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【釣】信じて出撃し戦友と共にリベンジなる (2019/09/21 ショウサイフグ 野毛屋)

2019-10-02 06:00:00 | 釣り
夜中に目を覚まし、急遽釣行を決めた野毛屋さんへのショウサイフグ釣行。

待ち行列は4:45着で6番目。
やはり前日の撃沈釣果が災いしてか、お客が少ない。
しかも、先行の方がアジ船でフグ船の席札は両大艫が取られてるのみだから、難なく左舷舳をゲットしましたよ。


(毎度。)

受付後、宿前にいたユキちゃんに挨拶すると開口一番、

「昨日、バチが当たってましたよ」

との報告を受ける。
昨日釣行しオデコだったT1さんことだ。

本当は今日一緒に来る予定だったんだけどね。
安きに流れて抜け駆けしようとするからだよねー。
と、T1さんを肴に盛り上がった。

しかも、会話の途中でユキちゃんが当ブログを見ていることが判明。
こりゃ滅多なことは書けないぞ。


(第二忠丸は出船せず。)

更に宿前で、LTオニカサゴ、フグと2度お隣になり、都度お互い貧果に終わってリベンジだーと話し合っていた戦友と思える方と再会。
お互いの近況を報告し合うと、やっぱり二人ともリベンジ釣行だった。

前日の撃沈を物ともせず敢えて死地(かも)に赴く勇気をお互いに称え、今日は左舷と右舷に別れたけど頑張りましょうね、と励まし合う。

たとえ撃沈だったとしても戦友と一緒なら慰め合えるでしょう。


(いざ出船。)

ユキちゃんから聞いて、船上で健船長に確認すると、今日は大きく作戦を変えるとのこと。
もしかして、と思っていた場所の予想が的中してテンションが上がりましたよ。
これは期待出来るか?


(潮はこんな感じ。)

左舷6名、右舷3名の余裕の釣り座で出船、中乗りしたユキちゃんは右舷に釣り座を構えてる。

曇り空に風がそよそよだからサロペットを着込んでも過ごしやすい。
少々うねりがあり、潮は緩やかに流れてる。


(ちょっとうねりあり。)

釣りを開始して早々、うねりで上下する中、微妙なアタリを見極めてアワセ一発、ファーストヒットをいただき!と揚げてみると、


(型良いよ。)

シロギス。

良型のシロギスは嬉しいゲストだ。
この後、もう1匹追釣する。

船長から「型見たよ」のアナウンスもあり、魚の活性は悪くなさそうだ、と思っていると、誘いでガツン!と来た。

竿先が突っ込んで、なかなかの大物だ、と期待して揚げてみると、前回と同様にとぐろを巻いたウミヘビ。
またもや早々にカットウを切り刻むことになる。

お隣の方はウミヘビを3匹揚げてた。
どんだけいんのよ。


(1匹目。)

カットウを付け替えて誘っていると、チョンと竿先にショウサイらしきアタリが出る。
前のめりに集中して竿先を見つめ、次のアタリで反応して掛ける。

抜き揚げると、ちょっと小いさいショウサイフグ。
前回はあがり間際に揚げたのが、開始20分で獲れると気分が楽だね。

周りを見ても小型がポツポツと揚がってるし、寄りフグのようなサイズで数が期待できる流れだ。
刺身は小型の方が旨いから、食でも楽しみだ。

この後も間を置かずにアタリが出てコンスタントに揚げるも、やはり小型が多い。
船長に確認すると、キープは17cm以上とのことなので微妙なヤツはメジャーで計測しましたよ。


(5匹目。)

ツ抜け折り返しの5匹目が8:45。
このペースなら余裕でツ抜けそうだぞ。

でも、小型が多いからかアタリがあっても掛けられない空振りも多くてハイペースでエサを消費する。
結局、この日はエサを3回お代わりしましたよ。


(嬉しい今季初。)

順調に数を重ねる中で、ちょっと引きが違うぞ、と期待とともに姿を見せたのは今季初となるアカメフグ。

愛しのアカメに会えて嬉しいよ。
熟成の後に美味しくいただきますよ。


(ツ抜け!)

10:00にフグでは今季初のツ抜けを達成!

このところの貧果と、これまでの一桁釣果にどれだけ悶々としたことか。
やっと、やっとのことリベンジ達成と言えるだろう。
長かったー。

たまに舳側に顔を見せるユキちゃんに釣果を尋ねると、この時点でダブルスコアの22匹ですと。
これが中乗り仕事をしての合間の釣果なんだから、やはり次元が違うな。


(11:30に15匹目。掛かり所が悪いけど。)

数を重ねるものの、リアランサーだからか穂先が柔らかい分アワセた時のタイムラグが大きく、ショウサイが小型だと掛けられない。

アワセても空振りが多くて、掛かっても腹とか尻尾とが目立つ。
寄りフグサイズにはリニアに操作できるAllegroの方が良いかもな。


(午後の第三忠丸。)

空振りが多いものの15匹を超えて晴れ晴れと喜びを噛み締めていると、我慢の釣行を重ね、リベンジで繰り返し返り討ちに会ってきたこの身に、釣りの女神様が更なるご褒美をくれる。

誘い下げでガツ!と明確なアタリで掛けるとグイグイ竿先が突っ込む。
大物の感触にドラグを緩めて巻きに入ると下に突っ込む引きとともにドラグが出ていく。

船長に声を掛けるとタモを持って横でスタンバってくれる。
やり取りしながら、下に突っ込むよ、と伝えると、「真鯛かな?」と船長。

そう。
紛れもない鯛の引きだ。
あとは色。
赤か黒か、どっちだ?


(赤でした!)

揚がってきたのは赤い魚体!
綺麗な真鯛だ。
野毛屋さんで一つテンヤもリベンジ種目だから、秋になったら乗るね、とユキちゃんに言ってたのに。
思わず口に付いた言葉、「テンヤで獲りたかったー」が本音だよ。

健船長からは、カットウはテンヤみたいなもんだから一緒だよ、と言われる。
見に来たユキちゃんに、真鯛船に乗る必要が無くなっちゃた、と告げる。

真鯛は50cm前後、1.5kgぐらいかな。
野毛屋さんで真鯛を揚げたならリベンジなったで良いでしょうか。


(青も来たぞ。)

更に、回収中の仕掛けにイナダが掛かること2回。
お土産が増えたぞ。

そして沖あがり。
ようやく満足の釣果で晴れ晴れと終えることができた。


(沖あがり。)

戦友の方も数釣りが出来て、マゴチも獲ったそうだ。
二人してリベンジ成り、伸び伸びとおおらかに会話が出来る。
前日の撃沈釣果を押して乗ったからこそのご褒美だね、と話し合った。

渋々の中でやっと獲れる1匹、活発なアタリでの数釣り、思いもよらない良型の釣り味、苦しみ悩みもするけど苦労の末に遂げるリベンジ、これらがあるから釣りは楽しいんだよね。

満足、満足。

・ショウサイフグ : 17(リリース3)
・アカメフグ : 1
・マダイ : 1
・イナダ : 2(リリース1)
・シロギス : 2
・サバフグ : 2(リリース2)
船中2~32
中潮


🐡


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