カジュアル・アミーガ         本ブログの動画、写真及び文章の無断転載と使用を禁じます。

ある日カッパ姉ちゃんとカメラおじさんの家に一匹の子犬がやってきた。
日々のうつろいの発見と冒険を胸に生きていこう!

ウィラード~チュウいして見ると

2007年11月17日 | めんちゃん日記
いつもの散歩みち。
小川のある緑道でぼくは、変なやつを見たよ。
チョロチョロ草むらを動き回って、
ひょっこり顔を出したんだ。
大きくてびっくりした。
太った子猫ぐらいあったよ。
そのネズミ君。
ぼくは、ワンワン吠えるのも忘れて見とれてると
おいら、夜なべ族だけどよぉ、
朝すみかに帰るのにひとり出遅れちゃったんだよぉ。
まあ、あんた。見なかったことにしてくんねえ。
と橋の下の土管にぼそりと言うと消えてったよ。

帰り道、カメラおじさんがぼくのリードをひっぱりながら
昔ねずみに世界が乗っ取られるアメリカ映画があったな。
「ウィラード」とか言ったなあ。
そう言われても、
ぼくは、わからないよ。
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愛するココロ-35-

2007年11月16日 | 投稿連載
     愛するココロ 作者 大隈 充
            35
由香の膝の上でパームトップの液晶画面がチカチカと点滅している。
赤や青と目まぐるしく変化してその光が強くなったり、
弱くなったりする。
「ここは、ナビだと市営グランドの場所じゃないよ。」
「でも反応している。段々通信圏内に入ってきた。」
由香は、ナビと前方をキョロキョロ見ながらハンドルを握って
いるトオルの問いかけにパームトップを覗きながら答えた。
ワゴン車は、大きな寺を過ぎて嵯峨野の住宅街を迷走したかと
思うと、幹線道路へ出る道のY字路にさしかかったところだった。
「どっちに曲がればいいの?」
「まだ電波が弱くて、完全にアクセスできないよ。」
「とりあえず右に曲がってみるよ。」
宅配便のオートバイをかわして、明るい幹線道路の方へトオル
と由香を乗せた小型のワゴン車は進んでいった。ちょうど
そのバイクが通り過ぎるとき一瞬そのヘッドライトで泥だらけ
で傷だらけのワゴン車のボディーが浮かび上がった。
夜も十一時に近く直線道路を走ると車の往来も疎らだった。
「うん。電波が少し強くなってる。」
「市営グランドから二キロは離れてるし、むしろ進んでいく
方向がどんどんグランドから遠くなってるんだけど。」
「うーん・・・」
「カトキチの情報に時間差があるのかな?」
「そうだ。研究室のコンピューターは、常時エノケン一号と
つながっている訳じゃなく定期的にPHSでやり取りして
位置情報を解析するのに時間差が出てるのよ。きっと。」
「場所が変わってるってどういうこと?」
「つまりー」
「つまり?」
「つまりエノケン一号がこの三十分で動いているってことよ。」
「またアイツ逃げてるのかあ。」
「逃げているかどうかわからないけど移動して私たちの近く
に来たということは、確かなのね。」
「世話の焼けるヤツだぜ。エノケンさん。」
とトオルがアクセルを踏み込んだとき、助手席の由香の膝の上
のパームトップがブルーに光った。
「完全にアクセスできた。」
「なんだか飲み屋街の外れに来ちゃったよ。」
「どこだろう。」
由香は、もう一度同じフレーズを呟いてパームの画面に
「ドコニイルノ?」と入力した。
液晶のブルーの画面からピアノの音がすこしづつ
漏れ出したきた。
トオルは、車を減速してブレーキペダルの方に足を向けた。
「カナシイデス・・・」
エノケン一号の声がピアノ音の後に聞こえてきた。
トオルが行き止まりでブレーキを踏んだ。
