四条大宮ジャーナル

この度の東北太平洋沖地震にて被災された方々へ
お見舞い申し上げます

三歳クラシックが一番面白い

2010-05-30 12:12:41 | 競馬
三歳クラシックが一番面白い

そう思ってるのは競馬ファンだけでなく
厩舎関係者もそうなのかも知れない。

春先、有力馬はドバイや海外ローテに気が行って
春天の顔ぶれは寂しいものとなった。
最早、古馬No1決定戦と思ってない関係者
多いんじゃないか。

そう思うと、三歳牡牝五冠(皐月賞、ダービー、菊花賞
桜花賞、オークス)は今でも重要視されてるし
(朝日杯勝って海外クラシック路線は、なかなか居ないだろう)
これからもそうあってほしい。

という訳で日本ダービー
東京優駿のタイトルの方が格好いい。
小林常浩さんが言ってたけど
ダービーゼッケンは白地に黒番号
その意味を聞いたけど、忘れた(笑)

一番印象に残ってるダービーは、ウイニングチケットの時
皐月賞一番人気で期待に応えれず
捲土重来を期したウイニング&柴田政人が
直線、ビワハヤヒデに急襲
見事戴冠を果たした、柴田騎手も初ダービー制覇で
画面からは、府中全体で祝福してるような雰囲気が伝わった。

この時のダービーには、後日談が多々あって
皐月賞、ダービー共2着やったビワハヤヒデは
ウイニングと同様、最後の一冠菊花賞を執念でもぎ取り
この年の年度代表馬に。
ゲート入りいきなりマルチマックスで落馬した
南井騎手を翌年、三冠騎手になるなんてこの時
誰が思ったでしょうか。というより
落馬で悪いモンも落としたのでしょうか。

ウイニングで嬉しいダービー制覇の柴田政人騎手は
翌年、南井騎手の逆で運を使ってしまったのか
不運にも落馬、引退して寿司屋の大将になってしまった。
(JRAのCM。大川慶次郎、真田広之、中井貴一、
時任三郎と共演)

さあ、ウイニングは皐月賞4着からの巻き返しでした。
ローズキングダムは盛り返すのでしょうか
それとも、ヴィクトワールピサが勝って秋に三冠
目指すのか?横山典が武豊以来の連覇か
四位騎手がこれまた豊に次いで、ダービー三勝目を
もぎ取るか・・・

もうすぐ、わくわく。



エロ小説は死んだか?

2010-05-24 18:13:35 | エロ
手元に昭和60年の「ダカーポ」が何故か残っている。
金沢に隠遁して、向こうは当時民放2局しかなかったので
(ニュースステーションや四時ですよーだは、当然知らなかった)
こういう雑誌をよく読んでいた。
この号では、シンボリルドルフが春天勝って
五冠制覇の記事が載っている。

昭和59年度の長者番付の記事では、松下幸之助が納税9億
赤川次郎が6億、ゆでたまご(キン肉マン)5億
その中で、昭和49~59年の作家長者番付があった。
各時代ともにランクインした作家は、主に司馬遼太郎、松本清張
五木寛之あたりで、昭和52年に森村誠一がトップに
躍り出ているのは、カドカワ映画「人間の証明」あたりの
頃か。はたまた昭和54年から登場する横溝正史は
「八つ墓村」映画化以降か。

そんなベスト10の最初、昭和49年にランクインしている
宇能鴻一郎(7位)川上宗薫(9位)いわゆる
「官能小説家」はこの年を最後にベスト10に入ってこない。
昔、親父の本棚に隠れてこっそりあったような記憶あるが・・・

昔、全然なぁ~~んも知らない子供の頃
辞書で「性交」や「膣」などという言葉を引いては
ドギマギ悶々としませんでしたか?わしだけか?
それだけで悪いことしたよな罪悪感にさい悩まされて。
情報のない時代は、活字で興奮した。

官能小説の、滲む汗っぽい息苦しい文章が何か
まとわりつくというか、えもいえぬ陰湿さが
想像力を喚起させ興奮した。したんや。
川上宗薫の「女体」「熟れた」「秘部」などの表現は
今のエロ言葉の原点である。

