ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

1980年12月27日付 ビルボード 全米 Top40 ケニー・ロジャース Kenny Rogers - Lady

2016-12-26 23:04:13 | 1980年ビルボードTop40
1980年12月27日付ビルボード All American Top40、3位から上がっての1位はJohn Lennonの"(Just Like) Starting Over"。ジョン・レノン、1980年12月8日に自宅で撃たれて亡くなって3週間後に記録した大ヒットです。"Whatever Gets You Thru The Night"「真夜中を突っ走れ」以来のNo.1となりました。

2位は前週と変わらず、Leo Sayerの"More Than I Can Say"。1977年に1位を記録した大ヒット"When I Need You"以来のTop3ヒットです。
3位は4位からアップ、Neil Diamondの"Love On The Rocks"。Neil Diamond、60年代から活躍して数多くのTop40ヒットを持っていますが、70年代中ごろから大ヒットが途切れて久しぶりのTop5ヒットとなりました。
4位は6週間の1位からダウン、Kenny Rogersの"Lady"。Kenny Rogersお得意のバラードで初めてのNo.1獲得。年度を代表する大ヒットとなりました。カントリーというよりもポップスバラードでのヒット、作はコモドアーズのあのライオネルリッチー、曲を聞くとなるほど彼の曲だとわかりますね。
5位は6位からアップ、Bruce Springsteenの"Hungry Heart"。Bruce Springsteen、アルバムは大ヒットをしますがシングルはなかなかヒットしない彼ですが、この曲で初めてのTop5入りです。

この週6週間の1位からダウンしての4位はKenny Rogersの"Lady"。年間チャートは1981年の3位。年度を代表する大ヒットとなりました。
ケニー・ロジャース、テキサス出身のカントリー歌手。1960年代から活躍、The First Editionという彼が中心のカントリーグループを結成して1970年には"Something's Burning"という曲、カントリーロックぽいところもある曲により11位のヒットとなります。この曲結構私好きな曲です。
そのカントリー歌手であったケニーが1970年代後半に、ポップス系の曲を出すようになり、"Lucille"(最高位5位)や"Coward Of The County"(最高位3位)の大ヒットによりカントリーの枠を超えた大人気歌手となります。キム・カーンズとのデュエットでもヒットを出した後、コモドアーズのライオネルリッチー作のバラードラブソングでついに1位を獲得しました。


1970年にKenny Rogers and The First Editionとして11位を記録した"Something's Burnin'"です。

今週 先週 song / artist
1 3 JUST LIKE STARTING OVER / JOHN LENNON
2 2 MORE THAN I CAN SAY / LEO SAYER
3 4 LOVE ON THE ROCKS / NEIL DIAMOND
4 1 LADY / KENNY ROGERS
5 6 HUNGRY HEART / BRUCE SPRINGSTEEN
6 10 EVERY WOMAN IN THE WORLD / AIR SUPPLY
7 8 GUILTY / BARBRA STREISAND & BARRY GIBB
8 11 THE TIDE IS HIGH / BLONDIE
9 9 HIT ME WITH YOUR BEST SHOT / PAT BENATAR
10 12 TELL IT LIKE IT IS / HEART
11 16 PASSION / ROD STEWART
12 14 DE DO DO DO, DE DA DA DA / POLICE
13 5 MASTER BLASTER / STEVIE WONDER
14 7 ANOTHER ONE BITES THE DUST / QUEEN
15 17 IT'S MY TURN / DIANA ROSS
16 22 I MADE IT THROUGH THE RAIN / BARRY MANILOW
17 20 CELEBRATION / KOOL & THE GANG
18 19 EVERYBODY'S GOT TO LEARN SOMETIME / KORGIS
19 26 I LOVE A RAINY NIGHT / EDDIE RABBITT
20 27 HEY NINETEEN / STEELY DAN
21 29 TIME IS TIME / ANDY GIBB
22 13 WOMAN IN LOVE / BARBRA STREISAND
23 25 SUDDENLY / OLIVIA NEWTON-JOHN & CLIFF RICHARD
24 24 I BELIEVE IN YOU / DON WILLIAMS
25 15 YOU'VE LOST THAT LOVIN' FEELING / DARYL HALL & JOHN OATES
26 28 ONE STEP CLOSER / DOOBIE BROTHERS
27 18 WHIP IT / DEVO
28 38 GIVING IT UP FOR LOVE / DELBERT MCCLINTON
29 33 TOGETHER / TIERRA
30 45 MISS SUN / BOZ SCAGGS
31 31 NEVER BE THE SAME / CHRISTOPHER CROSS
32 21 GOOD OL' BOYS (DUKES OF HAZZARD THEME) / WAYLON JENNINGS
33 39 9 TO 5 / DOLLY PARTON
34 30 I'M COMING OUT / DIANA ROSS
35 34 GIRLS CAN GET IT / DR. HOOK
36 44 THE WINNER TAKES IT ALL / ABBA
37 59 SAME OLD LANG SYNE / DAN FOGELBERG
38 23 SEQUEL / HARRY CHAPIN
39 53 KEEP ON LOVING YOU / REO SPEEDWAGON
40 46 KILLIN' TIME / FRED KNOBLOCK & SUSAN ANTON

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2 コメント

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Unknown (めった)
2016-12-29 06:06:04
“LADY”って呼びかけられる女の人って、なんとなく、触れたら壊れそうな淑女って感じを想像しました。そういう女性だと、自分が銀の鎧をまとって彼女を守る騎士だって思わされるんですかね~。このへんがライオネル節ですね。コモドアーズの“still”も、出だしは“lady−”から始まりますね。
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ポップス界の大スター (星船)
2016-12-30 17:40:34
めったさんこんばんは。
そういえばコモドアーズの「スティル」も「lady~」から始まるのでした。それにしてもちょっと恥ずかしくなるような凄いラブソングでね。さすがライオネルリッチーです。
この曲でケニー・ロジャースはカントリーのスターからポップスを含めた大スターになった記念すべき曲ですね。
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