ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

マイク・アンド・ザ・メカニックス Mike + The Mechanics - Silent Running(1986年の洋楽 Part9)

2022-03-10 23:11:17 | '86年洋楽
1986年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart9はMike + The Mechanics の"Silent Running"。最高位は3月8日付の1週間のみの第6位。年間チャートは70位でした。

Mike + The Mechanics ですが、Mikeとは、Genesis のオリジナルメンバー、ベースとギターのMike Rutherfordのことです。そのMike RutherfordのソロプロジェクトがMike + The Mechanicsであります。

まずはMike Rutherfordですが、イギリスのプログレッシブバンドGenesisの創設メンバー。結成は60年代後半、マイク・ラザフォードにピーター・ガブリエル、アンソニー・フィリップス、トニー・バンクスなどのメンバーで結成されました。その時にはまだフィル・コリンズはいませんでした、フィル・コリンズの加入は3作目のアルバム、1971年のことです。その後、ピーター・ガブリエルなどが脱退、マイク・ラザフォード、フィル・コリンズ、トニー・バンクスの3人が残って、1978年に『...And Then There Were Three...そして三人が残った』を発表、シングルの"Follow You Follow Me"も初めて全米Top40に入るヒットになります。その後、80年代にかけてコンスタントにヒット曲が生まれます。こちらをご覧ください→→→
Genesisの3人のメンバーですが、バンドの活動を続けながら、ソロ活動にも入ります。Phil Collinsの大活躍は私のブログでも何度も登場していますね。

そのMike Rutherfordのソロ活動の第一弾がアルバム『Mike + The Mechanics』、そこからのファーストシングルカット曲がこの曲"Silent Running"です。

Mike + The Mechanicsのメンバーですが、もちろんMike Rutherfordに加え、Paul CarrackとPaul Youngの強力な2枚ボーカル、キーボードのAdrian Lee、ドラムスのPeter Van Hookeの5人組です。

この曲"Silent Running"の曲の作者はMike RutherfordにソングライターのB. A. Robertsonの共作。ボーカルはPaul Carrackです。Paul Carrackですが、1982年に"I Need You"が最高位37位を記録するヒットを持っています。こちらをご覧ください→→→

このMike + The Mechanicsですが、声質の違う二人のボーカリストの存在が大きいです。次のヒットシングルはPaul Young("Every Time You Go Away"のPaul Youngとは別人です)の方がリードボーカルでした。この"Silent Running"とはだいぶ違うタイプの曲になりました。
コメント (20)
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