今日は、お彼岸でございます。
どういうわけか、私、主人の方と実家の方の墓を両方お参りするのが常でございます。
で実家の方は、三田で遠いですので、ついつい母親任せにしておりまして、
先月のお盆も 行ける日が少ないなどと、すこーし避けるような 言い方をしましたところ、
母に怒られまして、
「あなた、そんなことしてたら、しまいに（最後に）バチ当たるからね」
「○○ちゃん、(私のことまだチャンづけ）、○○君、（孫ザルのこと）もろくな目に会わないわよ」などと、
７０後半の割には張りのある声でギャンギャンと
言われまして、ブッチンと電話を切ってしまいました。
私も、ブッチン となりましたが、２，３日ほおっておきましたところ
今度は
息子君が 「具合が悪くなった」と クラーイ声で電話。
入院もせず、検査も異常なかったから良かったものの、
恐怖のバチが当たったかと、さすがの私も落ち込んだわけです。
（詳細説明は控えます）
なんやあ、うちの家の墓はああ？
ご先祖様をたいせつにせにゃあ あかんのかあ？やっぱり
息子君も、私も そそくさと遠い三田へ墓参り。
背後霊でもついとんのかあ
で、今日は、その例の元気母さんとお墓に行くつもりがあいにくの天候不順
私が、先について雨の中 掃除をしておりました。
と、変な不協和音が聞こえる
「耳鳴りかなあ？更年期やし、仕方ないかあ」
「うるさいなあ、ブーンブーンなんて変な音、携帯こんな音せーへんし」
で掃除が終わったころ、ふっと上を見上げると、階段状になっている
墓地の排水口のところに 一瞬見た限りでは、３ケタは軽くいくくらいの
数の ハチ、ハチ、ハチ……
小さいのから大きいのまでいっぱいでした。
早く拝んで帰ろう。お母さん、まだ来ないかなあ？
雨がやんで、お母さんがひょっこりやってきた。
で ２人で 拝んでいる最中に
お母さんが突然 「イタッ」「なんかに刺された」
私：「ええ？」
お母さん：「チクッて、無茶苦茶痛い」
私：「さっきハチおったよ」「今は見えないけど」
母：「スズメバチ？猛毒やん。やあどないしょう？毒抜きしないと」
「医者に行かないと」とか大騒ぎしている。
見ると、足に 確かに、３ミリくらいの 針らしきものが刺さっていた
私も生まれて初めて見た、ハチの針の残骸
老眼が入っている私でも、なんとか抜くことができました。
トゲなんかに比べて多少やわらかいけれど、とがっている。
先っちょに、なんだか白い塊のようなものがついていた。
「墓の管理事務所に行って、医者さがしてもらう」
とかなんとかで、拝むのもそこそこに、事務所へ
「猛毒が もう まわってるかもしれへん」とかすごいことを口走る母
こっちも焦る。こんなとこで、救急車で運ばれたら、どうしよう。
墓参りしとんのにい～～
「ハチの一刺し」ってなんか あったような言葉
致命傷とかいう意味ですよね。
管理事務所の所長さんにのところにかけこんで
母：「スズメバチに刺されたから、医者紹介してください」
事務所の人：「ミツバチの巣やから、大丈夫ですよ」
「スズメバチの巣なんか、ほっとくことないし、そんなことできませんから」
「ミツバチの巣は しょっちゅう、駆除してるんですけど、次から次に出てくるんでね」
うちのお母さん：
「あら、そうなの？」
「でも、ハチなんか危ないから、ちゃんとしといてくださいね。」
私、苦笑いで
「そうですか？すいません」
で帰り、「お母ちゃん、刺されたとこは、痛い？」
「うーん、もう大丈夫みたい」
「小さいハチやったみたいやし」
「○○ちゃんに、針抜いてもらって良かったあ、ラッキー」
で終わり。
なんやねん！あれだけ、大騒ぎしといて
帰り、３時を過ぎているというのに、昼ご飯を食べてないとかで
すごい勢いで、サンドイッチをバクバク 平らげておりました。
実家は、別のところですので
帰りに、「虫さされの薬ぬっときやあ」と言って別れましたが
ほんまにこの人、80近いんやろか？
慌てん坊で、元気な かあさんです。
確かに私の 大騒ぎする癖は、 この人からある程度受け継いでいるかもしれない。
でも良かったです。
ミツバチで、ハイ
ホッとしました。
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