四条大宮ジャーナル

この度の東北太平洋沖地震にて被災された方々へ
お見舞い申し上げます

パールハーバー

2011-12-08 12:07:44 | マスコミ
今日はパールハーバーからちょうど70年らしい。
パールハーバーだけではなく、同時にマニラや上海でも
一斉砲撃を開始した。
今朝の毎日新聞・余禄を読むと時の政治家(後のA級戦犯)は
皆開戦を悔いていたらしい。

ではなぜ開戦したのか。
昭和恐慌が起こり、豊かな資源を求め日本は西欧に倣って
植民地政策を強化しようと満州に力をいれたが
予想以上に中国の抵抗は強く、その満州も
リットン調査団らの報告によって国際的に認められぬ
傀儡国家という宙ぶらりんで、真の植民地(資源)を
求めての戦となった。

ただ当時の日本国民には、そのような不利を承知で
何故開戦せねばならぬかが伝えられておらず、
「狭い国土より雄大な満州で」
というプロパガンダによって満州へ移動する国民も多く
その人々から戦後、戦争孤児も多く出てしまった。
私の親父も開拓事業団として満鉄に就職していった
そして戦後、イルクーツクに抑留され昭和24年に舞鶴へ帰って来た。

パールハーバーは完全勝利、完全破壊の一報であったが
「完全」ではなかった。アメリカは戦艦がぶっ壊されても
本土へ戻って修理さえすれば元の形になったのだが
資源の無い日本の戦艦は、そういう訳にはいかない。
ましてや巨大戦艦の戦は日露戦争当時であれば
通用しただろうが、2nd war では空中爆撃戦だったので
山本五十六曰くは大和が出来上がって周りが騒いでも
「床の間の飾りとしては上出来」と揶揄した。
時代遅れを知っていたのだ。

事実を知らされず、国民は報道を見てイケイケになってたのだ。
モノが足らなければ刀でも鍬でも供出し、それでも
足らなけりゃ甲子園の銀傘までもが。
資源、物資のない国は終いには兵站(食糧)を確保する手段もないのに
無理なインパール(インド)作戦を立て、玉砕。
国内ではほとんどの都市が爆撃でやられ、最終兵器が
広島・長崎に落とされて  終わった。

マスコミは「あのときの反省」として士気を煽った記事を
悔いているように今は言ってるが、当時民衆大衆を焚きつけ
大戦に国を持っていったのはマスコミだと思っている。
軍部に脅されて、文章に制限があるということになっているが
東条内閣を「軟弱」と批判することを思うと全て言論統制があったとは
言えないだろう。

今、原発問題を思うにやけに硬直化してる各紙面が気になる。
オリンパスや大王製紙も問題でしょうが、原発が今どないなってんのか。
政府や東電が出す紋切り型の発表だけなら、大本営発表と何ら変わらない
壊滅的な状況でも「軽微な」言い続けて後に知らされる。
70年経ってもなーーんも変わっていない国&マスコミ。
仕方ないのか?原発導入推進したのがマスコミ(正力)やもんな。

本気で日本を逃げ出す人、これから多くなるかも・・

痛い新潮

2011-11-19 13:50:33 | マスコミ
阪急の中吊り広告をよく見る。
結構好きなんは「LEON」の広告
例のジローラモさんに、チョイワルおやじの
格好させてるアレだ。
「チョイワルおやじは○○が決め手」みたいな。
ほんまにそんな奴、居るんかいなと思ったりしますが
居るんよこれが。
今年も今週、御堂筋線で今シーズン初の「中尾彬巻き」
オヤジ見たし(笑)。

そんな中吊り広告で見た、週刊新潮の橋下徹に関する
見出し。
父親が暴力団とか、地区に住んでたとか
本人の政策と何ら関係ない内容で何を言いたいのか。

本来、マスコミは差別を糾弾する役割ではないのか。
私は橋下徹を好きでも嫌いでも無いし、大阪市長選の
投票権も持っては無いが最早新潮、地に堕ちた。

以前、総裁になる前の麻生が野中務に「出身者が・・・」
と口を滑らせて野中さんに激怒されたことがある。
そんな人の痛みを知らない、オタクのボンボンが首相になった時
自民党も人材の無さがここまで来たかと思ったら
次回選挙で自民陥落してしまった。