そこは、古い木造長屋のアパートだった。
由香の手に握られたパームトップの液晶画面の距離計が
ゼロになった。ワイヤレス端末とロボット本体の間の接近
位置を示す距離表示は、五メートル以内は、測定ゼロになる。
「もうそこにいる筈よ。」
と由香が車から降りながら叫んだ。
「こんなとこに?」
トオルも降りてきてアパートの外階段の手すりに手をかけた。
そのときガシャン!
というお皿の割れる音がした。
「何回言うたらわかんねん。めしなんか食わせへんぞ!
こんガキがぁ。」
男の烈しいだみ声が一階の右端の部屋から夜闇に激流の
ように流れてきた。
その声の主は、下加茂倉庫と描かれたジャンバーを着た
白髪の中年男だった。
酒を飲んで酔っているのか両頬が赤い。
男は、台所の流しの洗物の食器を木目タイルの床に投げ
飛ばされて倒れている小学生の学の頭に思い切り投げつけた。
「あんだけ食ったら洗っとけ言うてんねんのに、なーん、
ユニホームのまま寝てんねん。シマキアゲっぞお!
こら!ボケ!」
学は、辛うじて手の甲で避けたが指をバックリ切って
血が吹き出てきた。
しかし学は、石のように歯を食いしばって涙を食い止めた。
おそらくいつもここで大きな声で泣こうものなら、もっと
烈しい折檻が待っているのを知っているのだ。だからただ
ただ黙って耐えるしかない。
「何黙ってんねん。ごめなさいは?」
と椅子を蹴散らして、学の耳をもつと居間の方へ引き
ずって学の腹を蹴り上げた。
「今日こそは、殺すぞ。われ。オッカアがだらしない
女だと子もスカや。」
「ごめんなさい。ごめんなさいー」
泣きながら厄払いの念仏を唱えるみたいに震える口で
ごめんなさいと何遍も言い続けて学は頭を畳にこすり付けた。
白髪の男は、窓サッシをガラリと開けてその学の顔を殴る
と外へ突き落とした。
外は庭というよりブロック塀の間に自転車がやっと置いて
ある程度の洗濯干しスペースでしかなく、そこへ唇から血を流
しながら転がり落ちた学は、ブロック塀にはじき返された。
白髪の義父は、学の野球のバットをふりかぶって
追いかけてきた。
「あまえなんか、役立たずや、スカや、いんでまえ!」
と十一歳の震える少年の頭めがけて、力の限り金属バット
を振り下ろした。
カキン!
乾いた音がした。
急に辺りが静かになった。
次の瞬間、白髪男は、庭に尻餅をついていた。
金属バットが鉄の腕に当たって跳ね返って白髪男の頭を
直撃した。パチンと酔いが覚めた。
「ユコウ!マナブクン。」
学は、びっくりして立ち上がった。
「ココニイテハ、イケナイ」
ブロック塀の上から一部始終を見ていたトオルと由香が
同じくびっくりして首を突き出して叫んだ。
「エノケン一号!」
エノケン一号は、鉄の腕で学を庇ったのだった。そして
学を両手で支えるとゆっくりと木戸から道路へ誘導した。
「な、何だ?お前。こら!冷蔵庫がなんで動いてるん?」
白髪男は、猛然と立ち上がって追おうとするとエノケン
一号は、片手で自転車を倒して思い切り男が転倒するのを
計算どうり実行した。
木戸を閉めて変な冷蔵庫とユニホーム姿の血だらけの
小学生が舗装道路をしっかりと歩き出した。
「イヤ、ヒサシブリデス。」
エノケン一号は、由香とトオルに手を振った。
「よかった。エノケン一号!」
と由香は、傷だらけの冷蔵庫型ロボットに抱きついた。
そして傍で震えている学も抱き寄せた。
「トモダチ!」
エノケン一号は、由香に学を紹介した。
由香は、ただ学の唇の血をハンカチで押さえながら頷いた。
何どもしっかりと、力強く、少年のココロに届くように。
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清里マチス~シーちゃんのおやつ手帖23