エロ小説では飽き足らず、「女体」(笑)見たいと思うのだが
その時代は努力や労苦が必要で、サングラスや
帽子を被って布施や小阪の、土曜深夜のオールナイト映画を
見に行った中学生時代。
・・・バレバレやっちゅうねん。

今と比べたらすんげぇアイラインがきつかった
昔の女優、ファラオの墓にある絵みたいや。
局部は真っ黒に消されてたものの、興奮というより
パロディっぽいやつが多かった。
当時、森田芳光や高橋伴明や井筒和幸のエロ映画も
ひょっとしたら見ていたかもしれない。

最も昭和50年以降はグラビア紙全盛
(プレイボーイやGORO、スコラなどなど)
昭和60年代~平成になるとAVが幅をきかせて
想像力や努力なくても「ハダカ」はいつでも
ご覧いただける時代になってしまった。

出版文化が延びたのは、エログラビアが売れたから。
ネットが普及して、出版が落ちたのはエロが
ネットに移行したから。
エロの進化は文明の進化、フレッツ光も
エロ画像早いでっせ!ってCMには出来ないが
ま、需要としてはそういうことなんやろう。

最早、今の思春期のにぃちゃんは
エロ単語にドギマギしないだろう
妄想、想像の前に手軽にビジュアルが先に来るのは
羨ましいというよりも、退化しやしないか?
とヘンな心配したりする。
慣れすぎて、実際女性と手合わせしたら興奮も
湧かない人が出てきたりして。

いい世の中なんだか可哀想な世の中なんだか
訳わかりませんね。




緊張38度線

2010-05-21 17:51:30 | 政治
10数年前に板門店へ行った。
ソウルからバスで3時間くらいで着く。
考えてみればめっちゃ近い
北がこっそり地下トンネルを掘っても
かなり近くまで行けそうな距離。

板門店に着くと、50名くらい入れそうな
ホールに連れて行かれ、念書にサインを求められた
内容の骨子は日本語で「ここは終戦ではなく休戦ですので
いつ何時有事が勃発しても、生命の責任は負いかねる云々」
平和ボケニッポンに居ると、拝見することのない言葉が多々。

今回の哨戒艇銃撃疑惑が一気に緊張状態をもたらせてる。
「休戦」が良い意味で終了するのか、悪い意味で終了するのか。
アメリカと中国及び六カ国の対応次第では
避けがたい事態もあり得るが、それは北朝鮮にとって
独裁国家の終焉への加速を高める可能性がある。
冷戦時代のソ連ならいざしらず、この時代に
北朝鮮を擁護しても大きなメリットが無いのを
中国も知っているし、北朝鮮も実は知っている。
中国訪問をした金正日は、全力の1手やったんやろう。

少し予断を許さない展開になってきた。

嘘のメカニズム

2010-05-18 17:55:57 | スノッブ
インターネットでは匿名性をいいことに
自分を大きく見せる人が目に付く。
生活環境がとても豊かなように、豪華な
品物、食べ物をアップしたり
或いは有名人と懇意なことを強調したり。
会ってみたら地味な人、多いですけどね。

メールのやりとりでも、結構強気な言語で
返してくる人やけど、会ってみれば温厚そのもの
なかなか、文章内容と実物とが一致しないこと。

つまり、どれだけデジタルな世の中であろうが
人は会わないと判らないのだ。

それはネット媒体と生身の人間が、まだ未成熟ということなのだろう。
匿名の中であれば大物になれる(阪神だいもつ駅と違いますよ、おおもの)
モテモテになれる。
(そんなブログを開いていた連続殺人疑惑のニュースが
全く出てこない、何でや)
でもどこかで虚構は剥がれてしまうのに。

私の運が良いのは、ネットを通じての友人が出来たこと。
趣味が合致すると、そういう広がりを見せます
コミュニティツールと対峙するには背伸びせず
身の丈で付き合うことが、その後の付き合いに
負担をかけません。
大酒飲みのスケベであることを吐露したら
何の見栄も張らずに済みます。


裁判で準備書面を作っていくと、こちらが追求すること全て
相手は否認します。認めると負けだから。
とはいっても充分こちらが証拠を持っていることでも
否認、つまり虚偽を言い続けるというのは
大変しんどいやろなぁと思う。
それまで自信を持って、言ってきた自分の言葉や理念をも
否定することだから。

