ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

私の家政夫ナギサさん 目覚ましは? ディープパープル - Smoke on the Water

2020-09-12 18:39:00 | 伝説の洋楽ハードロック編
この間までTBS系で放映されていたドラマ「私の家政夫ナギサさん」、見てました?
多部未華子さんが演じる、できるOL相原メイと、大森南朋さん演じるスーパー家政夫鴫野ナギサが主人公のドラマ、とっても面白かったですが、なんとドラマの中で、OL相原メイの目覚ましの音楽がディープパープルだったのです。"Highway Star""に"Burn"、"Smoke on the Water"そして"Black Night"、今回は何の曲かな?と毎週楽しみに見ていました。
特別編では目覚ましの音楽がうるさいということで夫婦げんかもしていましたね。
こちらが第1話に使われた"Highway Star"。これはすぐ起きますね。


そしてこちらが最終話?の"Smoke on the Water"。ハードなロックにもかかわらず1973年に最高位第4位、年間チャート50位を記録する大ヒットでした。
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ピーター・ウルフ Peter Wolf - Lights Out(1984年の洋楽 Part36)

2020-09-10 23:12:07 | '84年洋楽
1984年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart36はPeter Wolfの"Lights Out"。
最高位は9月8日と15日付の第12位。年間チャートは残念ながら圏外でした。

Peter Wolf、そうなんですよね、あのThe J. Geils Bandの創設メンバーであり、バンドの看板リードボーカルです。
そのThe J. Geils Band、バンドの結成は1968年、ということで、60年代から音楽活動を始めたベテランロッカーです。
アルバムでのデビューは1970年にリリースした『The J. Geils Band』、このアルバムは残念ながらあんまりヒットはしませんでした。
初めての大ヒットは1973年の3枚目のアルバム『Bloodshot』、最高位10位を記録します。
シングルは4枚目のアルバムからのシングルカット曲"Must of Got Lost"が1974年に最高位12位と、初めての大ヒットを記録します。
その後、70年代後半には、ポップないい曲を出すのですが、残念ながらシングルチャートでは30位台にとどまります。"One Last Kiss"や"Come Back"はとってもい曲で、私も大好きでした。私のブログにも何度も登場しています。

そしてこのバンドの転機になったのはもちろんアルバム『Freeze-Frame』、そこからのシングル"Centerfold"がなんと4週間の1位という特大のヒット。The J. Geils Band、地味目のバンドでしたが、この曲で奇跡的に超メジャーバンドとして全世界に認められます。

ただし、"Centerfold"のあまりの大ヒット、ヒットしすぎてバンドの中がうまくいかなくなったのでしょうか、ライブアルバム『Showtime!』をリリース後、Peter Wolfはソロ活動を開始、まもなくバンドを脱退します。
Peter Wolf、バンド脱退後の初めてのソロアルバムが『Lights Out』、ソロアルバムからのシングルがこの曲"Lights Out"です。

"Lights Out"ですが、Peter WolfとDon Covayの共作。Don Covayですが、60年代から活躍しているソウル系のシンガーソングライターです。73年には"I Was Checkin' Out, She Was Checkin' In"という曲が29位を記録しています。
"Lights Out"ですが、曲調はまさにJ. Geils Band。J. Geils Bandの新曲といってもいい曲ですね。

反対に、Peter Wolfが脱退した後のJ. Geils Bandのアルバム『You're Gettin' Even While I'm Gettin' Odd』は全くヒットせず、シングルもTop40に入ることなくバンドはあえなく解散してしまいます。
その後、オリジナルメンバーで再結成、J. Geilsは2017年に亡くなってしまいますが、現在もPeter Wolfとともに活動を続けています。
コメント (16)
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ビルボード 全米 Top40 1984年9月8日付 ラット Ratt - Round And Round

