いとうな日々

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DNA鑑定には時間?

2006-03-11 | WEBLOG
韓国の「拉北者家族会」の崔成龍代表は3月9日、日本人拉致被害者の横田めぐみさん=拉致当時(13)=の娘キム・ヘギョンさんと、1977-78年に拉致された韓国人男性五人のDNAの比較鑑定結果が判明するのになお時間を要すると、日本政府当局者から連絡を受けたと発表した。時間がかかる理由や結果がいつ判明するかの見通しについて、日本側から何の説明もなかったということである。

2月中旬、韓国人被害者の家族の体細胞や血液などを採取した際、日本政府の説明で三週間程度で結果がわかるとの感触を得ていたということだ。しかし、ここにきて結果の開示が遅れるというのは腑に落ちない。偽遺骨問題で日本のDNA鑑定技術が世界でもトップクラスであることは証明されている。この問題が、政治的な駆け引きの道具に使われているという疑問を拭い去れない。

横田めぐみさん=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(70)らが4月下旬、米国議会下院の公聴会で北朝鮮による拉致について証言する運びとなった。拉致被害者の家族が米国議会で証言するのは初めて。「拉致はテロ」との認識を示す米国で、被害者家族らは北朝鮮の不誠実な対応を改めて訴えることで、国際的な圧力強化につなげていきたいとの考えだ。また、曽我ひとみさん(46)の夫、チャールズ・ジェンキンスさん(66)の手記「告白」で欧州やアジア諸国でも拉致被害者がいる疑いが強まったことで、当該国の政府機関や警察当局が拉致事件に関する情報提供を求める動きが急速に広がっている。ジェンキンスさんは、英紙、インディペンデントのロングインタビューで「自宅近くにミサイルがあり、韓国と日本を標的にしていた」「核兵器を保有していても驚きではない」と新たに証言した。

「拉致」「核」「ミサイル」「偽札」「麻薬」等々、北朝鮮に対する疑惑は後を絶たない。包括的に解決するという日本政府の立場は支持することにやぶさかではない。対外的な駆け引きであればよいが、卑しくも国内的、例えば小泉首相の花道論などに利用されているとすれば由々しき問題である。「拉致」は被害者の命がかかっていることを忘れてはならない。従って、日本政府は情報操作などと、中国や北朝鮮と同じようなことを行ってはならない。

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1 コメント

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トラバありがとうございました。 (ウフフマン)
2006-03-11 23:43:48
ご指摘の通りで、拉致問題が国内的な政治問題に利用するというようなことがあれば大きな問題であります。拉致問題で国民の知らない裏や陰謀があるような印象はありますね。極めて怖いことであります。
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