」、「ムラ」路線から「差異」のあるものを大切にし、新分野を開拓する企業の育成を政策的に補助し、揺籃すべきだ。具体的には研究・開発費用の損金算入、低利の安定した融資が考えられる。本当に「次世代産業委員会」を設置し、緊急に対応すべきだろう。(まさかトヨタまで最高益から赤字になるとは)民間に任せてばかりの政策も限りがあり、いまは国策が必要とされている。企業においても専門能力とチャレンジを行える組織体制と中期的戦略が欲しい。(昨日と同じ明日ではなさそうなので、四半期ごとの業績評価のために過去の遺産を食い潰すのではなく、未来の資産を創造する方策だろう。)<o:p></o:p>

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変化の時代には、「よそもの」、「わかもの」、「ばかもの」が大切という。今後の産業転換期を向かえ、小さな差異より、大きな考えを育てる力強さが欲しい。よい子より「変」な方に、総合力より専門能力を伸ばすのが良いのではないだろうか。<o:p></o:p>

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鯖煮定食(一嬉)のたおやめ、MORI YU GALLERY(岡崎)の楽しさ、自転車の部品

2008-12-27 18:10:08 | 食べ歩き

鯖煮定食といえば、上賀茂の今井食堂で680円であるが、中京の烏丸御池の一嬉にもある。お母さんが取り仕切る定食の小体なお店。750円だが美味しい揚げ立ての唐揚げ2つ、千切り大根が付くお得な内容。お味も丁寧でコントロールが効いている、無化調だと思われ後味が良い。ただお漬物が今井食堂の酸味のあるどぼ漬けに敵わないかな。今井食堂が「ますらおぶり」なら「たおやめぶり」のお店です。古いジャズボーカルが素敵。<o:p></o:p>

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竹中工務店 文化施設設計の星 Nさんからの紹介でMORIYU GALLERYへ。岡崎というより発電所のところを川端から東に入ったところ。モダンアートで見ていて楽しい。黒田アキさんの青い大きな絵が良かった。女性スタッフとお話ししていると出身が隣町と分かり盛り上がる。<o:p></o:p>

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ポタリング用の自転車のアルミ製センタースタンドが急に破断した。30年使っているからご苦労様である。部品を交換し1,470円、趣味はお金がかかる。<o:p></o:p>

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素晴らしい午後:オステリア・バスティーユのランチと雨上がりの修学院離宮

2008-12-25 20:02:42 | 都市生活

久しぶりに修学院離宮を訪れる。その前に、蛸薬師烏丸東入るのオステリア・バスティーユでお昼を。日替わりの豚バラ肉のグリエ(900円)、デザートやコーヒーが付いても1,500円くらい。連れ合いはデザートつき、こちらはシャルドネをグラスで頂く。大変美味しく満腹になる。豚肉はなんとも香草の香りがよいリゾットがひいてある。瑞々しいサラダと自家製のパンで堪能しました。抜群のカリテ・プリです。これ以上混まないことを祈ります。<o:p></o:p>

 修学院離宮は雨上がりで、東山にかかる霧が晴れ渡るなか、夕方の陽を受け初めて見る圧倒される情景。水蒸気による空気遠近法と雨でしっとりとした色彩の上にほぼ横からの陽射しが照りこみ対比していた。写真を撮ったがその感動は写しきれない。また、途中の風景もバルビゾン派の風景画(油絵)のようでもあり本当に驚いた。<o:p></o:p>

 桂離宮はガラス細工のような工芸品であるが、修学院は階層的な(近景・中景・遠景)の対比がおおらかで素晴らしい。このような庭園と建築のメンテナンスは大変であると思うが、日本の大いなる資産だと感じ入る。また棚田など日本の原風景がある。スケッチできたらなと思うが。<o:p></o:p>

 クリスマスに素晴らしい体験ができた。<o:p></o:p>

 