例えば社員に暴言を吐き続けた社長が居るとして
あの時、こんなことを言ったというパワハラ裁判に対して
全て否認する(嘘をつく)とどうなるか。
今居る他の社員は訴えないだろうか?自分の言葉を
レコーダーに記録してないだろうか?
何かにつけ疑心暗鬼になったり、人間不信になったり
あるいは喋れなくなったり日本語がヘンなったり。
それもこれも、発する言葉の一言一句に愛情がないから
そうなります。

早世したCMディレクター、杉山登志の遺書の一説
『リッチでないのにリッチな世界など分かりません。
ハッピーでないのにハッピーな世界など描けません。
夢がないのに 夢を売ることなどはとても……
嘘をついてもばれるものです』

嘘は隠す、隠すといつかばれるのではないかと怯える
やがては警戒心や猜疑心にさい悩まされるので
人の話が耳に入らなくなる。
人を信用できなくなる、笑っていても目が笑ってないはず。
そうなると人心は自ずと遠ざかる。
人に嘘をつくということは、自分に嘘をついているのだ。

リッチではないが、少しハッピー
嘘が全くないわけでもない(笑)
だけど気分はいつも王道、楽しく行きましょう!

京都ハシゴ酒

2010-05-16 17:46:36 | 京都
京都山崎・サントリー山崎蒸溜所
外人が表でウイスキー飲んでいた。
インドでも気になっていたが、白人は外で
(テラス等)飲食するのを好むが
日焼けしないのだろうか?小麦色の白人を知らない。

昨日は、子供の世話も裁判事の用事もしない
全くのoff。完全休養日に何をするかというと、それは

飲む打つ。
これ即ち無芸なり。
前日に入洛した友人とビール工場見学を約束するも、
睡眠不足には勝てず昼からの行動
お互いしたいことがあるので、移動に時間かかる
ビール工場を断念して、ウイスキー工場へ。

JR山崎駅から5分ほどにある、山崎蒸溜所へ行く
目的は飲むことであるが、展示されている広告を
見るのもなかなか面白い。
サントリーの広告が記憶に残るのは
早々と広告編集部を自社で持っていたからなのか。
開高健や山口瞳が編集員となった自社PR誌が
飾られていた。
丁度60年代、高度経済成長期と重複する。

とはいっても目的は酒サケ、
カウンターに並ぶ(カウンター内の女性可愛い)
ウイスキーからローヤル、リザーブ、オールドを立て続けに飲む。
ちなみにどれも100円、チェイサー(山崎の水)を沢山貰って
水割りにするもよし、ストレートで飲むのもよし。

最後に山崎18年を飲む。これだけ500円をダブルで飲む
本日一番の奮発。
ウイスキー飲むのにウンチクは判らないが
旨いのはわかる、山崎のほわぁんとした
喉にアルコールが刺さらない気持ちよさは
外の庭、芝生で飲むと寝てしまうわ~
チェイサーの水がひいやりとして美味しい。

友人と別れて山崎→淀へ。
ところが競馬場行きのバスが終わっており、途方に暮れていた所
同様に途方に暮れていた三人組を発見
ここはひとつ、乗り合いタクシーと言うことで淀へ。
タクシー代をワリカンにして、のぐちさんと合流。
馬券はさっぱりわやでしたが、ひっさしぶりの淀で
気分も上々、帰りは中書島~黄桜カッパカントリーで
これまた日本酒をちょいと一杯引っ掛け
晩飯はのギョーザとビール、紹興酒

そこからさらに丹波橋まで歩き、
友人井内くんの親戚がやってるバーへ。
ここは京町家を改造したお宿「まつむら」で、バーを併設している。
隠れ家的な、天井高く魅力ある空間でハイボール。

「京都の町家」というだけで、馬鹿高い宿が多い中
良心的なお値段で。但し二部屋なので
当面は紹介での宿泊とのことですが、当日も
部屋は予約一杯やったようで、我々がバーへ
向かう道中、前歩いていた若い観光客が
宿泊客でした。

公約通り、楽しんだ1日
Uさん無事に金沢帰ったか?
のぐちさん、いうっちゃん有難うございました~
また飲みましょう!

