釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【感】お仕事で高松出張 (2日目 前編)

2023-10-18 06:43:00 | 日記
高松出張の2日目。

社長と他の随行者は視察先の方々とゴルフの予定。
自分は不参加なので朝食を同席し出発する面々をお見送り。

その後はフリーなんで、チェックアウト前に近場を散歩する。

クレメント高松はチェックアウトが12:00なんで助かるよ。


(ホテル正面。)

空は曇天。

海が近いから風が強く、時折風速5m程が吹く。
ゴルフ組は大変かもな。

ホテル正面から通りを渡ると直ぐ高松港だ。
瀬戸内海の離島への船やフェリーの乗り場がある。


(高松港。)

(フェリーも着いてた。)

港を眺めながら海沿いを散歩していると、突堤で竿を出している人を見掛けて声を掛けてみる。

大学生かな。
挨拶すると、大阪から夜中に高松入りして釣りをしているけど全くダメとのこと。
サヨリとタコが泳いでいるのを見たそうだけど、諦めてあがるそうだ。

見た感じ潮がなさそうだものね。

お礼を言って後にする。


(釣れなくて残念でした。)

その突堤の対面が、古い倉庫を活かしたカフェやショップが並ぶ北浜アリーという一画。

覗いてみるけれど、8時台では店は開いておらず。
そりゃそうか。



(北浜アリー外観。)

倉庫街の外観のみを眺めて通り過ぎる。

散策の本命は高松城跡の玉藻公園。

大手門(東入口)から入ろうと思っていたら閉まってる。
開門は8:30とのこと。


(まだ開いてなかった。)

(案内図。)

案内図を見ると西入口があるのを知り、そちらへ周ることにする。

開門まであと20分あるから丁度良い頃合いに着くでしょう。


(線路脇から眺める。)

路面電車が走る幹線道路に出ると、通勤や通学の人々とすれ違う。
平日だからね。

公園の敷地を1周して西入口に着くと既に門が開いている。
こちらは7:00から開いているそうだ。

こちらの方がホテルから近いし、1周することもなかったか。

入場料は200円。


(西入口。)

園内には高松という地名に違わぬ松があちらこちらに植わっている。





高松城の天守閣は老朽化から明治17年に取り壊されており、現在は天守台のみが残っている。

天守台には鞘橋と言われる橋で渡る。




(鞘橋を渡る。)

朝が早いから人は疎ら。

天守台は独占状態で気兼ねなく写真が撮れる。
早起きは三文の得だね。





天守台は上モノがないとこんなに狭いの?
という印象。

住宅建築でも基礎のみの状態を見るとそう感じるのと一緒かな。




天守台へは先に通った鞘橋からのみ渡れる。
台上から眺めると景色が良い。

エメラルドグリーンに見えるお堀は汽水域で水門で海と繋がっている。




(その水門。)

水門を隔てて潮の満ち引きで海水が出入りするそうだ。

そのお堀には鯉が多くいるけど、スズキやクロダイもいるらしい。

公園の中央には披雲閣と庭園がある。



(披雲閣。)

披雲閣は大正6年に建設された旧高松城藩主の松平家の別邸で迎賓館の役割も担っていたそうだ。




(松の間から月見櫓が見える。)

国の重要文化財に指定されていて、現在では貸館されてお茶会やコンサートにも利用されているとか。

いいな。
ゆっくりと屋内で過ごしてみたいな。



(月見櫓。)

最後に月見櫓を眺めて散策は終了。

9:00近くになったからホテルに戻ってチェックアウトしょう。


先が長いから<後編>へ続きます。


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【感】お仕事で高松出張 (1日目)

2023-10-16 06:32:00 | 日記
会社では視察のために出張するお仕事があるのだけど、コロナ禍の期間は当然中止。

5類移行になったんで復活し、4年振りの視察ですよ。
先週宇都宮へ行ったその翌週に、今回は高松へ。
宇都宮は日帰りでネタにならないからアップはなしね。

四国は初なので楽しみにしていたし、香川と言えばうどん県。
本場の讃岐うどんも楽しみよ。

10月4日(水)羽田から飛行機で高松入り。
社長の随行なのでプレミアムシートでしたが快適過ぎる。
癖になってしまいそうだけどプライベートでは無理ね。


(眼下に見えるのは淡路島。)

(高松に到着。)

空港からホテルへタクシーで移動し、視察前に昼食を済ませる予定。

もちろん、うどんは外しませんよ。


(本日の宿。)

宿はJRホテルクレメント高松。

荷物を預けてから広場を挟んだ向こう側の高松駅に向かう。


(高松駅。)