ネガティブキャンペーンも大概にせえよ
勝ち誇ったような中吊り広告を見て
品の無さを痛感した。
どうせ叩くならナベツネを叩いてみたら?
全て無くす覚悟でやってる清武さんの方が
愚と言われようがよっぽどジャーナリストやで。

口でどれだけ奇麗事を言っても、こいつらの根底には
差別意識が根付いてる。
差別を無くすことというより、物事の正悪ぐらいは
認識しろ、お前らが記事にしていることは
悪じゃ。

公安

2011-01-28 17:37:03 | マスコミ
戦前、思想犯を弾圧した特高については
拷問死した作家等から、おどろおどろしいイメージは
抱いていた、言論や思想の自由が解放されてから
たった60数年しか経ってないのである。

戦後はそれまでの教えを排除し、アメリカからの教育
(アメリカのホームドラマ、文化、食品etc)
によって生活、食文化は劇的な変化を遂げてきた。
最早、言論思想を弾圧されることは無くなった。
しかし、監視は今尚続いている。

学生時代、ある議員の事務所に出入り仕事してた私に
某県の公安課のおっさんが近づいてきた。
「今回、君の大学でやる運動のチラシが欲しい」
当時はまだゲラ刷りの稚拙なモノやったけど
「え?そんなんいくらでも持って来ますよ」
考えは分かってたが、それで学生の活動を抑止できるはずもなく
また、それを公安が重要証拠にして潰すわけでもない。

持って行けば、晩は鍋やら寿司やら酒の接待で
私は「公安に魂を売った」のである。
要は公安のおっさんも経費が余って使うのが
大変やったんか?と思う(使わないと翌年度から削減の対象になる。)
税金、絶対つかわんでもええとこに投入してると思うよ(笑)
貧乏学生に食わす金あったら、他に使い道あるだろうに。

この本は、1970年代の赤軍派を中心とした過激派に対する
情報戦に始まり、オウム事件まで書かれている。
(中ピ連はどうなったんやろう?)
70年代の学生運動から派生した過激派は、国家権力に対する
反発ではあるが殺人事件(テロ、リンチ)を繰り返したことによって
社会からオミットされた。

そのこと自体は否定するべきだろう、が
運動全体が脆弱化し、暴れる学生や労働者が居ない
現代に於いては公安も暇で接待費、余してるんじゃないかな(笑)。
そんなこたぁないか、また純粋な人間を指導洗脳するような
不穏な団体がないか、公安は今日も目光らせて・・・酒を飲んでるのか?



逆面接

2011-01-18 13:51:31 | マスコミ
就職難と言いますが、中小或いはベンチャー企業等は
まだまだ人の欲しい会社も多いでしょう。

ところが、ブラック企業パワハラ企業という
厄介な会社もございます。
ネット求人案内でも、変に社員の笑顔を強調する会社
企業イメージのみ語る会社などなど
胡散臭い(失礼)会社も多いですが、
胡散臭いと思われて実はハートのある会社
アピールする場所を欲してる会社
出番が欲しくありませんか?

というわけで、人材を求めている全国の企業お店
大小問わずに社長、店長、人事担当者さん
あなたの会社を語ってください
いいことばかり言ってもらっても困ります
問題点と対策も盛り込んで
逆面接いたします。

人材も来て、会社のイメージアップも増大
(失敗したらイメージダウンですが)
出来ればアクの強い経営者なんか出たら
面白いですね、たまには何でこんなん出てくるねんという
ブラックおやじが出てきたらキャラ立ちますし。

出場したらネットで荒らされる?
そんな心配してる企業はハナから出てこない。
絶対人材が欲しくて、でも恵まれない
そんな全国のええ会社、自営業者、組織に出てもらいます。

会社履歴書→選考→採用→TVで逆面接
本気で質問して、本気で答えていただきます。
ガチです。
面接官には労働法に強い弁護士や大学教授
企業OBにやってもらいましょう
芸能人は入れません、まあ司会くらいでしょう。

一回で5社くらい一斉にやっても良いでしょう。
選ぶのは、就活中の視聴者、あなたです。
デジタルだから、クリックしたら
「他の同業種求人サイト」も見れるようにして。

新卒、中途、地方、農業工業商社マグロ漁師何でもOK
就活の人たちのこだわり(きれいな仕事、都市圏へのこだわり等等)
が、あなた(求人会社)の職場のアピール、魅力、
その職場、土地の良いところや人間力で消されれば
いいですね。

