四条大宮ジャーナル

この度の東北太平洋沖地震にて被災された方々へ
お見舞い申し上げます

21世紀の政

2011-08-30 18:43:06 | 政治
昭和の「三角大福中」に代表する総理継承時代は
年功序列に等しい位の出来レースっぽい総理誕生やった。
「吉田学校」の薫陶を受けた政治家がトップを
駆け上る時代、その末裔である小沢一郎(田中の薫陶を受ける)
が松下政経塾一期生に敗北、これぞ世の趨勢か。

自民党磐石体制がおかしくなったのは、リクルート事件以降か。
それから新党ブームになり、自民党の求心力が失速し
(元々公明党と連立の時点で自民党は終わっている)
また野党の軸となる社会党も自社公民相乗りとか
オリジナリティを失って、解体縮小せざるを得なくなった。

今回の野田総裁の件についてだが、あまりに肥大化した
民主党の内部抗争に数を持って勝利したに他ならず
(前原が2位であれば前原が当選していた)
小沢かつて年功序列を崩壊させて、数の論理を推し進めた
結果、小沢自身がそれに敗れるという皮肉な結果となった。

民主党は次回の衆議院では、記録的な敗北をするだろう。
前回「勝ちすぎ」やった反動出るやろうし、かといって
自民党がいいかと言うとさにあらず。
今回の原発事故で推進してきたのが自民党であるが
それに対する批判の矛先を民主党に向けても
過去推進してきた釈明は一切言わない。
仮に今も自民党政権やったら、どう言ってたのか。
下野すると何でも攻撃的で、改革的進歩的に
聞えるものだ、一昨年までの民主党のように。

泥臭いというのならば、東北と官邸をマメに往復するべく
動きをとって欲しい、現地の状況を把握して
松本龍(選挙欠席してたな)みたいに投げやりにならず
パフォーマンスと言われようが、自分の力では
どうにもならない状況の人々を助けることに
鋭意努力して欲しい。

スクラップになったものを、なんとかもう一度創る。
いつまでも闇は続かない、そう安心させて欲しいが
安心する政治ってのもおかしいな、けど安心でけんわ
油断ならん(笑)、増税推進やしな野田さんはー

包み隠さずは幻想

2011-08-25 12:39:07 | TV
島田紳助が引退した。
彼の記者会見での言葉で引っかかったのは
「全て正直に話す」という部分。
これは、記者会見の時間許す限りであっての
言葉であって、引退した今となっては聞けない部分も多い。
もし10時間記者会見を続けたら、吉本興業がブッ潰れる
ネタ満載やったかもしれない。

今回は横山やすしの時と違って「解雇」ではなく
「引退」であったのは、逮捕沙汰ではなく
ヤクザとの繋がりを指摘されてのものだった。
では何故今そういう話が、誰から流れたのか?
そんな説明は一切ない記者会見やった
引退としたのは、紳助の面子を立ててのことだろう。

島田紳助を責めるつもりは毛頭ない。
元々役者芸人とヤクザは繋がり深いというのは
マスコミ書かないけど、皆知ってるわけで
美空ひばりも田岡組長と付き合い深かったが
今では全く誰も書かない。
そりゃそうや、国民栄誉賞受賞者を傷つけることは書けんやろう。

この国民栄誉賞自体、偏りはあるけどね。
国民(一般大衆)に夢や希望や感動をもたらした、そんな方々を
表彰してきてるが、思想が作品に入ってしまうせいからか
スポーツ選手や芸能人に偏ってる。
大衆文学作家や漫画家は居ない。
手塚治虫は「火の鳥」で天皇に抵触した部分があって
そこらで受賞出来なかったという説があるし。
芸人は表彰されるのに、その芸の原作者は表彰されない訳だ。
新野新に国民栄誉賞をやれ、と言ってる訳ではないけれど(笑)。

芸人とヤクザの話に戻そう。
出雲阿国が四条河原で踊って・・・という芸の始まりは
よく聞く話、いわゆる「河原乞食」という芸人の蔑称は
ここから来る。
全国の見世物小屋を回って興行を成功するには、安全に
過ごすための「手形」(ミカジメ)が必要であった、地元のヤクザを
敵にすることは出来なかったのは容易に判る。
全国回る興行とは、芸能・相撲・野球・プロレス等つまり
日本人の大好きな娯楽産業にヤクザはセットだったのだ。
吉本興業自体、黒い噂が消えんやないか。

昭和45年前後にプロ野球界で起きた「黒い霧事件」は
本当の所が判らず終いで選手達は消えていった。
つまり、本当の奥は判らずで関与した人間がその世界から
消えて話を解決しようとするスタンスは、何十年経っても
全く一緒なのである。

