一ツ木通りにはいり、左側にあるお地蔵さんが目にとまった。身代地蔵と子育地蔵、平河山 浄土寺とある。中に鎮座する地蔵尊像は、歴史的にも、まさに江戸六地蔵の兄弟とも言うべきものらしい。入り口の2体のお地蔵様の表情があまりにも微笑ましく・・・満足で、奥まで足を運ばなかった。
赤坂見附駅に右折する所には赤坂不動尊がある。あることは以前から知っていたが、足を運んだことはなかった。行ってみるかと思い、上り口へ。門の脇右側に、お地蔵様が。江戸時代、紀州大納言の祈願寺となり、広く人々に信仰され、栄え、その威徳から、人々は智剣山威徳寺(いとくじ)と呼ぶようになったのだそうだ。江戸の火災や大震災等、いくたびの災禍を免れた霊験あらたかなお不動さまらしい。ここも、上り口のお地蔵様で満足、本尊 不動明王さまにはお目通りせずである。
入り口の幸楽園で軽い昼食。お決まりのコースで締めである。しかし、東京は何処を歩いても必ず史跡に行き当たる。江戸時代の史跡であるから身近に感じられる。歴史教育は何のつながりもない古代から教えるのではなく、現代から遡るべきだと改めて感じた。