・・・私がTV製作者やったらそんな番組作ってみたい。
また、そんな番組など作らなくて良い社会になって欲しい。

選ばれし者

2010-12-02 17:10:58 | マスコミ
祇園・南座のまねき
昨日からいよいよ師走だ、これ見ると実感。

田原成貴元騎手に実刑が下された。
現役時の華やかさを思うと、あまりに寂しい。
昔から奇行はマスコミを通じて知ってはいたが
こういう形というのは、ある種素人には分からない
レベルの人間が抱えるストレスなのか。

時期を同じくして、海老蔵がボコられた事件もまた
実質は海老蔵自体が招いた事故やろう。
梨園育ちでおんば日傘、上げ膳据え膳で育った
おぼっちゃまが夜な夜な、上から目線で飲み歩いていれば
いつかヤラれることぐらいは容易に想像がつく。

いずれの事件も普通から見ると破滅型で
「アホやなぁ」で終わる話である。
普通の生活してるとまず巻き込まれない話だが・・・

素人は世間体を気にし、クスリには手をつけない。
素人は自慢出来るものが少ないので、威張らない。

天才や稀有な逸材などと呼ばれる人は
なんでそんなところで、ということに嵌る。
それが芸の肥しとは使い古した言葉だが
春団次、枝雀、勘美、横山やすし
みな同系列だ。

その道の極みに居る人の心情は、よく判らないが
100の部分と0の部分
素人はどちらもそこそこ

そう考えると、立ち飲みで飲んで
ウチ帰って家族の相手してる凡庸な日々が
実は得難いものかもしれない。

武器なき制圧

2010-11-13 13:53:39 | マスコミ
今回のYou Tube流出の件。

政府が躊躇した中、誰でも見ることの出来る
ネットによって脇の甘さを露呈。
皆が大騒ぎする情報が、ネットカフェから
発信できるのである、隣でオナニー
してる奴が居るかも知れんような場所から
世界中に発信できるのは、最早新聞社や
放送局を押さえ込む軍部でなくても
致命的な情報を持っているのなら、1人でも誰でも
「制圧」出来るのである。

世の中、便利になればなるほど
自らの首を絞めている気がしてならない。
信じるのは、自分自身の判断力であって
情報ひとつで右往左往していては
とんでもないことになりそうだ。

例の保安官は、「あんたらマスコミが騒ぐから
家に帰らず、ここで泊まるはめになってる」
と言ってるらしいが、そりゃあ・・・そうでしょう。
ネットカフェから流した張本人らしい
軽い言葉だ。

この1件のおかげで、大阪の検察問題が
報道されなくなっている、一つの事件で
目を違う方向に向けさせて前の問題は
だんだんぼやけてくる。
「人の噂も75日」とはよく言うたもので
次、大事件が起こればまたこの件も
ボケていくのだろう。

言われ続けてるのは、景気と就職率の悪さ
これだけはずっと変わっていない、ボケてない。
何とかして~


スポーツニッポン(大阪)

2010-11-01 17:54:08 | マスコミ


今朝のスポニチ見てカルロス・ゴーンかと思ったら
阪神スカウトになった平塚!!梅さん年とったらゴーンやん。

私は昔からスポーツ紙はスポニチである。
たまにエロが見たいときはサンスポだが、
関西臭は断然スポニチである。

ここの新聞は何か、めっちゃ阪神ファンが作ってる
雰囲気がもうもうと漂うのである。
その点で言えばデイリーがバリバリのはずだが
スポニチはもう、ヒイキの引き倒しが凄いのだ。

今回、真弓阪神がV逸の時なぞ「何故優勝できなかったか」
虎バン記者の座談会やってたがもうどうでもいいことでも
鋭く突っ込む。「CSで巨人に負けて最後にファンへ挨拶
せんかった、西武はやっとった!!」
どうでもいいと思うけどなぁ、疲れて忘れてたんやないの?
しかし、こういうツッコミこそが阪神ファンなのである。

打者が打つまでは「頼んまっせーーー!」三振で帰ってくると
「死ねコラーーー!!」
<対象:ほぼ川藤>
分かりやすいのである。
さすがに最近はここまでの、けなしたりの野次はないが
そらぁひどかった。

