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ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

237話 上空にて

2016年02月27日 | 空島編





”麦わら海賊団”が、空へ昇って行くのを見送ったのは、猿山連合軍だけではなかった。
「黒ひげ海賊団」も自身の船が木っ端みじんになるような最短距離で、メリー号の上昇を見送っていた。

黒ひげは愉快そうに笑った。
「ゼハハハハハ!!!まいったぜ、逃げられた!!!だがすぐにまた会うさ、このグランドラインにいる限りな!!」
部下の「音越・ヴァン・オーガー」がつけ加えた。
「その通り、この世は全て強い望みの赴くままに・・・・・巡り合う歯車なのである」と。
黒頃ひげ海賊団は、「空島」を疑ってはいなかったし、麦わら達が生きて帰ってくる事を信じていた。





その頃、上空で"積帝雲"に突っ込んだ麦わらの一味は、九死に一生を得た気分だった。
雲の重量と突き上げる速度の重力に吹き飛ばされそうになるのに耐えて、船にしがみつくのに必死だった。
しかも、曇の中では息もまともに出来ない。この勢いに、フライング・ゴーイング・メリー号の羽はもげ、帆は穴が空き、船は至る処に支障が出た。

それからどれ位の時間が経ったのか、、、着いた先は夢にまで見た雲の海。
それは、ルフィ達の想像をはるかに越えた世界だった。



だが、ログポーズはまだ上を指していて、ここは"積帝雲"の中階のようであった。

この不思議な景色にノリノリになったウソップが、柔らかそうな空の海へバフン!と飛び込んだ。
雲の海は、ウソップの知る海水の海より抵抗が少なく、水圧もないのでどこまでも潜っていけた。

暫くして、ロビンが気づいた。
「思うんだけど・・・ここには"海底"なんてないんじゃないかしら」
そう、ここは空に浮いた海なので、雲を突き抜けると空から地面に叩きつけられることとなる。

ロビンは、ルフィに出来る限り腕を空海の雲の中に突っ込んで遠く長く伸ばすよう指示をすると、「大丈夫、任せて」と【目抜咲き(オッホスフルール)】で、ルフィの腕に無数の"目"を咲かせて落下するウソップを見つけ出し【六輪咲き(セイスフルール)】でウソップをキャッチして無事、助け出した。



ウソップを引き上げてみると、空海の生物らしい「空のタコ」や「空の魚」がその体にくっついてきた。
それは体の中で風船のように空気に満ち、ウロコが羽毛のように進化していた。
これが、ノーランドの日誌にあった「空魚(くうぎょ)」であると思われる。




チョッパーは楽しくなって、双眼鏡でこのふわふわの空の海を観察していると、メリー号以外にも、この空の海を航海する船があることに気づいた。
だが次の瞬間、その船は”何者”かの攻撃によって爆破され、雲海に沈められた。
そして、その"何者か"は、メリー号めがけて一直線に空海の上を凄い速さで近づいてきた。

その者は、怪しげな仮面をつけ「排除する・・」と言うや否や、ルフィ、ゾロ、サンジの3人を一撃で倒した。




この3人が歯が立たないとなると・・・・とゾッとした時、今度は空の彼方から「そこまでだァ!!!」と一直線にメリー号へと飛び込んできて、一撃でその仮面の男を排除する者が現れた。

あまりの出来事にナミが半泣きで「何?今度はだれ?」と聞くと、男は「ウーム、我輩"空の騎士"!!!」と名乗った。






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