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とことんカキフライ:岡崎のグリル子宝に驚嘆

2008-12-23 19:05:11 | 食べ歩き

寒い。冷気に力がある。今日は先日開店前に行くも長蛇の列に恐れをなした岡崎のグリル小宝へ。1961年創業でドゥミグラス・ソースが美味しくいつもハンバーグかハヤシライスなのでカキフライは久々です。開店前に並んで3番目。無事、カキフライ(1,600円)とライス(300円)を注文、卓上の福神漬けの壷を見て先日のロータリーにもあったので、関西の伝統かと思う。(伝説の阪急百貨店食堂の名残か)<o:p></o:p>

牡蠣は7個(そういえば7が多い。割り算の難しい素数だ)、盛り付けが美しい。キャベツ千切り、レタスのお船の上にポテト(自家製マヨネーズ:恐らく全卵))、スパゲティ、パセリと櫛切りのレモン、何故か練からしがお皿の手前に。カキフライの衣は普通でパン粉は細め、揚げきりはとても良い。牡蠣は塩が効いており、小ぶりで味の濃いもので気に入りました。タルタルソースが秀逸でゆで卵の微塵切りが効果的。色々試したけれどお醤油二、三滴と辛子を一寸混ぜたタルタルソースが佳かった。マヨネーズをつけても美味しい。堪能しました。高いだけのことはあります。(なお喫煙可です。。。。)<o:p></o:p>

このお店で感心したのは、出す速さとテンポの良さ。口開けのお客が全部席について、数分でハヤシライスが運ばれ、次にオムライスが。更にカキフライが。(かけるもの、あおりいためるもの、揚げるものの順番)ホールの人数も適度で水のサービスも頻繁。速いお客様は開店から20分もしないうちに会計へ。それでいて騒々しくない客あしらいは見事である。なお、ここのハンバーグは美味しい。ハヤシライスも美味しいが、「煮込み系」であり玉ねぎの食感より甘さ重視の方に向いているでしょう(ハヤシライスは研究を続けておりそのうちご披露します。あとは穴子も。)<o:p></o:p>

また、店が綺麗だ。窓際には蘭、床もガラスも磨き抜かれている。サービスとして「美味い物を、お値打ちに、快適に」という上手なご商売である。<o:p></o:p>

なお、胃に自信のある方は、ここの大盛ハヤシライスを平らげ(最近は普通ので充分です)、そのまま南に向かい「岡北」で親子丼を頂き、隣の「山元麺蔵」でカレーうどんを豪快に平らげ、その上で、「龍門」の水煮牛肉面を〆に大汗とともに、さらに角を東に「権太呂」でデザートにお蕎麦とわらびもちを食べ歩くというのは如何でしょうか。どこもお奨めです。目の前に谷口ジローの「冬の動物園」に出てきた京都市動物園があります。<o:p></o:p>

 

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アメリカ経済の終戦:「世界金融危機」 金子勝、アンドリュー・デウィット

2008-12-22 21:18:27 | マクロ経済

 この本は非常に良い。<o:p></o:p>

金融危機の背景、問題点が明らか。様は、デリバティブでばら撒かれた住宅債券が今回の危機の直接原因であるが、間接にはアメリカの金融産業化とネオコン、そして自動車バブル(SUV:大型スポーツ車で極めて燃費が悪いが「環境」面からは優遇されていたらしい( http://eco.nikkei.co.jp/column/eco-car/article.aspx?id=MMECc7000001122008 参照)、ドル信用の崩壊まで書いてある。<o:p></o:p>

また小泉・竹中政策も時代遅れの規制緩和政策で、金融重視のあまり産業育成は出来ず、所得移転機能も無く格差拡大なのに、未だ「充分な規制緩和が無いからだ」と言っているとある。ちなみに、著者は慶大教授で、竹中氏と同じ大学である。<o:p></o:p>