2007年11月16日 | 味わい探訪
清里高原の洋菓子レストラン。
別荘地の一年は、短い。特に冬が長く営業はお休みすることもある。
夏の最盛期で一年の大方の生業が決まる。
清里マチスへのアクセスは、こちら。
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かなわぬ恋

2007年11月15日 | めんちゃん日記
今日週一回のねこ先生の病院におつとめの日。
今日重傷の子が来なければいいなあ、
と思っていたら珍しく病気のワンちゃんねこちゃん
が少なかったよ。
だから午後ホテルの番をさせられたよ。
するとぽっちゃりとした可愛い子がいたんだ。
ぼくは、すっかり青年。すぐに恋したよ。
メロメロ光線を出してクンクン、フリフリハヤハヤ。
でも檻越しにペロペロしかできない。

檻越しの恋ー。
8才のお姉さんのチワワちゃんだったけれど
ぼくは、そんなこと構わない。
このやるせない気持ちをはき出すだけで頭がいっぱい。
ぼくがあまりメロメロ光線だすと
チワワお姉ちゃんが吠えて、
「私にはいま旅行に行っているにんげんの家族がいるの。
 あのひとたちを裏切ってあなたのもとへいけないわ。
 許して! 来ないで! 」
ぼくは、なんだか悲しくてクーウンクゥーンって泣いたよ。
「おーい。めんちゃん。うるさいよ。まったく。散歩つれってって!」
ねこ先生の声が飛んだよ。
ぼくは、鼻をぐちょぐちょ濡らしながら緑道を
しかたなく散歩したよ。また失恋した。
ぼくは、このまま行ったらカメラおじさんがいつか言っていた
犬の「男はつらいよ」の寅さんになってしまう。
49回も失恋したくないよ。
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犬、立ち入り禁止(変な看板シリーズ)

2007年11月14日 | 街角探検
坂の途中の住宅地に
畑だったところを駐車場にしたところがあるよ。
いつものクセで片足をあげてピーと
おしっこしたら、怒られた。
ここは、犬が入ってはダメなゾーンだったんだ。
たぶんワンちゃんのフンをそのままにしたひとが
いたんだと思う。
それで頭にきて、こんな看板を出したんだ。

ぼくら、ワンちゃんはまじめにウンチしてるだけだよ。
軟便、ほれぼれ便といろいろあるけど。
ウンチをとらないにんげんがわるいよ。
とばっちりは、こっちにくるんだもの。まったく。
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七五三Part2-でもそんなの関係ない

2007年11月13日 | 街角探検
Part2として
 どんな子も着物着て七五三はかわいい。
 日本人に生まれてよかったぁ。
 I wanna wear Kimono!
Why don't I have Sunday wear?

 外人の子供がパパ、ママにたずねました。
 でもパパママは、
That's Japanese style.
Your Halloween has just been over.
(ハロウィーンがあったからいいでしょ。)
と突然その子が叫んだ。
 でもそんなの、関係ねえ。でもそんなの関係ねえ。
 Oh pah Pee-
 
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七五三 in Kamakura

2007年11月12日 | めんちゃん日記
東海道線とかいう列車に揺られて
鎌倉に行ったよ。
北鎌倉は、カメラおじさんの父さんのお墓が
あるのでよく行くけれど
鎌倉鶴岡八幡は、久しぶりだったんだ。
雨のあとで人が少ないかと思ったら
とんでもなく七五三でにぎわっていたよ。

ワンちゃんもお参りしていた。
ぼくもあと一月で三歳になる。
早めの七五三でパチパチとお参りしたよ。
帰りの参道でぼくに似たチワワ君がいたので
アイサツしたら喜んで遊べたよ。
    
カッパ姉ちゃんがいつもお土産を買う若宮大路の路地で
巨大な平和ネコがいて、記念撮影したけど
どう見てもネコと言うよりは、タヌキと言った方が
いいみたいだったよ。ぽんぽこ・・
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雨降りだからJ.Jでも勉強しよう!植草甚一展

2007年11月11日 | 美術館・イベント
君はJ.Jこと、植草甚一を知っているか?
って若い人に聞いても判らないかもしれない。
いま世田谷文学館で「植草甚一/マイ・フェイヴァリット・シングス」展
をやっている。
明治生まれで1979年71才で亡くなるまで
風のように自由人であり続けた。
散歩と映画とミステリー小説とジャズをこよなく愛した人。

神田や下北沢の古本屋に通いつめたかと思えば
ニューヨークでjazzを聴いたり、神出鬼没。
展示では、自身が創刊した雑誌「宝島」が並んでいたり
日記や原稿があり、インタビューも聴ける。
雑学、古本と音楽。
スマートなオタクの元祖。
いや、やはりオタクではなく明るい自由人と言い換えた方がしっくりくる。
これほど自由に生きられた人はいないんじやないだろうか。
ファッションにもこだわり、
キャメルの煙草にベレー帽。赤いネクタイに白いスーツ。
ときにサイケなTシャツ姿。

好きになったものは、片っ端からスクラップ。
ユリイカやスイング・ジャズ批評、話の特集、プレーボーイに映画批評
毎日散歩して原稿書いては、コーヒーを飲みまた歩く。
こんな面白い爺さんがいた。
小さなことに囚われすぎる現在の日本に
J.Jは何かのヒントになる気がする。

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ごめんめん

2007年11月10日 | めんちゃん日記
ぼくは、いつの間にかカッパ姉ちゃんとカメラおじさんが
大好きになってしまったよ。
いいひと、わるいひと。
エサをくれるひと、遊んでくれるひと。
こわいひと、あぶないひと。
ぼくは、いつでもカッパさんたちとお散歩に行きたい。
ドッグカフェでおやつを貰いたい。
でもつい大きなワンちゃんや黒い服の男のひとなんか
来ると、ワンワンやっちゃうんだ。
ひとが食べてるときに本当にうるさいよ。
我ながら。今日は本当にあやまります。
ごめん!
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愛するココロ-34-