本日飲んだ酒(PM1:00~11:00)
サントリーリザーブ、オールド、ロイヤル、山崎18年、10年
ハイボール、焼酎「龍馬」、麒麟麦酒、紹興酒、黄桜

今日は休肝日ですわい。

ファースト・インプレッション

2010-05-14 18:28:59 | 仕事
言い切ってしまうが、人の第一印象は目だ。
言葉遣いや笑顔の仕方など、マニュアル本には
沢山書かれてるが、目だ。

その人が過去に意地悪をしてきたのか
誠実にやってきたのか、冗談が達者なのかは
目を見る(相手も見ている)&5~6分話したら判る。
ウチの子供でも、今から冗談仕掛ける時には
目が「やったろか」になる。
幼児は特にわかり易い。

そして話せば判る
サポート型なのか、リーダーシップ型かも。

サポート型のようで、リーダーに備えられる人
リーダーシップをとってるようで、サポート型の人。

リーダー型というのは、天性のようなもので
結果的に祭り上げられるタイプ。
有名どころでは、劉備玄徳がそれにあたる。
政は周りがやいや言うてるけど、その人を頭にすると
まわり易くなるタイプである。
いわゆるワンマン型では全く無い。

サポート型は坂本龍馬か。
根回し動きはあっても、リーダーに備えるべき人物を
知っている。
何れに共通するのは「自分を知っている」かどうかだ。

劉備がトップであることをいいことに
諸葛孔明のやり方に口出しまくりやったら
単なる暗君やったでしょう。
龍馬が勝海舟をお得意の剣術で、さっさと
殺してしまってたら「龍馬が行く」も小説に
なり得なかったでしょう。

まず自分にはない人の長所を認める
それは降参なのではなく、調和である。
ハーモニーを作るのだ(笑)。
それをするには、人間を見極めなくてはいけない。
彼らはファースト・インプレッションに長けた
人たちではなかったか。

サラリーマン時代からもらってきた名刺は
20数年にして2000枚以上なる。
その中には倒産した会社、鬼籍にならはった方
行方不明の方、色々居られますが
!と感じた方とは未だにお付き合いあります。

長い付き合いしている方の共通項は

・言葉が上手い
これは上品な言葉遣いという意味ではありません、
自分が予測していたのと反する考え方であっても
ナルホド!そういう言葉があったか、と考えさせてくれる。

・能弁でない
これ、余り語りすぎて「しゃべるな!」と言いたくなる
タイプの逆です。自分の話す時間が長いということは
相手を聞く時間が少ないということになる。

・あこがれる
自分にないものを持っている。
それは何でもいいんです、資格経験体験
コンプレックスではなく、あこがれ。
素直に認めると、その方が生きてきた
やってきたことを素直に聞けます。

・アブラっこくない
これは・・・見栄えではなく(笑)
野心も良いんですが、ひつこいということか。


<脱線>
ワンマン会社の社長がよく「社長の言うこと
素直に聞け!」と暴れるがそれは
その社長が上記のような人物であるか否かです。
社員は社長に付いて行くのではなく
パーソナリティーに付いて行くのであって
その関係は給与で縛ってるだけで不毛。



そして「顔」モンゴロイド系の日本人は
表情が乏しいとよく言われるが為に
無理に笑顔を作って外人から気味悪がられるが
目が温和か攻撃的かで、私の印象は決定付けられる。
初対面で笑いながらも、目が攻撃的な人や
目が全然笑ってない人とは
あまり親しくなりたくない。

ま、なかなか一回会っただけで胸襟開くことは
無いんですが、「この人と、もちょっと話したいな」
そんな直感は、あります。
また、そんな人とは案の定
長いお付き合いさせてもらってます。

これからもよろしく。






田舎7、街3

2010-05-10 16:15:23 | 家庭
金沢の田舎から関西へ帰って来るときの条件として
就職先を大阪以外と考えた。
なぜなら、40万都市金沢から都会へいきなりは
暮らしていた大阪とはいえ、抵抗があったのだ
特に街中の運転に問題が(笑)。
一方通行も渋滞もロクになく、農道なんかを
呑気に走っていていきなり、長堀や堺筋走ったら
車線変更ひとつでオロオロすること、間違いなし。

それと、住むには田舎が近い所がいいと思っていた。
京都はその点、車で30分も走れば山も川も湖もある。
それで言うと、金沢という町の時計が
私のペースに合っていたのだろう。