 痛快な論理と説明であり、480円(岩波)とお安いしお奨めです。これで、今のバブル崩壊は良く分かりました。金融工学は産業として破綻しました。いままでの産業のエンジンであった自動車も「エコ」の前に潰えました。週間朝日の1.2-9 ‘09号で金子教授は「アメリカは『グリーン・ニューディール政策』で新産業と雇用がある。翻って日本はどうか」という指摘がある。現在は産業の転換期であろう。とすると新しい産業や起業家が大事で、これはアメリカの得意分野だ。日本は改良を旨とするが転換の必要があろう。それは教育からだと考える。<o:p></o:p>

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カキフライにまた振られた

2008-12-22 21:17:39 | 食べ歩き

 たまたま、新しいお店を立ち寄り先近くで開拓しようとしたら、「本日ランチはお休み」とのこと。それではと、北浜のロータリーに3度目の来訪。950円でライスつき。カキフライは7個。今日は衣が薄く、パリッとしていてとても良い。牡蠣は大きいのもあり、これは食べでがある。お醤油で頂くが飽きて来てウスターソースにするがあまり気に入らない。5個で充分かな。それにしても賑わいのあるお店だ。(ランチでも喫煙可です。。。。)ここの取り放題の福神漬けとライスの組み合わせはとても相性が良い。豚汁(150円)もあるが、それなら、祇園の左近(1,050円)に思いを馳せる。<o:p></o:p>

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今年の絵の御紹介

2008-12-21 10:56:57 | 趣味

京都の風景です。<o:p></o:p>

のんびりとした、嵯峨野は広沢の池の春です。<o:p></o:p>

http://www15.plala.or.jp/n7ohshima/daimonji.jpg<o:p></o:p>

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寒い寒い、上賀茂神社 社家町の柿です。<o:p></o:p>

http://www15.plala.or.jp/n7ohshima/kaki.jpg<o:p></o:p>

ご笑覧賜われば幸いです。<o:p></o:p>

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橋下知事の遷都論への意見:コンパクト・シティからの観点

2008-12-21 10:52:58 | 都市計画

このブログでは大阪府庁のWTC移転の問題点と代替案は何度も書いているが、今度は、府庁のみならず大阪市役所も移転してはどうかとのお話しが橋元知事の案として出ている。理由は交通の便(高速道路等)が良いこと、新しい投資となり経済誘発となることなどがあった。<o:p></o:p>

 確かに、開発効果はあるが、その分、都心部の淀屋橋・天満の機能低下に向かい、市役所・府庁に許認可が必要な企業や用事のある個人は利便性が大きく低下する。成長期に都心の拡大・移転はよいがいまは先ずそういう時期であろうか。<o:p></o:p>

 そもそも、ヨーロッパでは、市役所、教会、広場(市場)は市の中心にあるものとなっている。アメリカでは1950年代、都心のスラム問題のため再開発が行われたくらいだ。経済成長がそれほど望めないなか、コンパクト・シティで、かつアメニティの高い都心への企業誘致と都心居住が今後の鍵である。都市経営においても、企業経営と同じで、集中・選択、投資効率、優位性を(短期でなく)、中長期に求められる。<o:p></o:p>

 知事が発言するのは自由である。しかし、発言するなら根拠としてよい知恵袋が必要であろう。たとえば、都庁の有楽町から新宿の移転とは大いに違う。新宿は企業の集積があり、都西部の後背地がある。南港の先は海である。都心は集積と交流の場である。市役所、府庁に加え、出来れば大学も欲しい(教育機能)くらいだ。また、大阪市の都市計画との連携(政令指定都市であり、府と市は都市計画の範囲が違うため)が求められる。(都はまた仕組みが違うが)また、法律はご専門であろうが、経済と都市計画の専門知識の知恵はそれとは違い、「知恵袋」は大切である。<o:p></o:p>