高松駅は開けた敷地に綺麗な近代的な駅舎だ。
海が近くてすぐ横には高松シンボルタワーがあり、裏手にはドームが建設中。
想像していたよりも活気があるね。

でも、そんな高松駅近辺のうどん屋はそう多くない。

目星を着けておいたチェーン店ぽいのと古いお店とどちらが良いか希望を取ると、皆さん「古い店」と言う。
想定どおりね。

で、向かったのは、


(雰囲気良いよ。)

味庄さん。

高松駅から徒歩3分くらい。
お店は小さいけれど、地元の人が多く回転が早いから総勢7人が待たずに入れた。

先頭でシンプルに「かけの中」を注文して、丼に盛られたうどんを受取り、自分で汁を注ぐ。
予めシステムを調べておいて良かったよ。
うどんは大・中・小で注文する。それぞれ2、1.5、1玉分ね。

油揚げと舞茸の天ぷらを取って全部で540円也。
安いね。


(うどん1杯目。)

汁を一口啜ると、出汁が美味い。
これはいくらでも飲めちゃうぞ。

うどんは柔らかめでツルツルと入る。
汁まで完食して満足、満足。


(鬼のオブジェがあった。)

うどんを食べたら、これまたチェーン店ではない地元の喫茶店でお茶をしてからタクシーで視察先へ移動。

お仕事の視察は省略。

視察を終えて夕方にホテルに戻ってチェックイン。



(ホテルからの景色。)

18時から視察先の皆さんとの懇親会で大いに盛り上がり、締めにカレーうどんを食べに行く。

関東では締めにラーメンと言うけれど、香川で締めと言えばカレーうどんだそうだ。

(夜のみ営業。)

連れて行かれたのは鶴丸さん。

ネットでうどん屋を調べたら上位にランキングされていた人気店だ。
20:00〜3:00の営業時間が「締め」相手ということを物語っている。

22:00頃に行ったのに店の前に行列があったのには驚いた。


(うどん2杯目。食べてから慌てて撮った。)

地元の人に言わせると、うどんを噛んではダメ、飲むのだと言う。

噛んでいるから食べるのが遅いし、腹も膨れるんだ、とのこと。
うどんは喉越しで味わうと。

そう言われても飲むのは無理ね。

カレーうどんは人気店であることが良く分かる。
スパイシーな汁にコシがあるうどんは、腹が一杯のはずなのにスルッと胃に入った。
締めにカレーうどんはアリだ。

これにて高松1日目が終了。

暫くこのネタが続きます。


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【釣】初心者鮎釣り教室 (2023/09/30 中津川)

2023-10-13 05:58:00 | JOFI神奈川

内水面の釣りの中でも難しく初心者にはハードルが高いだろう鮎の友釣りを、JOFI神奈川のインストラクターが指導して体験して貰いましょうというイベントです。

今年最後の教室を中津川八菅橋下で行いました。
今年から駆り出されたにわか鮎釣り師として、最後のサポートを頑張ります。



気合の現れで、集合の前に自らの練習をしようと6:00に現地入り。
オトリと1日券を買って川に立ち込みましたが、水が冷たいです。

水温が低く、鮎がオトリを追うところではありません。
周りの鮎釣り師にも釣れていないので、1時間半ほどで切り上げました。



集合は9:00ですが水温が上がるのを期待してゆっくり始めましょう。

今回は毎回参加いただいている親子さんが息子さん発熱のため無念のキャンセル。
もう1名キャンセルが出て、4組み5名が参加です。(小学生2人で1名分)

皆さん鮎釣りが初だそうで、参加理由を尋ねてみると、友釣りに興味があるものの敷居が高く教室を見つけて申し込んだそうです。
初心者向けの鮎釣り教室なんてなかなか見つからないとも言われました。

私がサポートする方は普段は船釣りをやられるとのこと。

一度でも友釣りがどんなものか経験して貰えれば、手を出すハードルが下がるかもしれませんね。


(対岸側を探ってます。JOFI神奈川のホームページから。)

それぞれの方にインストラクターが付いて釣り開始です。

バラけて先に入っている釣り師の間に入ります。
時間を置いても曇天のため水温は上がらず。
しかも小雨までパラつきます。


(反応がありません。JOFI神奈川のホームページから。)

釣りをやる方でも初めての友釣りには戸惑いを覚えるようです。

あまりに長い竿に、タナを取るだけの船の生き餌釣りと違い、ポイントにオトリを誘導せねばなりません。
思う所に行ってくれないオトリ鮎に苦労しまています。

かと言って手荒く扱うと早く弱ってしまいますから、なるべく負担を与えないように気持ち良く元気に泳いで貰わねばなりません。

ポイントと目ぼしき場所でオトリが活発に泳ぎ始めると、

「いるのかもしれませんよ。」

と期待を込めてラインの目印を見つめます。
心の中では、来い!来い!と念じ続けます。

何度かそのようなシーンがありましたが来ず仕舞い。


(記念撮影。JOFI神奈川のホームページから。)

