いとうな日々

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JR肥薩線 来秋100年

2008-06-07 | WEBLOG
熊本県の八代駅(八代市)と鹿児島県の隼人駅(霧島市)を結ぶJR肥薩線は鉄道ファンに人気だ。球磨川の清流や霧島連山やえびの高原を望む「日本三大車窓」の「矢岳越え」など、変化に富んだ景色が沿線に広がる。2009年11月には全線開業から百年を迎える。木造駅舎やトンネルなど歴史を感じさせる資源が豊富な路線が注目されている。

肥薩線は球磨川沿いの「川線」(八代-人吉)、山地を超える「山線」(人吉-吉松)、鹿児島県内の吉松-隼人間の三区間に分けられる。路線はまず鹿児島側が開通。1908年6月に川線、翌年に山線が開業し、「鹿児島本線」として北九州の門司と鹿児島を鉄路で初めて結んだ。

山線では現在、観光列車「いさぶろう」「しんぺい」が運行されている。急勾配を登るため進行方向を変えるスイッチバックと環状に線路を敷くループ線が併用されている大畑(おこば)駅などを車内アナウンスで紹介。歴史や見どころを味わえる。

昭和に入って海沿いの路線が開通し、肥薩線はローカル線になった。山線の現在の運行本数は観光列車二往復を含め一日五往復だ。来年からは熊本-人吉結ぶ蒸気機関車が運行される予定。2011年春には九州新幹線鹿児島ルートが全線開業し、九州の南北を結ぶ鉄道は高速新時代を迎えるが、かって幹線だった肥薩線は時間をかけて旅した昔の面影を残している。(日経ネット九州版


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