2007年11月09日 | 投稿連載
愛するココロ  作者 大隈 充     
         34
枯れた松ノ木の間伐材をヌカルミとタイヤの間に差し込んで
ワゴン車の車体をバンバンと叩いて合図する由香に応えて、
運転席のトオルは思い切りエンジンを吹かした。
ぶるんぶるん上下に後輪が震えて車は、やっと硬い地面
に這い上がった。
夜の森で唸るエンジン音が高く梢を飛び交うヨタカから
急に低い地を這うイノシシの足音に変化して谷間に木霊した。
「やった!あがった。」
「よかった!」
トオルと由香は、林道を駆け上がって一旦停止したワゴン車
のヘッドライトの中で飛び出して抱き合った。
「由香ちゃん!」
「・・・・・?」
すぐに離れた由香の体を取り戻すように白くて細い手首を
トオルが掴んで引きつけた。
「そんな場合かあー」
由香は、丹波の夜の森でオオカミに変身しようとしている
トオルの赤く見開かれた目に懐中電灯のビームを照射して
運転台へ逃れた。
「エロかっこわるい!」
「由香ちゃーん。」
「早く街へ行かなくちゃ。」
「由香っぺっ!」
「いいよ。ひとりでそこで悶えても・・」
「いやだよ。待てっつうの。」
と運転席に乗り込む。
すると反射的に由香が飛び降りた。
「何だよ。何もしないって。」
「違うの。もとの道まで誘導するのよ。」
と懐中電灯を車の後ろへ向けて照らすと下へ下へと林道
を誘導しだした。
 混乱して複雑に絡み合った糸を解くには、冷静さと記憶
と根気があれば必ずどこかに緩みが出てきてあるとき突然
ほぐれ出す。
一度ほぐれ出すと今度はウソのように気持ちよく外れていく。
トオルは、一人だったら絶対に一晩この森の中で過ごす羽目
になっていただろう。子供の頃綾取りもすぐに諦めていつも
丸めてぐちゃぐちゃの堅い糸玉にして屑籠に捨てていたし、
父親から薦められたルービックキューブも五、六回廻した形
のまま本棚の間で埃を被って放置される運命にあった過去は
隠しようがない。
混乱解消の冷静・記憶・根気の三つのキーワードは一番トオル
の心情の対極にあった。
ではこれら三つの荒海を乗り越えるための宝剣としての心情
に由香やカトキチは極めて適していたが、その彼ら以上に最も
適した性質をもっているのは、ロボットだった。
しかしカトキチが造ったエノケン一号は、今までの研究室の
ロボットと違って、生来きっての放蕩者だったエノケンの
データがどっぷりと入っているのでときどき冷静でなく、
記憶もアヤフヤで根気もなく、きまぐれを起こすことがはっきり
と判明した。
 エノケン一号が高速道路のパーキングから姿を消して三日が
過ぎようとしていた。
どこかの回路がショートしてただ単に暴走したとは、加藤教授は
思っていなかった。
ロボットが意識をもって自分から逃げて連絡を閉ざした。ココロ
の回路モデルを研究してきてこのエノケン一号に試作した責任者
として記憶データがあるレベルに達するとココロ中枢基盤に
能動的な判断を下せるようになるソフトウェアを書き込んでいた。
だから赤ん坊から思春期の自我をもった人間のように何らかの
自発的な判断がでくることはわかっていたが、それがトンズラ
とは思わなかった。
九理大の加藤研究室では、もう失敗かと善明はじめ院生と
嘆いていた矢先エノケン一号からカトキチのメインパソコン
に通信が入った。
「野球はすばらしい。」
「正確にストライクを投げる快感。好き。」
モニターに現れたエノケン一号からのメッセージを読んで
カトキチは、首を傾げた。
「何だ。こりゃ。何をしとるんだ。」
とぶつぶつと雑然としたデスクで呟くと携帯電話の通話
ボタンを押した。
「ああ。真鍋くん。京都の市営グラウンドに行ってみてくれんね。
エノケン一号な、野球ばしようるっちゃ。」
「はい。先生。エノケン一号の居場所が特定できたんですね。」
夜道を助手席で揺られながら由香が出た。
「ああ。はっきり今そこから通信してきよるんたい。野球って
すばらしいげな。」
「何ですか。それ。野球してるん?エノケン一号。」
「何やわからんけど、そうみたいや。とにかくもう丹波の山は
抜けたんなら、行って見てくれんね。」
「はい。今市内に入って来ました。市営グランド、地図で探して
行きます。100メートル以内に近づいたらエノケンのパーム
トップが反応するハズですから。」
「エノケン一号は、成長している。この京都という地で何か
を思い出して一時的にコンフューズしたんち思う。見つけたら
深夜でも連絡して。」
とケイタイをカトキチは少しほっとして口笛を短く吹くと切った。
その一方的に切ったケイタイの向こうでカトキチは気づかず
オフにしたが、ほんの一瞬トオルの慌てた声と由香の悲鳴が
かすかに聞こえた。
「ほら、由香っぺ。パームが光ってる!」
「うわわわわー」