 慎重なお考えのために、府庁の移転問題は企業の立地選好性、経済成長予測の調査、大阪市のありかた等を先ずは調査願いしたい。

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「教育格差が日本を没落させる」(福地誠 著)は瞠目すべき著作、竹中平蔵式経済対策との対比で

2008-12-21 10:36:03 | マクロ経済

福地誠氏は今後の教育での格差を問題視している。貧困とは「溜め」がない。「溜め」が無いのは、教育課程、企業福祉、家族福祉、公的福祉、自分自身からの排除であると『反貧困』からの引用がある。また、ハビトゥスの家庭資本として経済、文化、社会(友人のネットワーク)としている。また中高教育は6年間でまとまりがあり、大学受験で格差がつき、塾や私学で「勉強するスキル」が必要となり、多額の教育負担となる。さらに、雇用の一部管理職が非正規雇用者を統率する状況もあり、一部大学への進学のニーズは高まっているとある。現在は、「私」が「私」のための教育の『投資』と『回収』であり、「公」の意識がないとし、日本は「未来に投資しない国」と結論付けている。<o:p></o:p>

これは、公共の福祉に関する投げかけである。もともと、公共福祉はCommon wealth (民富)の拡大のため、所得の再分配、格差是正、中期的国力の増大など政府が行ってきた政策と考える。最近は、財政赤字縮小のため、「小さな政府」と経済は「自由主義、規制緩和」が主体であり、累進課税も均等な消費税が主になっている。この、所得の再分配、教育からの政府の相対的離反、所得格差の拡大が問題であり、更に金融商品(「金融工学」という手法とファンドという主体)が最近の金融危機を招いている。<o:p></o:p>

まさに、今こそ、教育を考える時期である。直近(目の前)に儲けることばかりではなく、将来の国の優位性、産業の育成、企業内の技術教育などが重点になろう。<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

と思っていたら、竹中教授(大阪大学にて博士(経済学)を取得(論文名『日本経済の国際化と企業投資』1994年))が週刊朝日に景気対策として(P2425 12.26号)<o:p></o:p>

株の相続税低減(株に個人金融資産が向かう)<o:p></o:p>

 東京羽田空港の拡張(東京に出入りするヒトやモノが格段に増える)<o:p></o:p>

 法人税率を香港並みに引き下げ、個人所得税の増税と取り漏れを防ぐ(企業の誘致)<o:p></o:p>

とあり、<o:p></o:p>

未だに、小さな政府(レッセフェール)で格差拡大という論とは。お金持ちが節税する手法なのか。相続のため株にするのはかつて評価手法を含め、とくに非上場・未上場株で問題となった。アメリカでのストックオプションにかかる税率が15%と低すぎるのが問題となっているのに。<o:p></o:p>

 一体、東京だけしか日本にはないと思っているのだろうか。<o:p></o:p>

 JETRO によると香港の法人税率は16%。(日本は30%)これだけで、日本に企業進出のあるはずがない。クルーグマン教授(こちらはノーベル賞)空間経済学でも読めばわかるが、企業は税制のみで移転はしない。個人の累進課税強化なら賛成で、取り漏れを防ぐのも良いがどういうお考えか。<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

かのように、未だに教育の大切さ、中期的育成の大切さが理解されていない。

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今週はお店が開拓できず

2008-12-20 19:15:31 | 食べ歩き

暮れで忙しい。<o:p></o:p>

カキフライ探検の暇が無い。<o:p></o:p>

今日もテニスの後、大山崎まで陶芸の体験に行っていた。<o:p></o:p>

足はがくがくの上、立っているのが多いので辛い。陶芸の奥は深いこと、手間がかかることは分かりました。粘土で遊ぶのは楽しい。<o:p></o:p>

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ライトアップは上品に:御堂筋で色がばらばら

2008-12-14 12:37:03 | 都市生活

この前、大ガスの前の御堂筋で、雨の7時ごろ拝見した。試験的なのだろうか、イルミネーションの色が不統一で落ち着かない。(とくにピンク)表参道の欅(けやき)は箒(ほうき)を逆様にしたように枝が広がり、イルミネーションに好適な樹種だ。しかし、銀杏は黄色い葉を楽しむもの。歴史がある樹種で枝がごついため映えない。しかし、御堂筋といえば銀杏である。<o:p></o:p>