応援ばかりでなく、アカンかった時の愛のムチがエグい
真の阪神ファンが書いてるスポニチは、
野村監督時代取材禁止の憂き目にもあってる。
でもまぁ、政治記者クラブの馴れ合い取材よりは気骨あるんやないかと(笑)。

次に競馬欄だが、昔は田原成貴が今は武豊が書いてるのは
前デスクが関西競馬に深く入っていたからだろう。
テンポイント事故の時は、スポニチは毎日体温を発表していて
それと同じ記事に遭遇したのは10年後の天皇陛下の
病状と日々の体温発表までなかった。
テンポイントは天皇より10年早かったのだ。
(例え悪くてすいません)
それでも最近ちょっと辛いのは、競馬記者多すぎ。
今朝の新聞見たら普通で13人、関東記者まで予想しとる。
そりゃこんだけおったら、誰か当たるやろう。
(それでも当たらん時あるケド)
もちょっと絞れないかな、といったところ。

それと、乗峯栄一の賭けG1スペシャル
「これでなんぼや」復活してほしいなぁ
井上オークスの枠くれよー言うたら
オークスのファンに叩かれるんやろし
オークスさん別嬪やし。

最後に競馬欄の隣や間にエロはやめて欲しい。
競馬欄とくっ付いてる時があるが
「ウォッカ鉄板」の隣に「濡れ濡れ昇天」とでも
書かれてたら、競馬場なら良いかも知れぬが
電車では読めないのである、また私は妙に潔癖なので
クシャクシャに新聞読みたくないから、読めん!

ま、なんにしてもスポニチをほめたりけなしたりするのも
阪神ファンの私やから、しゃーないですね。
ふふふ。

いちいち報道するな/中国死刑執行

2010-04-09 18:01:24 | マスコミ
この件をニュースにして国民に何と言わせたいのだろうか。
他国で収監されている日本人とその国の事情など、
比較&俯瞰的に取材しないと。
人権保護団体アムネスティから死刑者実数を
公表しない、と文句言われている中国を
擁護するつもりはさらさらないが、そんな国で
犯罪を犯すことについての問題を一切語られてない
どころか、識者に問いかけしてます。

要はマスコミ、質問に対して「これぐらいの犯罪で死刑にする!
日本人だからやるんやろう?あ、そーか、毒ギョーザで恥かかされたから
報復やな~仕返しやな~」
とでも言わせたいのか。
確かに中国の公安は暗いイメージが強い。
リチャード・ギアが冤罪を着せられた映画「北京の2人
のように、日本だけではなく西欧諸国でもそう見られてる
きらいはある。
(リチャード・ギアはこの映画のせいでもないが、
チベット支援、中国批判をしている)
だからといって今回の件を中国だからやりおった!
という風に報道するのは早計や。

よしんば、百歩譲ってしっかり議論するなら
2~3年前に判決出ていたのが、何故今集中して執行するのか
ということと、冤罪の可能性が無かったかの確認しかないだろう。
それについての明確な答えは、欲しいところである。

海外でのトラブルについて、日本という国は非常にナーバスになるが
それは、周りが海で陸地のボーダーがないので昔から
安全に守られてきた緊張のなさからである。

海外旅行へ行くと、日本人ばっかりぼったくられるとか
よく言われるが、他国の人間もぼったくられるし
死ぬこともあるしで、いちいち日本人やからという
報道はやめてほしい、パスポートを持てば必ず安全を
保障できるというモノではない、危ないことしたり
危ない場所行ったら死ぬ確率は日本より多いですよ、
と外務省がレベル5を警告しても、そっちへ向かうのだから。
麻薬犯罪については尚更、海外厳しいのに。

20数年前、インド・カルカッタ(現コルカタ)~タイ・バンコクへ
トランジットした時、タイの入国検査が厳しかった。
インドではハッシッシ等が簡単に入手出来るためと、
世界でも麻薬に厳しいタイ入国(ゴールデン・トライアングルを
持ってらっしゃる)とが重なったのだ。

ダウンジャケットも半分裂かれて中まで調べられた
当時タイでは麻薬所持は即刻死刑という噂があったので
結構緊張しました、検査官が日本円の一万円を見て
にっこりタイの微笑で「プレゼント・フォー・ミー!」
言うた時にはズッコケましたが。

他所の国でも納得できないのと、当然であると判断する
見極めは必要だ、何でもハイハイ言うて馬鹿にされるのも
嫌やしね。認める部分と毅然とする部分をはっきりと。

平和活動の人や、協力隊の人で有事に巻き込まれるのは
気の毒には思うが、彼らも覚悟があるはず。
そういう時には国もマスコミも、堂々抗議すべきだが
今回のような報道は、何が何でも中国嫌いを
増やしかねない。ネットで抗日を煽った中国人と変わらへんで?