オトリ交換の鼻カン付けに挑戦して貰いましたが、なかなか通せずに断念。
私が交代して一発で付け終えた時は多少インストラクターらしさをお見せすることができました。

昼食を挟んでようやく水温が上がり始め、鮎の活性が良くなってきたかと14:00まで時間延長しました。

ベテラン鮎釣り師のインストラクターがサポートした方は4匹釣れましたが、他の方々は残念ながら型を見れず、友釣りの体験だけで終わってしまいました。

自らの経験値を上げないとしっかりサポートが出来ないですね。
来年は修行を積んで頑張ります。

今年の初心者鮎釣り教室はこれにて終了です。

毎回満員御礼で、友釣りに興味を持っている方々が多いことを実感出来ました。
運営サイドの我々の課題も見つかりましたので、来年は更にパワーアップしての開催を目指したいと思います。


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【食】ドナルドソンのムニエル・ニジマスの塩焼き

2023-10-09 07:29:00 | 釣魚料理
うらたんざわ渓流釣場から持ち帰ったのはドナルドソンとニジマスそれぞれ1匹ずつ。

川魚は刺身はダメだし、食でのバリエーションが難しいけれど美味しくいただきましょう。


(下がドナルドソン。)

大型のドナルドソンを相手に、久し振りにこのサイズの魚を下ろすなと気付く。

脂が乗って綺麗なピンク色の身。
サーモンみたいだな。


(ふんわりの焼き上がり。)

ドナルドソンのムニエル。

淡白でクセがない川魚のメインディッシュとして真っ先に思い立ったのがこれ。

バターのコクが加わった身はふんわり、程良く脂が乗っててイケますよ。

Mさんにはフライを勧められたのだけど、さもありなん。
フライも絶対に旨いでしょう。
再会したら料りましょう。


(焼き過ぎた。)

ニジマスの塩焼き末端焦げバージョン。

鮎を持ち帰る(オトリをですが)ようになってから、家のグリルで塩焼きを上手に焼く試行錯誤を繰り返している。

炭火でじっくり焼いたていを目指し、最後に表面をパリッとさせようとして焦がしてしまった。
途中までは良かったのに詰めが甘かった。

それでも身の焼き加減は及第点で美味しくいただきました。


(集合写真。)

川魚は焼くのが基本だろうから、家庭での焼き技を極めて行こうか。

七輪は反対されてるからグリルでね。


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【釣】初テンカラでドナルドソンを知る (2023/09/23 テンカラ釣り うらたんざわ渓流釣場)

2023-10-06 05:03:00 | 釣り
JOFI神奈川のインストラクター仲間のMさんからテンカラ釣りを教わるのは道志川にある、うらたんざわ渓流釣場。

渓流釣りは久し振りだ。

開店の6:00に現地で待ち合わせ到着すると、既に客がいてMさんもルアーをキャストしてる。

柵があるわけではないから、開店前でも早めに入れるそうだ。

自販機で5,000円の1日券を購入し、係の人から受け取ったリボンを帽子に着ける。


(朝靄の道志川。)

曇天の朝靄の中、ポツポツと小雨も振る。
暑くなくて良いし、ピーカンよりも魚のコンディションには良いでしょう。
雨が強まらなければね。

初卸しのテンカラ竿にレベルラインとハリス・毛バリがセットの仕掛けを着けてセッティング完了。

鮎ベストを着て、鮎ベルトを装着し鮎タモを差して装備も完了。
購入した鮎道具が役に立つな。


(売店兼管理棟。)

(エリアガイド。)

エサ釣りは禁止でルアー、フライ、テンカラのみ。
持ち帰りは10匹まで。

かみさんから、川魚はいらないと言われたものの、塩焼き用に1、2匹は持ち帰りたいな。

目の前のエリアでMさんからテンカラのレクチャーを受ける。

テンカラの仕掛けにオモリは着けないから、道糸であるレベルラインの重さで毛バリを振り込む。

肘を支点に竿を立ててバックキャスト。
竿のしなりの反動でフォアキャストし、ラインを前に振り込む。

言うは易く行うは難し。

なかなかラインが直進して前に飛ばず、ヨロヨロとうねってしまう。
ふわっと着水しないと魚が毛バリを食わないそうだ。

こっちから水面下の魚が見えてるのだから、そりゃ魚たちも着水の不自然さを察知するだろうて。


(おニューのテンカラ竿。)

