ルフィがいくら黄金の鐘を鳴らしたくても、ルフィは「巨大豆蔓ジャイアント・ジャック」から身動きがとれないでいた。
その間にエネルは、「方舟マクシム」を動かして、「巨大豆蔓ジャイアント・ジャック」から少し先の雲にひっかかっていた黄金の鐘楼にたどりついていた。
ナミは、この状況を打破する作戦を思いつき、「巨大豆蔓ジャイアント・ジャック」の下に居るであろう仲間達に向けて、豆の葉にメッセージを書いて落とした。
「この巨大な豆蔓を西に切り倒せ」
ナミもルフィも、下に居る仲間が絶対にこの豆蔓を切り倒すと信じていた。
ナミは逃げずに覚悟を決めた。
豆が倒れると同時に、ルフィを乗せてウェイバーをフルスルットルでぶっ放して、ルフィをエネルの方舟まで届けるんだ、と。
西の空には、黄金の鐘楼を手に入れてしまったエネルが、用無しのこの国の全てを抹消しようと、先ほどより遥かに巨大な【雷迎】を形成していた。
ゾロはわかっていた。ルフィがひし形のおっさんの為に黄金の鐘を鳴らすつもりでいることを。
そうでなくても、エネルの次の【雷迎】が落ちれば、自分達を含めた空島にいる人々の命はないだろう。
【雷迎】が落ちる前にエネルに辿り付けるのは、今、この空島であいつらしかいない!!!
ゾロはボロボロの体を引きずるように立ち上がると、最後の力で刀を抜いた。
「巨大豆蔓ジャイアントジャック」の上にいる2人に、思いをつなぐ!!!
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