やましき沈黙

2009-08-17 13:07:08 | マスコミ
盆になるといつも戦争特集・ドラマ・ドキュメントが
放送される。そこにはお涙頂戴も理不尽さへの憤りを
起こさせるものもあるが、今回NHKがやった「海軍反省会」
はなんか不気味な特集だった。

戦争、海軍というキーワードだけではなく
組織の脆弱さを思うと、興味深く見れたのだ。

戦後、生き残った海軍幹部たちが「反省会」と称して
毎年反省会を行っていたのである、今ではその当事者も
物故者となり、残ってるのも録音テープだけ。

特攻隊の話になって、「誰が指示したのか」の部分で
はっきりした人物は出てこず、皆反対の気持ちは持っていたものの
言えなかった。

これをある人物が「やましき沈黙だった」と例えていた。
巨大な海軍ですら、そうである。
これは現代社会にも通ずるのではないか、会社内での実権を握ってるものへ
相対するとき、その周囲の人間たちは「やましき沈黙」に
陥ってないか?もしそうであれば、崩壊への序章かもしれない。
歴史は教材であり、繰り返しもする。

それでも裸の王様を「はだかやんけ」と言うことの出来る組織は
自由であるかも知れないが、無秩序になる恐れもある。
(戦後すぐの日本が荒廃し、大人の威厳が失われた時のように)

左右に囚われない思考は、ややもすると日和見的に思われるが
一つの事に邁進するということをええことに、間違った方向へ
行ったとき、公正にNOと言えるバランスと聞く耳は大事なことである。

これでメシ食えるなら黙っとこ、も処世術だろうが
迷惑を受ける(特攻隊員)人間が出たら話は別だ。
反省会は、本当の本音が出ぬまま、全員鬼籍となった。
(生きてる間は表に出すな!と言われていたらしい)

墓場まで持っていくくらいの、やましき沈黙は
誰に対して貫いたことなのか・・・・・・
そう、答えは、解かっているのだ。



言論統制

2009-04-16 17:09:57 | マスコミ
学生時代、大学に全学連(民青)の連中が関西から来て
ミーティング(といっても飲みながら)をしたことがある。
当時、私と友人Nは興味本位で遊びにいったのだが
(私は左右関係なく、いわゆるノンポリの典型)
ある政党の事務所手伝いをしていた関係から
「公安」と名乗るおっさんが近づいてきて
「今回のミーティングのチラシ、欲しいなぁ」
と言うので、そんなんチラシくらいならなんぼでも、と
安請け合いしてあげたら、フグをたらふくおごってもらった。
当時は「公安に魂を売った」とバッシングを食らってしまいましたが(笑)
こんな社会があるのかと勉強にもなった。

そのチラシに重大なことなどあるわけなく(ガリ版刷り)
この国は貧乏学生にフグ食わせてムダな金を使ってるなぁと、
公安を見て思ったが、いつも言動行動を見られてると思うと、戦前と変わらん。
強制力の強弱が違うだけで。

最近、北野誠が干された話が多く
取りざたされている、一部関係者の逆鱗に
触れたようだ。今回のケースはいままで過激な言動やったのに、
今回は触れられたくない琴線に
触れたことでなおヒートアップしたようで。

北野誠も、やばい話を売りに支えられてきたのに
触れられたくない琴線の線引きはどこからか。

マスを受け取る側の判断で十分やないのか、と思う。
「そんなん、言わんでも知ってる知ってる」
そんなレベルやけどなぁ、触れてしまったんやろねぇ。


いまもなお、「公然の秘密」というものがあるし実は
それを調査監視しているこの国も企業、団体も、なかなか表に出ないだけで
したたかなものやと思う、平和ボケしたふりして。
表(マスメディア)で食ってる人間がびびって通りいっぺんの
情報しか流さないから、もうニュース見るのもどうでもよくなってきた。


今もフグ食ってる学生はいるのだろうか・・・