それを昔も今も浄化しましょうとか言ってるが、ではなぜ
突然ヤクザ絡みの話が出てくるのか。答えは今も沢山付き合ってる
人間が多いからだ、本当に仰る通り「暴力団撲滅」出来るのなら
昭和の代で消えてるはずである、それが今も高級外車乗り付けてるのは
「ヤクザのおかげ」になってるお客さんが沢山居るからではないか。
そのヤクザ顧客名簿?見たらニッポン壊れかねんような
挙げるに挙げれない人間、おるんちゃいまっか
大阪府警さん。

政治家もヤバい事件になりそうなったら、本人や側近が自殺して
揉み消すのを何度見たことか、闇の底が何なのか見えないまま。
奇麗事や正義を書いているつもりの朝日新聞より、週刊実話の記者の方が
誠実で人間味ありそうだ。

包み隠さず正直に、なんてどだい無理な話である。
ヤクザ自体も私は否定も肯定もしない
ただ、「ヤクザと知り合い」と言う人間は大嫌いである。
知り合い。それは別に構わない、義理堅く人格者も居るだろう
でも言うてどないすんねん、仮に友人でそういう人間が居ても
黙っておけ。

脅しで使う奴も知っているが
そういう人間は最低である、知り合いのヤクザも迷惑な話だ。
若い時暴走族やったとか、悪いことやったとか
本当に更正してる人間なら黙ってる話だ、格好悪い
言ってる方は、話が面白いやろうと思って言ってるのかも知れないが
私は過去の貴方を知らないので、興味のない話なんである。
そんな人間ほど、こっちがキレたら意外と小心者だ。

紳助は敬愛する上岡龍太郎みたいに、完全リタイアするのか
それとも復帰するのか、それは判らないけれど
開き直って渡辺二郎との仲を深くはして欲しくないなぁ
彼が言った通り、遠くで会ったら頭は下げはするけど
それ以上は近づかないというスタンスは貫いて欲しい。


束の間の冷気

2011-08-21 11:27:36 | 四季
関西はここ1~2日の雨でめっちゃ涼しい
それも爽やかな、六甲山か生駒の頂上みたいな
エアコン効かしたような涼気ですわ。

道を歩くと蝉のなきがらがゴロゴロ落ちてる
夏は確実に遠ざかって行くのだという実感
そやけど、またぶり返して暑くなるんやろうね。

五月病がその時期に多くなるのと同様
うつになりやすいのが秋。
夏場のストレスに耐えてきた糸が切れてしまうのか
私もこの時期はかなりダウナーになる。
ただでさえそんな時期にも増して抱えるコトがあったので
ここんとこ秋になると、今までに無い病を2~3年はやらかした。
新型インフルエンザ、副鼻腔炎、不眠症が強くなる
これらはここ4~5年にわたって抱えていた裁判事が
大いに健康を脅かしてたようだった。

個人的に思ったのは、裁判所という場所は
民事もやりゃあ、殺人や放火なんかの刑事事件も裁く場所で
加害者被害者が訪れて、恨みや情念やひょっとしたら
無念の霊魂が禍々しく絡むところなのだ。
無機質に見える法廷室は、緊張を緩める為に何か工夫が欲しい
小音量でクラシック流すとか、マメに休憩を与えるとか
(裁判中は飲み物も摂れない)
笑いや緩和のないままの尋問3~4時間は、胃がひっくり返りそうだ。

そんな業を抱えた場所に行くというのは、タフでないとダメ
ということは私は、タフではなかったのね(笑)。

何度足を運んだか、もう覚えてないくらい通った裁判所へ
もう通わなくてええのは、つまり寿命が延びたかなと
思ったりする。
ほんっとエネルギーの要る作業ではあった。
これからやっと仕事に、家族に100%注力出来るなぁと
思うとヤレヤレだ。

今年の秋こそ病に悩まされませんように・・・

夏休み

2011-08-17 17:12:58 | 休息

新幹線に乗せるがために天王寺動物園へ。
神戸の王子動物園へ行こうとしたが、神戸まで行くと
泊まりたくなるために大阪で堪忍してもらった。

子供の頃連れて行ってもらった、天王寺動物園と比べて
広さが倍になったような気がした。
動態展示というか、キリンやシマウマが草を食んだ自然な
状態で見せるため、彼らは結構遠くでしか見れない。
京都(岡崎)なら側で見れるのだが
今度は姫路か白浜まで連れて行くか。

二歳の子供連れて行って間違いないのは
動物園、サーカス、水族館、遊園地
そんなとこだろうが(プールはまだちと早い)
いつも身近にあったこれらの施設が、ほんま無くなりました。
長男の頃は京都でも八瀬遊園や伏見桃山、びわこタワーなぞ
近くにありましたが、皆テーマパークや大資本の
施設に客を取られ閉園しました。