2020-09-06 18:37:53 | 1984年ビルボードTop40
1984年9月8日付ビルボード All American Top40、2週目の1位はTina Turnerの"What's Love Got To Do With It"。Tina Turnerですが、デビューは1950年代の大ベテラン。Ike & Tina Turnerで活動し、沢山のTop40ヒットを持っていますが、Top5ヒットとなると、1971年にJohn Fogertyの名曲"Proud Mary"のカバーが4位を記録するヒットになって以来になり、この曲が10年以上ぶりとなる2曲目のTop5ヒット、長いキャリアの中での初めてのNo.1獲得です。

2位は前週と変わらず2週目の2位、John Waiteの"Missing You"。John Waiteですが、イギリスのロックグループThe Babysのボーカリスト。The Babys解散後ソロ活動を始めてからの初めてのヒットが大ヒット。The Babys時代には3曲のTop40ヒットを持っていますが、"Isn't It Time"(名曲でした)と"Every Time I Think of You"の13位が最高のヒット、この曲がバンド時代、ソロ時代を通じての初めてのTop3ヒットになりました。
3位は6位からアップ、Cyndi Lauperの"She Bop"。Cyndi Lauperですが、デビュー曲の"Girls Just Want to Have Fun"が最高位2位、次の"Time After Time"がNo.1を獲得、この曲で3曲連続のTop3ヒットになりました。
4位は前週と変わらず、3週間の1位の大ヒット、Ray Parker Jr.の"Ghostbusters"。Ray Parker Jr.ですが、1978年、Raydioの"Jack and Jill"が8位を記録、1980年にはRay Parker Jr. & Raydioとして"A Woman Needs Love (Just Like You 年に年のDo)"が最高位4位の初めてのTop5ヒット、ソロになって"The Other Woman"が最高位4位、この曲で3曲目のTop5ヒット、初めてのNo.1ヒットです。
5位は3位からダウン、Lionel Richieの"Stuck On You"。Lionel Richieですが、The Commodores時代には"Three Times a Lady"と"Still"の2曲のNo.1を含め7曲のTop5ヒット、ソロになってからはこの曲で8曲目のシングルですが、シングルすべてがTop10ヒットで、Top5ヒットもこの曲で7曲目、Diana Rossとのデュエットで1位となった"Endless Love"を含め4曲のNo.1となりました。

この週12位からダウンして16位はRattの"Round And Round"。最高位は8月25日付と9月1日付の第12位、年間チャートは87位。彼ら初めての大ヒットです。

Rattですが、アメリカロサンゼルス出身のアメリカンメタルバンド。バンドとしてのデビューは「Micky Ratt」という名前で70年代中頃になりますが、1981年、メンバーチェンジを行い再結成してバンド名を「Ratt」に改名、活動を始めます。

デビューアルバムは『Out of the Cellar』、1984年にリリースされました。リードボーカルのStephen Pearcyにツインギター、ベース、ドラムスの5人組での演奏です。
このアルバムが大ヒット、全米で7位を記録します。そのアルバムからのファーストシングルがこの曲"Round and Round"です。

"Round and Round"の作者はメンバーのRobbin Crosby、Stephen Pearcy、Warren DeMartiniの3人の共作。
元気の良いまさにLAメタルの代表曲となりました。ツインギターもカッコ良いですね。
この曲は彼らの最大のヒットになりました。シングルはもう1曲Top40にぎりぎりに入る曲がありましたが、基本的にはアルバムとライブバンドです。Mötley Crüeとともにアメリカンメタルを代表する人気バンドとしてこの後も活躍します。
日本にも何度も来日しました。日本でも根強い人気がありましたね。


