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ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

11話 敗走

2015年07月11日 | 東の海編




ゾロによって、バギー船長はあっけなくバラバラに斬り捨てられたが、バギーの部下達は愉快そうにニヤニヤ笑っていた。
何かがおかしい・・・、そう思った時、ゾロが背後から腹を貫通する程刺された。
刺したのは、宙に浮かぶバギーの腕。
ゾロは血を吐き、膝をついたが、なんとかその手を振り払った。




だがゾロの周りには、まだバギーの手や体の一部がふわふわと浮かんでいる。
バギーは、体を集結させて合体させると、不敵に笑った。
「バラバラの実!!おれが食った悪魔の実の名だ!!おれは斬っても斬れないバラバラ人間なのさっ!!!」



相手は悪魔の実の能力者!!
ゾロもナミも、形成逆転したこの状態が非常にやばい事を察していた。
ここは何とかして、逃げ出さないと・・・そう思った矢先、檻の中のルフィが叫んだ。

「後ろから刺すなんて卑怯だぞ!!!デカッ鼻ァ!!!」
バギーは、自分のデカ鼻が何よりもコンプレックスで、鼻の事を言われると激昂する為、「デカ鼻」は禁句ワードだったのだ。
ぶちキレたバギーは「誰がデカッ鼻だァああ!!!」と持っていた剣を力任せにルフィに投げた。

だが、ルフィはその剣を口で受け止めて、不敵に言った。「お前は必ず、ブッ飛ばすからな!!」
檻の中で、縄で拘束された状態での大口に、バギー一味は盛大に笑った。
だが、ルフィも負けじと笑った。 「はっはっはっはっ!!!死んでたまるかっ!!」
ナミには、ルフィが何をしたいのか分からなかった。


その時、ルフィが叫んだ。 「逃げろ!!ゾロ!!!」
これにはゾロも驚いて、一瞬拒絶の表情を浮かべたが、檻の中のルフィの何かを確信した”目”をみて「了解」と言ってニヤリとした。



だが、ただで敗走するようなゾロではない。
ゾロは、ルフィに向けられていた巨大な”特製バギー玉”の入った大砲の砲口の向きを力任せに変えると、ナミに点火するよう言った。その腹の刺し傷からは、血が吹き出していた。
これにより、バギー一味は自分達の仕掛けた"特製バギー玉"で吹き飛んだ。


その騒ぎの隙に、ゾロはルフィを檻ごと抱えて逃げるつもりでいた。
檻のあまりの重さに、またもやゾロの腹から血が噴き出した。
ルフィも「おいゾロ、はらわた飛び出るぞ」と心配したが、ゾロは「飛び出したらしまえばいい、おれはおれのやりてェようにやる!口出しすんじゃねぇ!」と言ってきかなかった。




ナミは、彼らが海賊の癖に、どうしてそこまでするのかわからなかった。
自分の知る”海賊”ではないような気がするも、海賊を信用することもできない。
煙が消えた後の酒場の屋上からは、3人の姿と、檻の鍵が消えていた。


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