イルミネーションをやるなら、企業の協賛も募ってビルの壁面でやってはどうか。昔は100尺(31m)のラインで続いていたので、屋上の31mラインをつなげるのも洒落ていると思うがどうだろう。<o:p></o:p>

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梅田の大阪中央郵便局の開発:大阪市オフィス・マーケットの今後

2008-12-14 12:29:51 | 都市計画

 景気後退を受け、オフィス需要が低迷するなか、大阪市では新規開発が多い。特に梅田での大型・駅近のもの(Aクラスビル)多く、北ヤードを除いても3万坪はあるのが、今度の大阪中央郵便局(2万坪くらいか)で5万坪となった。大阪のオフィス・ストックは約300万坪であり、この新規供給で空室率は約2%上ることとなる。北ヤード開発を入れると、もっと上がる計算だ。<o:p></o:p>

 大阪市のマクロで考えると、梅田と御堂筋線の拠点性が高まるだろう。(拙稿 大阪のオフィスセンター 参照下さい http://www15.plala.or.jp/n7ohshima/oosaka%20ofice%20centers.pdf )しかし、大阪は東京と違い、立地による営業効率格差が少ない (東京のオフィスセンターもご参考に http://www15.plala.or.jp/n7ohshima/tokyo%20office%20center.pdf )ので、梅田と淀屋橋・本町の差が小さい。問題は、新築ビル集積がどういう効果をだすか。その効果により、他のエリアがどのような影響を受けるかを考えたい。<o:p></o:p>

 梅田にはデパートが多く、大きくなる。オリエンタルランドも出るらしい。エキスポランドもパラマウントのテーマパークが構想されている。いよいよ、消費面でも大阪の重心が北に移りそうだ。大阪は都心機能をどうコンパクト化していくのかどうか。また、都市の競争力として、これだけオフィスが増えるのであれば、大阪のオフィス立地の優位性を高め、アピールするべきだろう。方策としてはコンパクト・シティ化と大阪市内の機能分散がある。機能分散方式は需要が拡大し、産業育成の見込みがあれば有望であるが、そのシナリオは採りにくい。であればコンパクト・シティ化である。<o:p></o:p>

 かたや、都市間競争力の強化の側面からは、Aクラスビルの利便性の高い立地での集積は望ましい。今後は例えばコールセンターなど都市間の取り合いが想定されるが、後背地の主婦人口・学歴や交通利便性からも有利である。しかし、大阪市内で梅田(新しいオフィスセンター)と淀屋橋・本町(歴史あるオフィスセンター)の競合、心斎橋、難波、天王寺の強化方策が望まれる。これは追って考えるが、今回は梅田の商品化を検討する。一例として、北ヤードはオフィスを後回しにし、住宅を先行開発とし職住近接を売り物とする方策がある。(こんな都市は日本に少ない、丸の内にはないが、八重洲の後背地の月島などは住宅だ) 更に府庁を梅田に移転し、その跡地は緑化する(北ヤードの緑化より、大阪市としてのメリットがあると考える)梅田の集積機能は更に高まる。位置は北ヤード2期の駅から離れたところで先導施設としての役割を担わせる。(大型開発の端部に集客のマグネットを置くのは定石である、逆に駅近くから開発していくのでは将来開発が難しくなる可能性がある。駅近くは仮設利用でも良い)府庁の移転費用は、前述のとおり空中権を北ヤードに持ってくれば緑地と府庁の交換となる。<o:p></o:p>

 大阪市での大きな都市経営の課題である。ご意見給われば幸いです。<o:p></o:p>

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