自分の母は大正15年、昭和元年生まれの96歳、虎年である。
1つ年上の父は69歳で他界しているので、すでに故郷で27年間一人暮らしだ。
「6年前転んで足の骨を折ってから、施設で暮らしている」自分もベトナムから帰って、時間があれば
会いに行っていたが「コロナ禍」で老人施設の「面会ハードル」は極めて高くなってしまった。
今回の2年半ぶりの日本で、もちろん母に合うことも予定した。しかし施設に着くと
*2週間以内に渡航歴のある人は「施設の建物にさえ入れてはくれなかった」
(もちろん高齢者が入居する施設でコロナが発生したら大変なことになってしまうだろうから、この措置は
理解はできるが、残念極まりなかった。母は強い人だが、さすがにつらいであろう。日本にいる兄家族によって支えられている。父が病気にふして、亡くなったときには自分の家族が対応していた。兄家族は赴任先のアメリカに居て父の死に目には会えなかった。今度は逆の立場である。)
仕方なく「お土産を職員に託し、すぐ近くにいるだろう母のことを想いながら施設を後にした」
コロナではこのような「残念な場面が多く報道されている」病気の事より、その結果、親子や夫婦
親族と分断されてしまう大変さのほうが大きいのかもしれない。荼毘にふしてからでないと会えない
ようなことも多く報道されている。本当に残念なことだ。
結局は今回の帰国では母への面会はできなかった。
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