むじな@金沢よろず批評ブログ

台湾、国際情勢、アニメなどについて批評

フランス大統領選挙、ロワイヤルに勝って欲しいが・・・

2007-02-25 05:48:21 | 世界の政治・社会情勢
フランス大統領選挙投票の4月22日まで後2ヶ月足らず。4月の投票で、過半数獲得者がいなければ(多分いない)5月6日に決戦投票がある。これは最近フランス語マイブームなこともあって、密かに注目している。左翼な私としては、社会党のセゴレーヌ・ロワイヤルが勝って欲しいとは思う(しかも美人だし)。右派のニコラ・サルコジは、はっきりいって主張も顔も嫌いだ。顔が嫌いな指導者としてはほかにもベネズエラのチャベスと、教皇ベネディクト16世もそうだが、サルコジの顔は本当に気に要らない。しかもかなりの親中派だ。でも、サルコジが世論調査ではトップだ。これは困る。
ただ、一時期は10ポイントの差がついていたサルコジとロワイヤルの差も、直近の調査では縮まったらしい。これからロワイヤルの追い込みが期待されるところだ。
とはいえ、ロワイヤルも手放しで期待する気にはなれない。というのは外交的に軽率な発言で、お馬鹿なところが露呈してしまったり、治安については軍人の父親譲りなのかわりと右っぽい意見を吐いているし、何よりもフランス左翼にしては珍しく親中派らしい。といっても、サルコジも思い切り親中派だから、同じ親中派なら一方では人権と環境にうるさいロワイヤルのほうがまだマシだとは思うけどね。
ロワイヤルは、ファビウス(わりと親台湾)と一緒に「21世紀の新しい左翼」を目指すと宣言したし、これでできれば中国に対する妙な幻想から目覚めてくれたら、言うことないんだけどね。フランスでは社会党、緑の党、新聞のルモンドなど、まともな左翼のほうが中国に批判的。というか、まともな左翼なら中国に批判的になるほうが当然だが。ロワイヤルは左翼としてハンパなのか。

(脱線するが、美人といえば、フランスの週刊誌の特集で、子供のころの写真が載っていたが、小さいときから、ちょっとませた感じではあるが、かわいい顔していたみたいだな。美人だから許す。同じように、私が嫌い国の上位であるイスラエルも、ナタリー・ポートマンだけは許す)

Royal et Fabius reunis pour "la gauche du XXIe siecle"
http://tf1.lci.fr/infos/elections-2007/0,,3400301,00-royal-fabius-reunis-pour-gauche-xxie-siecle-.html

Sarkozy l'emporterait de justesse
sur Royal par 50,5% contre 49,5%
http://tempsreel.nouvelobs.com/speciales/elysee_2007/20070224.OBS4111/nicolas_sarkozy_lemporterait_de_justessesur_segolene_ro.html

L'ecart se resserre entre Sarkozy et Royal, selon l'Ifop
http://www.boursier.com/vals/all/l-ecart-se-resserre-entre-sarkozy-et-royal-selon-l-ifop-feed-21141.htm