そうそう百貨店でも屋上にメリーゴーランドぐらいは
あったような。
今の子供達は、ショッピングセンターのゲーセンや
プレステ、Wiiなどが遊び場となりアナログなものが
消えていく。

でも年寄り親父は、子供らが大きくなった時に炎天下の動物園を
一緒に行くこと、次の世代にもやって欲しいなあと思う。
どうせ中学生になったらゲームで遊ぶだろうし
まかり間違えば、屋外で安易に遊べない時代になるかもしれないし。

戦後66年が何もなさすぎやったかもしれん。

帰りの「はるか」できっちり落ちる。
胎児の格好で寝てやがる、子供に寝違えは
ないんやろうか・・・こんな爆睡うらやましいわ。

判官びいき

2011-08-13 21:14:30 | 野球
甲子園でよく使われる言葉。

判官義経由来のそれは、弱いチームの応援が時には
甲子園球場全体を覆う。

顕著だったのは『弱い沖縄』の学校が出て来てチャンスになれば
地響きのような球場の雰囲気に、違和感さえ覚えた。

今夏はその判官びいき状態を二度見た。

新湊VS龍谷大平安

新湊は昔から市をあげての大応援団を連れて来るのが有名。

攻めて攻めて攻め切れずに終盤なったら新湊に流れか?
と見てたらやはり、そういう展開になり球場も地元平安の試合で有りながら、新湊の『まさか』に期待したような雰囲気に包まれた。

最終回のタッチアップのベース離れ早く、ゲッツーは
余りにに酷やったが。

そして今日の八幡商VS帝京

九回まで二塁も踏めなかったチームが
最終回に5点取るとは誰が予想しえたか。

しかもグランドスラムだ。
ここでも気になったのは九回表の異常なる『雰囲気』

八幡商の大金星を見たい空気に包まれたら、さぞ帝京もやりにくかっただろう。

一発勝負の怖さ
判官贔屓は接戦の勝敗では多大に影響する。

でも高校野球見続けて40年なるけど
面白いね。

関西弁 具合悪い

2011-08-08 17:39:20 | 文化
「明日、都合どう?」「明日は具合悪いねん」
昔、関東の方と喋っててこう言うと
「何で明日の体調まで言うんだよ!」と言われた。
まだ関西弁が、充分理解してもらえなかった昭和の話。
もちろん「具合悪い」は時間が無いという意味で
ポンポン痛い訳でも何でもない、相手を不愉快にさせないようにという
丼池界隈の商売用語が日常語になったようだ。

あと「ややこしいなあ」は多目的な意味がある。
会社を指すと「そろそろ危ない噂があるで」もあるし
「ヤ」絡みも意味したりする。
母親が違う父親が違う誰の子か訳判らん時も
もちろんそのまま因数分解わからんときも
「ややこしいなあ」
使い勝手がいい言葉っちゃあそうなんやけど
「ややこしい」ことで大儲けしたことはないので
あまり関わりたくない言葉だ。

でも他人から「ややこしい」相談を受けるのは
さほど苦痛ではない、相談というのは他人事なので
強気なアドバイスが出来るのである
ともすればええ加減。

独立するかすまいか悩んでるY君に
「え?そんなん苦労は買ってでもせえや、やれやれ~~」
二股で悩んでいるSちゃんに
「貴方の10年後を考えた時、どちらが良いのかイメージしてみぃや」
借金苦で悩むN君には
「金で死ぬのは言語道断、ええ弁護士紹介するで」
他人のややこしいのは大歓迎だ(我が身に火の粉かからなければなお良し)。

ただ、下記の「ややこしい」のは本当はどこまでひどくて
どこまで大丈夫なのかが、かいもく判らんのでややこしい。

被曝症状。
私は被曝もしてないのに半分は該当している。
ややこしいのんか、加齢がなせる不摂生の表れなのか
一度リセットせなあかん、ということで来年3/11(大震災の日やなぁ)
京都マラソン(42.195km)にエントリーします
但し減量10kgに成功したら。
ドタキャンも命には代えがたし。

日常にメリハリをつけよう。

京都の零細企業

2011-08-04 10:04:09 | 仕事
京都という街は室町を代表とするように
小さな呉服関係の商店が多い。

例えばこのような町家に看板かけて(株)~~とかいう名前で
100年ぐらい続いている商店はザラ。
玄関あけたら、奥の深い畳で社員さんが反物巻いている
そんな光景がしょっちゅうです。