今週 先週 song / artist
1 1 WHAT'S LOVE GOT TO DO WITH IT / TINA TURNER
2 2 MISSING YOU / JOHN WAITE
3 6 SHE BOP / CYNDI LAUPER
4 4 GHOSTBUSTERS / RAY PARKER JR.
5 3 STUCK ON YOU / LIONEL RICHIE
6 8 LET'S GO CRAZY / PRINCE & THE REVOLUTION
7 9 IF THIS IS IT / HUEY LEWIS & THE NEWS
8 11 THE WARRIOR / SCANDAL
9 7 SUNGLASSES AT NIGHT / COREY HART
10 14 DRIVE / CARS
11 5 WHEN DOVES CRY / PRINCE
12 13 LIGHTS OUT / PETER WOLF
13 16 THE GLAMOROUS LIFE / SHEILA E.
14 10 IF EVER YOU'RE IN MY ARMS AGAIN / PEABO BRYSON
15 17 ROCK ME TONITE / BILLY SQUIER
16 12 ROUND AND ROUND / RATT
17 22 COVER ME / BRUCE SPRINGSTEEN
18 21 CRUEL SUMMER / BANANARAMA
19 19 ALL OF YOU / JULIO IGLESIAS & DIANA ROSS
20 20 DYNAMITE / JERMAINE JACKSON
21 23 WHEN YOU CLOSE YOUR EYES / NIGHT RANGER
22 15 I CAN DREAM ABOUT YOU / DAN HARTMAN
23 26 WE'RE NOT GONNA TAKE IT / TWISTED SISTER
24 28 HARD HABIT TO BREAK / CHICAGO
25 30 TORTURE / JACKSONS
26 33 I JUST CALLED TO SAY I LOVE YOU / STEVIE WONDER
27 40 LUCKY STAR / MADONNA
28 27 LEAVE A TENDER MOMENT ALONE / BILLY JOEL
29 31 RIGHT BY YOUR SIDE / EURYTHMICS
30 18 STATE OF SHOCK / JACKSONS
31 34 THE LUCKY ONE / LAURA BRANIGAN
32 25 SAD SONGS / ELTON JOHN
33 37 THERE GOES MY BABY / DONNA SUMMER
34 35 GO INSANE / LINDSEY BUCKINGHAM
35 24 SEXY GIRL / GLENN FREY
36 50 CARIBBEAN QUEEN / BILLY OCEAN
37 41 I'M SO EXCITED / POINTER SISTERS
38 39 ONLY WHEN YOU LEAVE / SPANDAU BALLET
39 42 ARE WE OURSELVES? / FIXX
40 45 BOP 'TIL YOU DROP / RICK SPRINGFIELD
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グレン・フライ Glenn Frey - Sexy Girl(1984年の洋楽 Part35)

2020-09-03 20:51:53 | '84年洋楽
1984年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart35はGlenn Freyの"Sexy Girl"。
最高位は8月18日と25日付の第20位。年間チャートは残念ながら圏外でした。

Glenn Freyですが、皆さんご存知ですよね。私が最も好きなグループThe Eaglesの創設メンバー。The EaglesといえばDon HenleyとGlenn Freyの二人のグループといっても良いでしょう。
グループ創設から、解散時期を挟んでGlenn Freyが亡くなるまで、常にイーグルスにはこの二人が存在していました。

The Eaglesですが、1980年に活動を停止、82年に正式に解散します。1994年に再結成するのですが、その間、Glenn Freyはソロ活動に専念、1982年にソロ第一弾『No Fun Aloud』を発表、そのアルバムからは"The One You Love"が最高位15位、"I Found Somebody"も31位を記録、2曲がTop40ヒットを記録します。

そして1984年にセカンドソロアルバム『The Allnighter』を発表、そのアルバムからのファーストシングルがこの曲"Sexy Girl"です。
このアルバムのほとんどの曲をGlenn FreyとJack Tempchinのコンビで手掛けています。Jack Tempchinはイーグルス時代から曲の提供をしていて、"Peaceful Easy Feeling"や"Already Gone"も彼の作品です。"Sexy Girl"もGlenn FreyとJack Tempchinのコンビの作品です。

この"Sexy Girl"、Glenn Freyが男の色気を発散しまくっています。 Eaglesのデビューの頃のGlenn Freyに比べるとずいぶん角が取れて、セクシーな歌手になりました。
この曲のヒットの少し後、彼の来日公演に行ったのですが、その際、真っ白なスーツ姿で登場したGlenn Frey、カッコ良かったなぁ!
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