仕事の合間に田んぼや畑を手伝ったり
それでいて、田舎に染まらずそこそこ飲み食い打つ
場所がある、俗に染まりきらず田舎に土着出来ず
この中途半端さが、中途半端な私の性に合った。

「100万住んでいる田舎」の京都に住んで20数年
大阪と違って、外部を受け入れる度量の無い街
そのくせ学生や芸術家には安易に許容する街。
よく考えたら金沢も似たところがあって、地元の人でも
「排他的で見えっぱり」と形容する。
昔からの街には、例えば町家の静けさ
石畳、古刹等等観光客を引き付ける魅力ありますが
住むとなると別。

京都の某大学に通っていた友人が「このまま京都に住む」
と言ったら地元の人から「住むのは止めとけ」
と言われたらしい。
学生、著名人、芸術家はゲストであるので
大事に(表顔で対応)するのだ。
大阪にはなく、京都にある国際会議場なんて
表向きを大事にする京都らしいと思う。

それが何十年経とうが、人口が増えない古都の秘密やろう。
客人、観光客には見せない顔、新しい住民にはことのほか
冷徹な街である。
まず「どこ住んだはるの?」とか聞いて住んでる地域で
その人の値踏みをする。
その場ではそれで流すが、あとで
「あの人、○○に住んではるって」
という会話は、聞き飽きたほどに聞いてきた。
私は色々な所で住んでいるが、こんな失礼な街(人)は
京都が特に顕著である。
その点で言えば、金沢の人にはスレてない人懐こさがあった。

「もったいつけ」も京都独特で、観光地値段やと
諦めているが、市内の飲食店の値段の高さはアホらしい。
安いところはほとんどが、学生御用達で
そんなところでメシ喰ってると「よう店知ったはるなぁ」
と目の前では言ってくれるが陰では
「あの人、安い店しかよう行かへん」
大阪育ちの私は、この裏表の陰湿さが信じられへん。

信じられんが、住んでる場所なので
或る程度は折り合いをつけないといけない、が
仕事は殆ど大阪、たまの休みは琵琶湖や淀に
行ってるのなら別段ド地元の京都人と
接触することもないので、気にはならない。
(アッ!家内バリバリ京都人やぁ!)
大阪や金沢では、その街に住んでいる実感があったが
京都では未だに「よそもん」なのである。

このテの話は、同じ境遇(大阪育ちで京都住まい)
の人と話すると非常に盛り上がる。

そら、前の戦争が応仁の乱とか公家から貰った
茶器で朝飯食ってるだの、見栄や自慢の人らやから
室町の小さな呉服卸なんかでも、社員3~4人なのに
爺さんは「会長」その息子は「若社長」と
呼ばせたり。

自慢するものもなければ、家に歴史もない私には
滑稽としか映らない。そこには「過去」があって
それを守って語り継ぐ「伝統、伝承」があって
ボーズ達はそれを守りすることにより税優遇され
毎晩祇園で飲んでいる。
京都の住民は、何百年もそんな不条理な街に
住んでいるから卑屈になったんやろう。

まあ、金沢と京都は類似していると言いましたが
金沢は「田舎7、街3」人口40万
京都は「田舎3、街7」人口120~130万
面積に於ける単純な割合で言うとそんな感じですが
個人的には、田舎暮らしは楽しいもの。

金沢40万の人口は関西の方から見れば
少なく感じられるでしょうが、飲み食い所あり
スキーや釣り近くにあり
古本屋もありで、居住環境としては
コンパクトながら、充分満たされておりました。
それに今ではネットや情報が充分あるので
ローカルでも別段苦労はしないのだ。

そろそろ老後の住居を考えることがある
あと20年、終の棲家は
大阪か、はたまた金沢か、沖縄か
奄美大島か・・・
京都?一度ゆっくり観光で行きたいわぁ
わははは。











笠智衆と北林谷栄

2010-05-06 17:11:23 | スノッブ
この2人は、私が物覚えついた時に既に老人役やった。
笠は「東京物語」で、亡き息子の嫁(原節子)とやりとりする義父役
(実の娘、杉村春子のちょっと意地悪い、いけすかなさが良い)
30代で老人役やっていたらしいから、筋金入りだ。

