
ガンフォールと鉄の試練の戦い、青海人と玉の試練の戦いの結果を、他の神官達は【心綱マントラ】で読みとっていた。
そしてシャンディアの村でも、少女アイサが【心綱マントラ】で読み取っていた。

アイサの【心綱】の報告を受け、神官が1人没した今が、聖地アッパーヤードに戦いを挑むチャンスだと考えたシャンディアのリーダー「ワイパー」は、皆に出撃を命じた。
ラキは、出撃の前にアイサの宝物の入ったバッグを預かって、皆に秘密で追加で取ってきてあげると約束した。
その秘密のやりとりを耳にしたワイパーは、苦々しい顔で二人を睨みつけた。
出陣したシャンディアの戦士達に、ワイパーは指示を出した。
「目指す場所は常に"神の社"!!!神など恐れるな!!大戦士カルガラこそが我らの保持神!!
ブラハム!!カマキリ!!ゲンボウ!!ラキ!!無事帰れ!!!
大戦士カルガラに誓い、シャンドラに灯をともせ!!!!!!」

神官3人は、シャンディア達の動きを読み、待ち構えていた。

神官サトリを倒したルフィ達は、ウソップが捕まえた「カラス丸」に乗り込んで無事に迷いの森を抜け、神の島アッパーヤードをミルキーウェイにつれられるままひた走っていた。
一方、空の騎士を助けるために海に飛び込んだチョッパーは、暫く意識を失くしていたが、ここに住んでいると思われる巨大なサウスバードに、空の騎士もろとも助け出されていた。
生贄を脱走したナミ、ゾロ、ロビンの方も目を見張る発見をしていた。
ナミが見かけたという海岸に行ってみると、そこにあったのは、ジャヤの「猿山連合軍」の本拠地の家の失われた片方があったのだ。
これにはゾロは青ざめたように驚いたが、ナミとロビンは冷静に判断していった。

「これは地上で見たものの"片割れ"。つまりこの島はもともと地上にあった島なのよ・・・、そもそもこの島が"浮雲"でないことが不思議だった」というロビンに、ナミも同意した。
「おかしな家だと思った。あの家には2階があるのに、2階へあがる階段がない。
あんな絶壁に家を建てる理由もない・・・・あの海岸は『島の裂け目』だったんだ・・・!!!
この島は・・・・ジャヤなのよ!!!
かつて地上にあって、ノーランドが確認した"黄金郷"は、海に沈んだわけじゃない・・・!!!
400年間ジャヤはずっと、空を飛んでたんだ・・!!!!」

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