Mさんは目の前で数匹を掛けているのに、こちらの毛バリは見向きもされない。

まずはちゃんとキャスト出来るようにならないと話にならんな。

力を入れずに竿のしなりを活かすのは投げ釣りと同じ要領だ。
バックキャストの反動を利用するにはある程度のタメが必要だし、更にスナップは使わず手首を固定して振り込むと良いと分かった。

キャストを繰り返し、何とか形になってきたかなと思ったら応えてくれますよ、ニジマスくんが。

手元でクククンと活性ある引きを感じると、水面下で反転しようとクネクネと泳ぐニジが見える。


(記念すべき1匹目。)

見えてる魚とダイレクトなやり取りは楽しいぞ。

でも、のべ竿にはリールがないから取り込みに苦労する。
竿で魚を寄せて来たら、最後はラインを取って手繰り寄せるのね。


(水が綺麗です。)

独りで大物を掛けたら取り込みが大変だね。
と話していたら続いてMさんが大物を掛ける。

Mさんが苦労して寄せてきたのを自分がタモでキャッチ。
50cm近いニジマスだ。

「これはドナルドソンだろうから、持ち帰って食べてみて。」

とMさん。
進呈いただけると言う。

ありがたく受け取る前に「ドナルドソン」という聞き慣れない単語が気になる。


(こちらがドナルドソン。)

ニジマスと何かのマスの掛け合わせなのか?

その場で「ドナルドソン」をググッてみると、メジャーリーガーが出てくる。
うらたんざわ渓流釣場では無料Wifiが使えますよ。

違う、違うと、「ニジマス」を条件に加えて再検索すると、ドナルドソンとは大学教授の名前から命名されたニジマスらしい。

ワシントン大学のドナルドソン教授が、大型のニジマスのみを選抜交配して何代も養殖したマスとのこと。
通常のニジマスより大型化して味も良いブランドマスだそうだ。

そうと分かればありがたくいただいて、流し場で腹ワタを抜きクーラーへ仕舞う。

これまで目にしてきた大型のニジマスはドナルドソンだったのだろうか。


(山の空気は気持ち良い。)

この日の魚の活性はイマイチのようで、水面の毛バリ、いわゆるドライには食わない。
水中に沈めるニンフでないと厳しいとのことで、Mさん自作のオモリ付きのニンフ毛バリを譲っていただく。

ニジマスがたむろってるところに毛バリを打ち込むと、興味を示すヤツが近寄るもののハリの手前で見切られてしまう。

スレて全く意に介さないヤツもいる中でポツと掛かるのは何だろうか。

ドライならば着水の自然さに差が出るだろうが、沈めるニンフだと何がニジのヤル気スイッチを押すのだろう。


(段差の流れに乗せてみる。)

自然さを演出するために、段差の落ち込みに流してみるとポツポツと釣れる。

更に流れが緩み、毛バリが漂っているところでチョイとアクションをつけるとリアクションで食うこともある。

流れに逆らって毛バリを引いてみるとチェイスして来るヤツもいる。

魚のマチマチの反応を観察して見ていると面白くて楽しい。


(スレて来たよ。)

エサ釣りじゃない毛バリでの釣りはいかに魚を騙せるかがポイントだね。

ネットで調べると、毛バリは何でも釣れるとあるから、毛バリの色や形は魚が食う要素としてそう大きくはないのだろう。

それ以外で魚にアピールする何か、もしくは違和感を与える何かがないことが、魚のヤル気スイッチを押す要素なんだろう。

自然の中でお互いが視認できる環境下での探り合いが渓流釣の楽しさか。
魚から視認できるのは仕掛けだけですがね。

時間が経過するに連れて、スレて来るのかより手強くなってくる。

繰り返しキャストし、ポイントを変え、誘いも入れて、色々と手を尽くすとタマに掛かってくれる。
でも、食いが浅いようで獲れるのは更にその半数ほどだ。

14時頃に放流があるもフレッシュなヤツは食ってくれず、14:30に納竿。

初テンカラ釣りとしては活性がイマイチで手強かったけれど、楽しめる難しさだった。

キープしたのはドナルドソンと塩焼きに手頃なニジマスの2匹。
味わわせていただきましょう。

テンカラは最小限の道具で魚とダイレクトなやり取り、それを直に見れるのも魅力だな。
海釣りとはまた違う趣きがあって楽しい。

秋冬にはイワナ、ヤマメが釣れ出すとのこと。
更に元日にはお年玉にイトウが放流されるそうだ。

秋が深まったらまた来よう。


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