
ゴーイング・メリー号に現れた、神官サトリの弟子の副神兵長の「ホトリ」と「コトリ」は、すでにエネルによって瀕死になっていたサンジとウソップに攻撃を加え続けていた。
彼らにとって、サンジとウソップは、サトリを倒した憎き敵である。
ガン・フォールはこれは空の者同士の戦いであり、ナミに下がっているよう忠告したが、ナミは戦いの構えを見せた。
「いやよ!私だってたまにはこいつらを・・・守ってあげなくちゃ!」
ガン・フォールはナミの心意気に感心した。

空の住人であるガン・フィールドは、敵の持つ貝ダイアルの種類が何であるかを見極めるまで、手出しは出来ないでいた。
ここでは、ダイアルの種類を知ることが戦いの基本だからだ。
ホトリとコトリは自ら、自分達の持つダイアルを説明してみせた。
「炎貝フレイム」「斬撃貝アックス」「衝撃貝インパクト」「匂貝フレイバー」の4種。
だが、見分けの付かない二人の、どちらが何の貝を持っているのかの見極めは難しい。

だが、ガン・フォールは敵の攻撃を見極めて、コトリを槍で一突きにしてみせた。

ナミは、元からいちいち貝の種類の識別などするつもりもなく【サイクロン・テンポ】を投げつけて、サトリを船から突き落とした。
それからすぐに体制を立て直して、再び襲ってくるであろうサトリの襲来に備えて、ガン・フォールのこて(【衝撃貝インパクト)付きの鉄製手袋)をその手に装着して、敵の襲来に備えた。
ホトリは「炎貝」を使う・・・。ならばとナミは【冷気泡(クールボール)】をホトリの周りにばら撒いてから、わざと炎を使わせた。
結果、冷気は暖められて霧となる。
ナミはその霧に紛れて、ホトリの顔面で「衝撃貝インパクト」を撃ち放った。

衝撃貝(インパクト)の衝撃は撃った人間にも伝わり、ナミは腕がちぎれるかの痛みを覚えた。
が、痛みよりも、船と船員を守れたことに満足したのだった。
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