北林も負けていない、「白い巨塔」田宮二郎版で山本学が
移動検診でやってきた奈良の寒村で、くってかかる
診断嫌いな地元田舎婆さん役も30年以上前だ。
また、緒形拳主演の「大誘拐」で誘拐犯を振り回す
バーサン役は大爆笑である。

今の俳優はええ人多くなりすぎて、クソジジー
クソババー役が見当たらない。
実は緒形拳には、老醜さらしたクソジジー役を
期待してたのだけど。

さえないオヤジの私としては
キムタクが1千回主演で出るより
出てくるだけで面白い
端役でも個性的な俳優の方が
見ていて楽しい。

北林谷栄も亡くなったのかぁ・・・
合掌

1日の休みで5日分楽しむ

2010-05-05 10:41:24 | 京都
昨日、1日だけ休みをとった。
連休連日、家内は子供を相手にせなあかんので
怒り寸前(笑)やった罪滅ぼしである。

午前中は家内と長男が映画見に行ってたので
次男連れてウチから30分嵐山へ散歩。
あまりの人多さに、足湯で遊ばすだけで
とっとと帰宅。
昼までに帰ってきて、それから車で
毎年訪れている賀茂川源流・志明院
水をもらいに行く。

ここは京都でも来る人少なく
賀茂川沿いをずんずん上がっていくと
BBQやってる家族連れは沢山見たが
その奥まで行く車はそうない。
奥の道最後が雲が畑・志明院だ。

いつも私と1~2組の参拝客のこの寺も
ネット情報が活発なせいか、昨日は
10台くらい車が止まっていた。
今年は嬉しいことに、毎年
四月末に終わっている石楠花が満開!という。
石楠花の林で写真を撮り、水をもらって
ウチへ帰り、長男連れて銭湯へ。

サウナ冷水電気風呂のフルコース堪能して
カウンターでビール飲んで
(最近の銭湯にはビールサーバーがあって
カウンターで飲める所が多くなった)
近所のスーパーでアサリとウナギを買って
晩ゴハンは鰻丼に、アサリのおすまし。
持ち帰った水で炊いたごはん美味しい!
当然、水割りもいただきまして
今年のGW、一日だけの休みは終わりました。

今年の連休中は、ずっと晴れていて
皆遊びつかれたのではないかな?
明日から通勤電車が戻ってくる
次は盆休みまで、ぼちぼち、がんばりましょうか・・・


健康に悪い食生活は快感

2010-05-02 19:26:59 | 
サラリーマン時代、上司と酒飲む時は
食べ物を選ばなければいけなかった。
いきなりビールに焼きおにぎりでもいける私は
仕方なしに刺身なぞつまんでいたが
満腹感なしに酒飲むのは辛かった。

話も、社員同士の悪口もあれば説教もある。
大概はおごられ酒なので、黙って聞くか
相槌を打つか。

辞めるのが近づくと、誘われても断るか
さっさと家へ帰っていた。
酒飲めないとコミュニケーション能力が欠如
しているという考え方の人間はまだ居る。


だから「メシ喰いに行こう」というお誘いは
「酒を飲みに行って、聞きたくも無い話を聞かされる」
お誘いであって、「メシ」は上司連中と別れた後に
王将か天一のラーメンで腹を満たすのであった。

これはめっちゃ健康に悪い。
25歳時は60kgやった体重が今は75kg
無理に全力疾走すると、足元がぐにゃっとして
いまにも肉離れをしそうで危うい。
ただ健康に悪い食生活ほど旨いものはない。

かのような気遣い?もあって、誘う酒は好きだけど
誘われる酒は、よっぽど知人で無い限り断る
というか人を見る。
酒で豹変する人は苦手やし、語るも論議も構わないが
「勝ちに来る」タイプもだめ。
こうして言うと、私が気難しい人間のように思われるが
どうせ飲むなら、男女関係なしに楽しく飲むなら
そういう酒席にしたいということ、と思っているだけ。

要は酒が好き、というよりその場にその人と
飲んでいる時間がすきなのだ、それでいいし
気の合う人同士が一番良い。

しっかし昨日は飲んだ後にラーメン、ウドン
ウチ帰ってから更にお茶漬けと、夜中喰いまくって。
健康にむっちゃ悪いと知りながら、楽しかったからいいのだ!