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Happy Birthday~シーちゃんのおやつ手帖22

2007年11月09日 | 味わい探訪
田園都市線の沿線ぞいの洋菓子店。
たまプラーザ、あざみ野、中央林間と多摩丘陵に比較的
新しくできた通勤鉄道でお店もウン十年とか、創業40年など
というお店は少ない。
ケーキ屋Happy birthdayのホームページ
 
 ところでおやつ手帖と関係ないけど昨日のライカ犬の話が
あまりに悲しくて一日ずっとブルーでした。
バイコヌールの宇宙基地へ連れてこられたライカ犬は「クドリャフカ」
と名付けられたらしいです。
ロシア語で巻き毛ちゃんという意味らしいです。3、4才でした。
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星になったライカ犬☆世界最初の宇宙犬

2007年11月08日 | めんちゃん日記
「かぐや」による月のハイビジョン映像

ぽっぽ通信のハト爺さんが最も偉大で最も可哀想なワンちゃん
の話を伝えてきたよ。
1957年11月3日にほ乳類で最初に宇宙旅行した「ライカ犬」の
50年記念碑が完成し、モスクワで除幕式が行われるハズが準備が遅れて
間に合わなかったんじゃ。
 この偉業をたたえる計画を進めてきたイリイン教授は、
「役所の書類審査の遅れのせい」で今月末には式典を無事に
行いたいと言っとるそうじゃ。
当時のソビエトの発表だと1週間生きたといわれたが
実際は発射後数時間で加熱とパニックで死んだそうじや。
          
ああーあ。地球史上最初の宇宙犬がかわいそうだよ。
ぼくは、彼女が本当ににロケット「スプートニック2号」に
乗りたかったのか、考えると心が痛いよ。
ただロシアの街でうろついていたのを捕まえられ
気がついたら宇宙に飛んで帰って来れなかったんだもの。



因みに、このライカ犬を乗せたスプートニック2号は、
1958年4月14日に大気圏に突入して燃え尽きてしまった。
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抜け道

2007年11月07日 | 写真コラム
銀座の文房具で有名な伊東屋。
その脇にある抜け道。
銀座は、ビルとビルの高さが比較的に
そろっていて、建物がひしめき合う。
でも
そのビルとビルの間に生活道のように
人ひとりが通れる抜け道が結構ある。
ほっとする。
人もあまりに完全だと近寄りがたいけど
一つでも抜けたところがあると
ほっとする。
愛着がわいたりする。
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秋なのに、蝶々とめんちゃんの巻

2007年11月06日 | めんちゃん日記
坂を上って、下りて、
6丁目Cafeの近くに大きな畑があったよ。
等々力駅へ行く道。

白いひらひらがいっぱい、飛んでいたよ。
チョウチョウだ。
ぼくは、ぴょいと畑にのぼって、くんくんと
追いかけたけれど蜜を食べるのに忙しく
逃げられたよ。

それでもしばらく追いかけっこして遊んだんだ。
春でもないのに珍しいね。

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動物フェスティバルin世田谷

2007年11月05日 | めんちゃん日記
年に一度の世田谷区の動物フェスティバル。
砧公園で毎年秋にあるんだ。
世田谷区の動物病院の先生や動物の専門家が
動物の好きなひとたちとふれあいと知識とか情報の
交流をするお祭りだってカッパ姉ちゃんが言っていたよ。
当然ねこ先生も写真付きキーホルダー制作の受付でがんばっていたよ。

近くに警視庁のお馬さんのコーナーがあって
怖くてワンワン吠えたら怒られた。

でもやぎさんとか大きなねずみさんとかは面白くて
吠えなかったよ。

一番人気だったのは、ドッグトレーナーのしつけ教室だったね。
どうしたらお行儀よくなるか、名前を呼んだらこちらを振り向くか
どうしたら吠えないようになるか・・・・
うーん。ぼくは、耳が痛かったよ。
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