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ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

276話 SHANDIA RHYTHM(シャンディアリズム)

2016年04月06日 | 空島編





ワイパーは自身の体・・・いや命と引き換えに、エネルを倒したはずだった・・・・が、"神・エネル"は、平然と立ち上がってきた。
「人・・・"神"を恐れるのではない・・・、"恐怖"こそが"神"なのだ」




ワイパーは【排撃(リジェクト)】の副反動で、その体はガクガクと奮えて血を吐いて膝を折った。
「戦士ワイパー言ったじゃあないか・・やめておけと。憐れなもんだな」
ワイパーは、ガクガクと震える瀕死の体で怒鳴った。
「・・・おれの名を気安く呼ぶな!!!!
800年前、この都市の滅亡を賭けて戦った・・・誇り高きシャンドラの戦士達・・・!!
その末裔がおれ達だ・・・故郷を奪われた大戦死カルガラの無念を継いで400年・・・!!!
先祖代々、ただこの場所を目指した・・・やっと辿り着いたんだ」


ワイパーは、立てるはずもないその体を、気力で立て直した。
「お前達が、邪魔だ」

「並みの人間では自殺行為の【排撃リジェクト】を二度撃って、立ち上がるとは流石だ。だが、相手が悪い」
エネルは手に持った棒で、その背から出る太鼓の1つを「ドドン!」と叩いた。
すると、その太鼓は【3000万ボルト・雷鳥(ヒノ)】となって、凄まじい電流とともにワイパーの体を通過し、ワイパーは黒こげのボロキレのように地面に倒れた。




続いて立ち上がっていたゾロが、エネルに向かって突撃した。ゾロはわかっていた、敵う敵ではないことを。
それでも向かうのは、「やらなきゃ、やられんだろうがよっ!!!!」との思い!
だがそれも、エネルが「ドドン」と太鼓を叩いただけで、太鼓から飛び出した【雷獣(キテン)】によって、ゾロもやられた。




だが、---------------それでも尚ワイパーは立ち上がった。
「なぜ立つ。なぜ立ち上がる・・・・!?」エネルは問うた。

ワイパーに意識はほぼない。あるのは、長老から聞いたあの日の言葉だけだった。
大戦士カルガラの直接の子孫であるワイパーだけが聞かされた、故郷をどうしても取り戻さればならない「もう一つの理由」だけがワイパーを支えていた。

「先祖の為!!!」



そのワイパーに、エネルは最後の天誅を下す。【神の裁き(エル・トール)】!!!!





最後に残ったのは、物陰に隠れて戦わなかったナミだけだった。
チョッパー、ロビン、ゾロ、ガンフォール、ワイパー皆が黒焦げで倒されている・・・。



ナミは、生きる為の選択をした。
「ついていきます!!あなたに・・・夢の世界っ。だめですか」




ビクビクと恐怖に怯えるナミを、冷酷な目で見ていたエネルは許可した。
「よかろう、ついて来い。それでいいのだ。恐怖に支配されぬ心というのもまた、時に難儀なものだ」




 


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