ただその慣習というか、その組織だけの独特なルールが
どこの会社(商店)にもあって、大阪人の私には
窮屈に感じることが多かった。
薬局で丁稚してた頃は、社員5人に店長(若社長と呼んでいた)
その爺さん(会長と呼んでいた)で回していたのだが
食事は必ず二階に上がって会長(爺さん)の部屋に向かって
「いただきます」を言わなあかんかった。
別に食費は引かれてるんやから、アホ臭くなって
すぐに止めて近所の喫茶店で食っていたが。

夕方になると15分休憩が与えられて、麦茶と和菓子が出た。
それも若奥さんが「来月から1日100円徴収」言うので
それなら別にええわと断ると、何も言わなくなった。
人によりけりだろうけど、コミュニケーションには
共通の目標或いは話題、そして大事なのは対人に魅力があることが
必然となる、面白くないヤツと無理矢理コミュニケーション取っても
長続きはしない。

上記の薬局については70年くらいやってきて
京都では老舗であったが、最初から店員は渋々やってるように見えて
気の毒に思った。若社長(って言うのもだるかった)は気分屋で
客の前で店員を怒鳴り散らすタイプのハゲであった。
元々修行で行ってたので、辞める最後に客の前で
「腹を立たせる前にまず調剤室片付けろ!エロ本で一杯やんけ!!」
と言ってやった。週刊ポストやら現代やらオッサン週刊誌だらけで
あったのだ、まあ代々続いてるボンボンはこんなもんかなぁと
思ったし、小さな組織ってこんなもんやというのを見せてもらった。

その老舗は数年前に潰れ、商店街の会費を持ち逃げしたとか
そんな話が伝わってから「実はあそこは評判悪かった~~」
とか言い出す同業者も居たが、それも私は嫌いなのだ。
居る時に言えよ(笑)。

その京都特有の空気は確かにある。
裏で駆け引き根回し周到の後は「言わんでもわかるやろ?」
時間がかかる分、人間関係はくっつくとどっぷりと深くなる。

大阪は効率よく手早くだから、時間はかからない
かといって人を粗末にしていてはエエ仕事できんので
付き合いはするが、京都と違って広い人間関係となる
ベタベタしない、というやつか。
「要点をはっきり言え、はっきり!!」
この商売、生活の差、実は他国ぐらいの違いだ。

陰口叩くのも京都ならでは。観光で来るのと暮らすとでは
違う街である、商売人ではなく頑固職人さんの街なんやろうね。
御用達やったなんてプライドも高いし。

余所者の私には煩わしく感じる時もあるが、
なのに綺麗な風景を持った四季の情緒豊かな街でもあるのが
小憎らしいよな。





おっぱい

2011-08-01 18:38:48 | 
タンスにゴン TV-CM 沢口靖子 胸騒ぎ

この人、浮いた話無いなぁ・・・

今日は「おっぱいの日」らしい。
8月1日やから語呂でオッパイかと思ったら
世界母乳デーかなんかで、決して語呂だけやないみたい。

しかし、おっぱいという響きは別段いやらしくない
お母さんが、赤ちゃんにあげるおっぱいを見ても興奮しない。
あれは何やろう、女と女性とで見方が変わるのか?

最近では人目につくところでも、赤ちゃんにおっぱいあげる
お母さんは見かけなくなったが、昔はよく見た。
電車の中や公園のベンチ、西本願寺の境内などなど。
母子が安心できるコミュニケーションの時間でもあるんだろう
好奇というより、ほのぼのとした雰囲気でええと思うのだが
昨今ではまず見ることないわね、まず衛生的な面から
直接乳首から与えるのではなく、搾乳してから哺乳瓶に入れて
あげるのが主流だが、何回か器を替えるほうが衛生的に
そっちのほうが良くないと思うんやけどねぇ。

で、昔の(明治大正の)ばあちゃんはブラジャー付ける習慣が無かったから
歳とってからすんげぇ垂れチチになるらしい。
が、戦後団塊の世代の若いおばあちゃんは若い頃ブラジャー
する習慣があったため胸の形がええらしい(五月みどりあたりかな)。
女性は大変ね。

あのブラジャー、しかし肌の弱い人にはかなり辛いらしい
柔らかいといってもワイヤーか何か入ってるから
肌に当たると痛そうで、荒れたりもする。
いっそノーブラでええと思うのだが、そうもいかないらしくて。

昔古典の先生がたらちねのナントカ~~の詩で、
「今も昔も母親のオッパイは赤ちゃん、子供の大切なモノやったんですねぇ
その母性愛は昔も今も変わりないのですよ~~」
と仰ってたのを思い出したが、その時私は
「ううん、お父ちゃんのもの」とチャチャ入れて
大変怒らしてしまった。

そうね、オッパイ。
小さな子から大きな子(笑)まで忙しいでしょうが
いつまでも健康でいてください、オッパイ。
(何かまとまらんなぁ、いつもに増して)